platea/プラテア

『ゲキxシネ五右衛門ロック』『The Musical AIDA』など、ミュージカルの話題作に出演の青山航士さんについて。

トミーとアシッド・クイーン

2007-02-12 | TOMMY
 『Tommy』公式ブログでアシッド・クイーン、ソムン・タクさんの歌声が話題になっていました。
 治療?のためにトミーは彼女のところに連れて行かれるのですが、映画版では青年トミー、BW版では少年時代のエピソードになっています。最初ピート・タウンゼントはこの"The Acid Queen"を自分の声のために書いたのだそうですが、この曲を書いたことで、自分が攻撃的・自己破壊的でない女声のための曲も将来書けるようになる気がしたと語っています。張りのある中川晃教さんの声の向こうを張って、かなりパワフルな女声のようで、この作品がロック「オペラ」であることをまざまざと感じさせてくれる場面になりそうですね。
 
 BW版でこの役The Gypsyを演じたのはCheryl Freeman。彼女はこのキャラクターを、麻薬を買うための資金稼ぎが目的の娼婦だけれど、トミーが子どもだということは分っていて、どんな女性にも備わっている、育てる性を感じさせるところが人間的、と解釈したそうです。日本版のソムン・タクさんはクールな美貌の持ち主ですね、どんなアシッド・クイーンになるのでしょう。お土産に食事になるものを持ってきておられる辺り「母性」も感じますが・・・
 ドラッグに溺れる実際の彼女を目の当たりにした父親はトミーを連れて帰ります。BW版少年トミー最後のエピソードで、次は1958年、いよいよピンボール!の場面です。

 追記: 昨日でこのブログも2周年を迎えました。愛想のないページなのにお付き合いいただいて、本当に有難うございます 突然ファンモード爆発で申し訳ありませんが、青山航士さんのダンスのカッコよさは保証いたします。原曲ファンの方も是非おたのしみに~