platea/プラテア

『ゲキxシネ五右衛門ロック』『The Musical AIDA』など、ミュージカルの話題作に出演の青山航士さんについて。

’05年度第1回、最高でした

2005-04-11 | うたっておどろんぱ!
明日は「うたっておどろんぱ」今年度第一回。今日は桜も満開となりましたし、ひとり前夜祭です。昨年度、「ウエストサイドストーリー」で満たされた直後に見た「YMOP!」、すごく楽しくてTVらしい魅力がいっぱいでした。最初におどろんぱを見たとき、出演者の頭とセットの高さが同じぐらいで顔の辺りに色と線がいっぱい、なのに上部はがらんと寒そうな水色(ウチのTVの色が悪い?)だったのが妙に印象的だったのですが、「YMOP!」のセット位に大胆に大きく見せてくれるほうが好きです。

 以前ファンサイトで被り物の話がでたとき、英ロイヤルバレエ団の「ピーターラビットと仲間たち」は是非!とひとり騒いでいた事があります。ダンスは勿論、被り物自体もセットも本当に素晴らしく、世界最高レベルといわれているロイヤルの美術スタッフの遊び心が素敵です。ネズミ達のダンスシーンでは、巨大な扉を使った高さのあるセットで(これは合成ではないそうです)、いい大人だってファンタジーの中に引き込まれてしまいます。今回のWSSもビルの壁、バルコニーなどかなり高かったのですが、それで人物が小さく見えるというわけではなく、スカラ座、パリオペラ座の舞台美術家も語っているように、そのほうが却ってのびのびとした印象を受けるように思います。

 で、昨年度の「おどろんぱ」は、噂に聞く低予算を感じさせない、高さが感じられるセットが多くて、嬉しかったです。また最終回も、あんなに奥行きを感じさせる映像ははじめて(のような気が)、とても楽しく新鮮でした。番組HPによると紙で作ることも多いそうですが、紙と木で家だって作る驚異の日本文化圏の番組として、今年度も魅力ある画面を見せてほしいと思います。年度末近くなると急激にダンスが上達する傾向のあるおどる君も、今年あたり、ぜひロイヤルのダンサーに挑戦状を突きつけてもらいたいものです。