森永 小枝 CM 小山田圭吾
自分が可笑しくて仕方がないという表現を再び使ったので、昔書いたYMOと小山田氏についての日記のことを思い出す。。
そして、数珠繋ぎ状にストップひばりくん的に小山田氏が高原の少女を演じたこのCMのことも思い出す。。。
子宮を切っちゃったら、モノホンのアンドロギュヌス(両性具有)になれるのではないかと少し期待。。。←いまだに厨二病治らず
アンドロギュヌスの神話 | |
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平凡社 |
ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション1 | |
江口 寿史 | |
小学館クリエイティブ |
今日、心の底からしみじみと湧いて来た音楽・・・・・
“あること”に関して“あまりにも長い間想い過ぎて”達観してきてしまった。。。
今は、ひたすら、しみじみ好き
この幸せな気持ちのまま、消えてしまいたいなぁ とも思う.....
・・・ところで、ブー・ラドリーズの(私の長らくの愛聴盤の... 最初にハマり込んで聴いてたのはこれまた22歳の頃...)Giant Stepsのジャケ、昔から山高帽をかぶった美空ひばりに観えてしかたがない。。。(これもまたトリックアイズ??)
以前、I Wish I Was Skinny、歌詞も歌詞カードから一字一字、トレースして(写経のように...)アップしたのも想い出します・・・
Giant Steps | |
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Sony |
状況情況... といえば、昔(23歳頃...)、吉本隆明氏のこんな本も買ったのだけど、(頭を鍛えたくて。。。)“読んだ”ものの、“読めて”なかったと思う。。。(背伸びだったので...) その時読んだはずのものって、脳のどこに行くのかね... 海馬という名の馬に乗ってどこかに行っちゃうのかねー
情況としての画像―高度資本主義下のテレビ (河出文庫―文芸コレクション) | |
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河出書房新社 |
私は河出文庫版で持ってたけど、
情況としての画像―高度資本主義下の「テレビ」 | |
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河出書房新社 |
こっちの装丁の方が好き・・・(色とか...) んで、中身は。。?? 昭和天皇の死、天安門事件、美空ひばり――昭和から平成へ時代が大きく変わる中、歴史と情況をテレビの画像を通じて解読し、社会主義国家権力と超資本主義という新たな時代の問いに応える。(河出書房 HPデータより...) だそうです..... でも、タイトルの付け方とかは影響受けた部分ある...
〈ひとつ前の日記の余談...〉ちなみに、手塚治虫の火の鳥も次兄の本棚から借りて読破 あと、細野不二彦のさすがの猿飛と鳥山明のドラゴンボールも読破。。。 あと、風の谷のナウシカが連載されてた頃のアニメージュ 大友克洋の童夢 あとベースマガジン...
長兄の部屋では、高橋留美子のうる星やつら全巻読破 萩尾望都は「ルル、これを読むといいよ」と何故か直接手渡される(←の割には内容よく覚えてない。。。) 佐々木淳子のダークグリーン 川原由美子の前略ミルクハウス 江口寿史のストップひばりくん ホットドックプレス。。。 ロッキンF ギターマガジン 安部公房の「壁」はもらってしまうほどハマる。。
....&、今、私がシニカルヒステリーアワーからはじまって玖保キリコにハマってたとき、(当時2人の兄ちゃん些細な理由から冷戦状態だった...下の兄ちゃんが大学に無事に入って仲直りするまで二年余...)両兄から“いまどきのこども”の同じ巻を同時にプレゼントしてもらって困ったことがあったのを思い出した~~←そんな感じでたびたび気ィ使ってやつれた。。 (でもそういう時を経て、今めちゃくちゃ〈私を差し置いて。。〉再び仲いいよ!!! 気&神経使って損した~~)
(話が逸れたけど。。)ちなみに母の本棚からは、向田邦子本や作家の家族たちが書いた「回想の太宰治」や「父 萩原朔太郎」 &歴史読本(特に幕末にハマる...)
