PLANET LULU GALAXY!

ルルの日記

MJ&ビートルズ特集

2009-11-21 14:02:44 | 心象風景
昨日NHK総合のマイケル・ジャクソンの特集とビートルズの特集番組を観てて夜更かししてしまったよ~~

最初はりさちんの番組を逃さず観ようと携帯に目覚ましまでかけてたんだけど(目覚まし音はIt's a Sha~me~~)、途中で気付いてダンナさんと2人で見始めたら釘付けになってしまい、結局最後まで観てしまった。。。

来週はちゃんとりさちんTV観て美を磨きます~~

りちゃちゃんも
人生の途中でMJに魅了されてここまで来て、MJの崇高な意思を彼のためにもみんなで受け継ぎたい...とおっしゃってました。(そういえば、りさちんも、ピーターパンのようだって、言われてたなぁ...。)

様々なひとに余波が広がっていく・・・・


MJTVに夢中になってしまったからとは言え、りさTVを見逃してしまったのが哀しかったので、「はぁ~~やっぱりDVDレコーダー欲しいわ~~~」とダンナさんに漏らしたら、「そしたらますます外に出なくなりそうだね。。。」と言われてしまいました・・・

というわけで明日こそはダンナさんと一緒に「THIS IS IT」観に行って来まーす


その後、ダンナさんは今日のクライミングに備えて眠りについたんだけど、私はビートルズ特集を一人でヘッドホンあてて観てて、特に、サージェントペパーズ制作までに至る経過、そして、マジカル~ホワイトアルバム~イエローサブマリンのアニメ制作(←やっぱりディズニーアニメの影響が入ってるんだって☆)~アビーロードに至る道のりを“映像”“動く4人”入りで観て、手に汗握るほど興奮しました...

そして、PM3時半近く、レット・イット・ビー制作への経緯あたりで、なんか眠さやらでぐしゃぐしゃだったのもあったけど、(アクロスザユニバースを思い出したり...)なんだか、また家族のことを想って、泣いてしまったよ..(なんだろなー...最近いろいろなものがスイッチになってはそんな感じなんだよねー...

もう一つ、アイアムザウォルラスの歌詞をジョンが創った時に頭にあったのが、ルイス・キャロルや“エドワード・リア”のナンセンス詩だというのを聞き、人生の途中でそれを聞くたびなんだか独りでニヤリとしてます(ルイス・キャロルも当然大好きだけど、エドワード・リアはこの本「ナンセンス詩人の肖像」で知って好きになりました。日本ではあまり知られてないナンセンス詩人というイメージ


今朝は朝起てそうそう、同じくNHKの(昨日からチャンネルを合わせたままだったもんで...)、人工飼育で育てられたホッキョクグマちゃんと飼育員さんの“10年間のドキュメンタリー”を観てはまたボロボロ泣いてました。。。

最近いろんなものに対して感動したり、またもやメランコリーになってます。

(なんだか脈略のない日記になってしまいスミマセン。。。)

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ジェットコースター

2009-06-13 03:32:18 | 音楽
最近、夕方頃はNHK教育→12チャンネルの幼稚園・小学生コース

幼児退行化が加速していく...それが正しいことだと思ってる。

琴線に触れた、たむらぱん、

フィッツのCMでディラン効果(=気付いたら口ずさんでるビョーキ)

ピラメキーノのエンディングで惚れた





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憧れと理解

2008-11-13 19:22:03 | 事象への想い
12チャンネルかなんかでたまたま観てた剣士ものの??アニメでのセリフ...


『今まで騙してたんだな!?』


『お前らが私のことを理解していなかっただけだ。』


『◯◯は隊長のお前に憧れて副隊長になろうと精一杯の努力をしてたんだ...なんで殺した!!??』


『憧れは理解とは一番遠いところにある感情だ。』


みたいな一連のセリフを聞いて、ガーーン。。。
となった・・・。

ダンナさんにその話をしてて、

「今、憧れてる人いるからさぁ・・・。ジュリー・テイモアのことなんだけど...」

確かに演出に巻込まれて、歓喜とカタルシス(絶頂体験)を呼び起こされて、その魔法の種明かしなんか解ってない状態かも。。
理解する猶予を与えられずジュリーの技に殺められた・・みたいな(そして惚れた...

普通、たいてい、どの映画でも、~~っぽい、~~に影響受けたであろうとかある程度解るもんなんだけどね...
少なくとも映画を観ている間は、全くのオリジナルのように感じました。左脳が作用する間もなく、親しんだ(自分の細胞のようにすら感じる)音楽の数々、怒濤の展開、めくるめく映像美、感動の嵐...
日本に滞在してたことがある、とかパペットの勉強をしていた・・・ということは何となく彷彿させるけど...あと、30年代~40年代のレビューもののハリウッド映画かな...マジックバスの行き着いた先、サーカスのシーンとか..。あとブロードウェイミュージカル??←観に行きたい。。テーマは『ヘアー』(←めちゃ好き)や『いちご白書』に通ずるところがあるかな...(というのは観ている間も薄々...)

