先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

GEが再び1兆円以上の赤字を計上!

2018年01月25日 23時22分19秒 | 日記

 

 日経の報道に依るとGEが2018年四半期での1兆円を超える赤字をだし、2015年1~3月期に金融事業縮小に伴う費用を計上して以来。電力の落ち込みが激しい。当面、厳しい市場の状況が続くいる。

 電力関連の事業と金融(保険)事業で赤字を出している。

電力事業では10~12月期の売上高は5%減の314億200万ドル。ガスタービンなど火力発電関連の機器販売の低迷が続き、電力部門の受注も前年同期比で25%減と落ち込みが厳しい。成長分野の再生エネルギーも競争激化で受注は2%減と振るわない。

金融では 1月16日に発表した保険事業見直しによる62億ドルの特別費用計上も響き、税引き前損益(継続事業ベース)は126億300万ドルの大幅な赤字(前年同期は28億9300万ドルの黒字)に転落した。

一方、航空機エンジンや医療機器部門は拡大傾向が続き、売上高営業利益率は20%台と高い収益力を確保している。不振が続いていたオイル&ガス部門も原油価格の回復基調を受け、受注が73%増と急拡大した。

結局、GEのコングリマット経営が効率的でなくなっており、航空機エンジンなど中核事業の分離が検討されているという。

日本のコングリマット経営企業、三菱重工業、東芝なども苦労していることをみると、いまや、あらゆる分野でのトップということはあり得なくなって、特定分野でのオンリーワンを目指すのが現代の企業の在り方だろう。

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トヨタのモビリティサービス専用EV「e-Palette コンセプト」、EVの応用の進化!

2018年01月25日 22時48分18秒 | 日記

 

東洋経済が、2018年1月8日より11日にかけて、アメリカのラスベガスにおいて家電展示会であるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)でデモンストレーションされた、トヨタのモビリティサービス専用EV「e-Palette コンセプト」を激賛していた。CESは家電展示会とはいえ、自動車関連の展示も多く、トヨタをはじめ多くの自動車メーカーやメガサプライヤーが参加。電動化技術やコネクテッド、自動運転技術など、最先端のエレクトロニクス技術を紹介している。

 そのCESで、トヨタは豊田章男社長が次世代の「e-Palette コンセプト」を紹介。それは自動運転のEVで、デリバリーやライドシェア、移動店舗、移動宿泊所など、幅広い用途に利用可能となる事をデモ。

 印象的なことは強力なパートナーを揃えたこと。アマゾンにピザハット、Uberに滴滴出行(Didi Chuxing)、など。アマゾンとピザハットはデリバリーを必要とする企業であるし、Uberはライドシェア。滴滴出行も中国のライドシェアの会社だ。つまり、夢物語ではなく、実際に「e-Palette」を利用するパートナーも決まっているのだ。

ドイツは依然、EVの自動運転をデモするのみであるが、EVの自動運転は、実用段階まで来ていて、もはや何とセールスポイントはなく、従来のレシプロエンジン車に比べ高く、普及を促進する事が決め手であろうという。トヨタのモビリティサービス専用EV「e-Palette 」は、EVの自動運転で何ができるかということを示している点で、ドイツ勢の先をゆくものであろうと説く。

日本はEVで、ドイツ勢など世界から遅れつつあるかと思われたが、ちゃっかり世界性先端に行っているということだろう。

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