先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

AIで気象予報

2018年02月05日 02時00分46秒 | 日記

 

みなさんは天気予報をどんな時にチェックしているのだろうか? 週末の旅行計画のため、翌日の服装を考えるため、多くの場合はごく個人的な事情かもしれない。しかし企業や政府にとって、気象予報の適中率(予報精度)の向上は国家事業や経済活動にかかわるだけに、大きな関心事だ。

例えば、気象予報がより正確になれば、農家は栽培と収穫の計画を立てやすくなるし、航空会社は飛行機を最大限に使用することが可能となる。また、2017年にアメリカで発生した大型ハリケーンのような数百万人規模の被害者を出す自然災害に対しても、政府や企業はより早急に対策をとることができるようになるはずだ。

気象予測が正確になれば、災害対応や、農業の栽培や刈入の計画など、人間の生活に多くの便宜をもたらす。

そこで今、予報の精度を上げるために、膨大な情報を瞬時に解析できるAIによる気象予報の試みが各国で進んでいる。。

宇宙空間には雲のパターン、風、気温などの豊富なデータを提供する気象予測用の天文衛星が1000以上あり、地球上には数十万の政府機関や私的な気象観測所が存在し、常にリアルタイムのデータを収集している。今後は車やソーラーパネル、携帯電話、信号機、空調システムなどもまた、予報を改善するための情報源として利用されつつある。

こうした情報をAIによってできるだけ多く、早く解析できるようになることで、気象予報の精度も格段に上がる。


現在、気象予報に対するAIの導入について、先端を行っているのがIBMだといわれ、2016年、weather.com、Weather Underground、The Weather Company(以下、TWC)、WSIといった気象関係の企業を次々と買収し、新しい気象予測モデル「Deep Thunder」を、人工知能AI「IBM Watson」に気象データを学習させることで、機械学習によって天気を当てようという新しい気象予測モデルを作成している。

自然減少の発見では、AIを用いて新しい惑星とか新しい恒星・銀河・ブラックホールが発見されているが、地震予知でも当然実験が行われているだろう。

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AIが格も早く、人間の生活に適用されるとは思わなかった。