父の本棚からは、薬学事典、魚の名前の図鑑 ことわざ&格言辞典 中日ドラゴンズ選手名鑑 とか拝借してよみました~~~
そんな感じで、(家族を含め..)ひとの本棚って見るの大好きで下手したら居着いちゃう(そこで本読んじゃう。。)わたしでした。。。 ・・・そういえば小学生の頃夏休みに静岡の東伊豆の両親の田舎に帰った時は、いとこの双子のおねーちゃんたちの部屋ではいからさんが通る全巻読破したな。。。
イギリスのスカバンドThe Trojansによる美空ひばりのリンゴ追分のカヴァー曲“Ringo”
The Trojans - Ringo 1987
勘違い解釈でもなんでも、その中にリスペクトと愛情が感じられれば、とても嬉しいもの・・・(私はそうです。。。)
師匠(実は面と向かってそんな風に呼んだことなかったけど。。。 実は多くは名字のYさんって呼んでたよ...)の“紀美ちゃん”は「トロージャンズっていうとなんでこればっかかけるのかねー」ってパンク少女らしく日本のテレビのワンパターンな姿勢をdisってましたが。。。
いわずもがなですが、フロントマンのギャズ君はジョン・メイオールの息子・・・・・
Trojan Warriors | |
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Moon Ska Records |
あいかわらずコメントのお返しが出来なくてごめんなさい。
ぐずぐずのろのろで、気持ちが座礁してしまってる間はどうしてもお返事ができないのです。
でも、Yoracha!さま、evergreenさま、私がこの先、生き続けるとしたら、お二方のような女性になっていたいです。感性豊かで、世界、文化、人間に対して、少女のようなときめきを持っているお二方・・・。憧れです。
今日は、私が影響を受けた少女漫画のお話をしようと思います。
私が一番好きな少女漫画家は大島弓子さんという方です。
彼女のことは、18歳の時、とあるバンドの打ち上げで出会った23歳のシャイな素敵なお姉様から教わりました。その時の私は、少年誌に連載していた、江口寿史氏の「ストップ!ひばりくん」のひばりくん(美形なオカマキャラ)になりたいと憧れる、少女趣味を否定し、中性願望のある、絶対スカートははかない(いわゆるホットパンツかベルボトム姿で60年代サイケ少女orパンク少女を気取ってました。)今みたいに気も弱くない勢いのある男気溢れる少女でした。
最初に思っていた大島弓子さんのイメージは、“チビ猫”という名の、擬人化された子猫が主人公の作品「綿の国星」のほわほわのメルヘンの少女趣味な世界でした。
確かに、大島弓子さんの初期作品(1968年「ポーラの涙」でデビュー)は、そうした一面も持っているのですが、80年代に入ってからの彼女の作品は、昔から時々顔を見せていた彼女のブラックでビターでシニカルなセンスが色濃く頭角を現してきました。昔からの少女漫画の定型だった、過剰な装飾、とにかくありえないくらいの登場人物の瞳の大きさ、そういったものがなくなり、登場人物も、背景も、何もかも、無味乾燥に思えるくらいシンプルです。それだからこそ後期の彼女の描いていた、人間の心の残酷さ、美しさが読むものの心にぐさりとめりこんでくるのです。
私が今回取り上げたいのは、大島弓子さんの1985年の作品「ダリアの帯」です。
この作品は、ある本で作家の吉本ばななさんが、敬愛していて、自作への影響も与えた存在であるという、大島弓子さんの作品の中でも特に一番好きな作品であると語ってました。
(私事をお話ししますと、1987年に「キッチン」でデビューした吉本ばななさんは、私にとって同時代、リアルタイムの作家だったと言えるのですが、元々、国内だと夏目漱石、芥川龍之介を始めとする、明治、大正、昭和初期の文豪。近代だとかろうじて安部公房氏が好きだった私は、つまり、現代とシンクロした気分になることをあえて拒否していたので、まったく読んでいませんでした。少し世の中への態度が軟化した時に、一作品程度読んだくらいです。その時期に夢中になって読んだのは、「スバラ式世界」「優しくって少しばか」「我輩は苦手である」などの作品を書いた原田宗典さんです^_^;原田さーん!!!早く元気になってくださーい!!!T_T優れたものなんか書かなくていいので、私は原田さんがご家族と幸せで心健やかに暮らしている情報が聞きたいのです・・・!!!話は戻って、吉本ばななさんの良さは私は解らない〈知らない〉のですが、世界的にも、多世代に渡って支持されている吉本ばななさんも「ダリアの帯」は好きな作品だというのがとても感慨深かったのです。大島弓子さんもいろいろな人〈世代〉に知られるようになってほしい・・・。)
また話が脱線してしまいましたが、「ダリアの帯」は、(ベタないい方をしてしまいますが)夫と妻の究極的な愛の物語です。子供を自分の不注意で流産し、狂気にとらわれてしまった妻の姿に直面した時に、夫は何を考えるか、どういう試みをするか。奇行を繰り返す妻と、それでも会社に通い日常生活を送らなければならない現実。
この物語を読んで、今思い返して、私は、愛とは、「覚悟するものなのだ」と思いました。
夫は、いわゆる現実生活=一般的な日常生活、親族、社会的なていさい。すべてを捨てて、妻と共に生きることを選びました。
精神病院から妻を連れ出し逃げる時の、
「どちらが患者(狂気にとらわれている)なのかはわからない」
「ふたりとも患者なのかもしれない」
とのセリフは本当に名言だと思います。
読み返して、涙が出てしまいました・・・。
ラストはお話ししません。是非、みなさん、読んでみて下さい。
ダリアの帯 (白泉社文庫) | |
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白泉社 |
大島弓子が選んだ大島弓子選集 5 ダリアの帯 (MFコミックス) | |
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メディアファクトリー |
この話は、フェアリーテイル(おとぎばなし)だとは思います。
でも、「人生はおとぎばなし」(J・アーヴィング「ホテル・ニューハンプシャー」より。小人症の少女で作家になったリリーの言った言葉。)なのだと思います。
それとも、「人生は祭りだ」(フェデリコ・フェリーニの言葉)なのかもしれません。
次は大島弓子さんの「ロングロングケーキ」について書きたいです。