先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

AR/VR/MRによりエンドユーザー・コンピュータは一変する!

2018年01月09日 10時49分27秒 | 日記

最近、ARとかVRあるいはMRという言葉と技術が言われるようになったが、これらにより、エンドユーザーコンピュータの世界が変わるのではないかと思う。

まず、「AR(Augmented Reality/オーグメンテッド・リアリティ)」。頻繁に見る事例としては「現実の上にデジタルな情報を表示する」もので、『ポケモンGO』がこのARに該当する。ARを使用するデバイスとして、最も一般的に普及しているものはスマートフォンで、他にもメガネ型のARデバイス(ARグラス)や、マイクロソフトのHoloLens(ホロレンズ)のようなARHMDが存在します。

次に、VRは「仮想現実」あるいは「人工現実」や「実質的な現実」を表現するもので、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着して、宇宙旅行をしてたとえば地球の姿あるいは月面を見たりすることが実現できている。

「MR(Mixed Reality)」は。VRやARより広範囲を包含するもので、「現実世界とバーチャル世界を融合する」というもの。マイクロソフトがMR技術を先行させている。「HoloLens(ホロレンズ)」を含み、「Windows Mixed Reality」と呼称しています。Windows Mixed Realityには、現実にCGを投影するHoloLensのようなデバイスもあれば、バーチャルな世界を体験するVRヘッドマウントディスプレイ型のデバイスも含まれます。

 

これらの技術により、スマホの世界は、たとえば、映像は眼鏡にホログラムで表示され、眼鏡としての視野は妨げられないものが出てくるのでは? 

映像は出ないが、音声だけのものはすでにスマートイアホンという名前で出ていて、Xperia Earは、一見すると片耳タイプの一般的なBluetoothヘッドセットのような製品だが、専用アプリと組み合わせることでスマホのさまざまな機能をサポートする。例えばメッセージの送受信やスケジュールの確認、ニュースのチェック、情報検索などを音声でできるようになる。

 

 

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アメリカ本土での核実験で死者51万人!

2018年01月09日 09時40分46秒 | 日記

 

毎日新聞によると、米軍が戦後、米本土で実施した核実験の放射性降下物により、従来の分析より34万~46万人も多い人が健康被害で死亡していたと、このほどアリゾナ大学のキース・メイヤー氏(環境経済学)が分析結果を発表した。汚染された牧草を食べた牛の乳などの乳製品を摂取した人や、地域を中西部から北東部にも調査範囲を広げたことで、従来の推定結果より被害者数が7~9倍多くなった。

 これまでの調査では実験に参加した兵士や周辺住民など約5万人が健康被害を受けたとして、米政府から20億ドルの賠償金を受け取っている。メイヤー氏は、1986年に旧ソ連のチェルノブイリで起きた原発事故の約150倍に当たる放射性降下物が風により運ばれ全米に降り注いだと指摘、乳製品などの摂取により米全土に健康被害が広がったとしている。

 米国は45年7月に西部ニューメキシコ州で初の核実験を大気圏内で実施した。その後はビキニ環礁など南太平洋のマーシャル諸島で核実験を続けた。しかし、ソ連が49年に初めて核実験をしたことにショックを受け、実験回数を加速するため63年まで西部ネバダ州などで大気圏内核実験を実施した。63年に部分的核実験禁止条約が発効するまで大気圏内核実験は約100回実施された。

ネバダ州やニューメキシコ州の核実験場の詳細は分からないが、サンフランシスコやロスアンジェルスに意外に近い。むしろ放射性物質は偏西風に乗って西に広がるから、核酸は広範囲にアメリカ全土に及ぶ。

半世紀前のこととはいっても、地図の下の表のように放射性物質の半減期は長く、アメリカは広域にわたり汚染されているということ。

 

核種名核種名
(元素記号)
物理的半減期崩壊定数物理的に
10分の1に
なる期間
生物学的半減期体内から9割が
排出される期間
(崩壊は考慮しない)
有効半減期