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3周年のビストロ・モンタナ

2008-10-04 23:35:12 | 家庭
結婚三周年記念で、三年前の記念日にも行った、街のビストロでお祝いをしてきました・・・

映画のはなし、お仕事の話、いろいろしました・・・

が、

エルガールのハンナ・モンタナ特集をダンナさんに見せていて、ダンナさんが言った言葉。。。

「なんだか垢抜けないね~~ やっぱ“モンタナ”(モンタナ州の??)って感じだよね。。 ディズニーチャンネルのアイドルだから仕方ないか~~」

ガーーーーン。。。

垢抜けてないなんて正直言って気付かなかったよ。。。
普通に可愛いじゃん...と。。。(可愛い=オシャレではなかったのか!??)
越えられない壁があるのか???(←?)


とか、少々酔っぱらいつつ書いてますが

ルル。元気に生きてまーす!!!

今日は久しぶりのoffでしたが、これまで紆余曲折いろいろありました。

書ききれないから書かないけど、20年後くらいに夢と答えが解る感じなのかなぁ??と思いつつ、日々生きてます・・・

また新たなキモチで明日から頑張ります☆☆

今日はとっても良い日だった~~っ!!!(ダンナさん、ありがとうございましゅ☆☆ &だいしゅき~~~★★

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Happy Happy Christmas!!!

2007-12-25 18:25:15 | 音楽
くっぞこさん、お久しぶりです~~

コメントをありがとうございます~~

今日は、クリスマスですね・・・

昨日のイヴは幻想的な満月が観えましたよ・・・
吉祥寺のイルミネーションの上に浮かぶ月をしばし見つめておりました・・・


さて、唐突ですが・・・

皆さまメリークリスマス☆☆☆

・・・ということで、ハッピー・クリスマスなYouTube動画を探してみました・・・

Snoopy vs. The Red Baron (Snoopy's Christmas)
スヌーピーのクリスマスマーチ飛行機乗りの魂が憑依した(?)スヌーピー=“フライングエース”が大活躍!!

スヌーピーのクリスマス
TVサントラ,モンティー・バドウィグ,ビンス・ガラルディ,コリン・バイリー
ビクターエンタテインメント

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Snoopy's Classiks on Toys: Christmas
Various Artists
Lightyear

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スヌーピーのクリスマスアルバムを2つペタリします~~

昨年のクリスマス記事に貼り付けたジュディのクリスマスソングが消えてしまってて、悲しかったのですが、探してみてまた見つけました~~

Judy Garland Sings Have Yourself A Merry Little Christmas
でもよく見たら兵隊さんにクリスマスプレゼントが届けられる映像が盛り込まれてた去年のものとは違いました・・・(また見つけたら貼り直しておきますね☆)でも、麗しいお姉さんジュディ&お歌に耳を傾けるマーガレット・オブライエンちゃんの姿を見るとやはり感動しますね・・・

若草の頃

ファーストトレーディング

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ジュディの“Have Yourself A Merry Little Christmas”はこの映画で歌われました・・・


あとは、リトル・マーメイドのDVDを借りた時に、特典映像としてついてた“KISS THE GARL”を見て一目惚れしたハイスクール・ミュージカル・ガールアシュレイ・ティスデイルの“ラスト・クリスマス”もありました~~

Last Christmas(Live at Rockefeller Center) - Ashley Tisdale


ディズニー・チャンネル・ホリデイ
オムニバス,ルーカス・グラビール,カイル・マッセイ,アリー&AJ,モニーク・コールマン,ドリュー・シーリー,マイリー・サイラス・アズ・ハンナ・モンタナ,ジョナス・ブラザーズ,ザ・チーター・ガールズ,アシュレイ・ティスデイル
エイベックス・トラックス

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アシュレイのラストクリスマスはこのアルバムに入ってるみたい

では、ルルは今からきりたんぽ鍋を作って来ますだ・・・(昨日は牛ほほの赤ワイン煮作りました☆)

(上のYouTube動画はLULUからのささやかなクリスマスプレゼントです・・・ポッ...←ドラクエ風)それでは皆さま良いクリスマスを~~


P.S.文中リンク等、後ほどさせていただきます~☆

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Re-Trick 8/30 D's Bar、9/2 新宿ストリートライブ報告

2007-09-04 18:40:39 | 音楽
8/30(木)前日(明けて当日)旅先でのお洗濯パニックで(コインランドリーが泊まった二つの宿とも何故か2つずつしか付いてなかった!!少なすぎ!!フロントともめちゃったよ~~...連日床に着くのがAM3:00以降でした...一方いつもダンナさんは高いびきで熟睡だったのだが、最終日は私がぶち切れてダンナさんが犠牲に。。)あんまり眠れないまま、AM8:00頃東京に帰る便に乗り込みました

初めて飛行機の窓側というものを体験しました(しかも非常口座席←SOSとか書きながら、けっこうわくわくしました~~ダンナさん高いびきの所、私ははしゃいでずーーっと起きて窓見ながら音楽ソフト&スムースチャンネル聴いてました☆ モーリス・ラヴェルの「亡き王女~」もかかりましたヨ♪)

帰ってきて、浴槽に水を張って、その中に入れておいた植物ちゃんたちの(そうすれば、旅行中水を吸って生きていてくれるそうです...私がブゥブゥしくしく植物ちゃんたちの身を案じて文句を言っていたらダンナさんがネットで調べてくれました。。)面倒を見る・・・。

そしてダンナさんと2人で仮眠を取り、お互いあんまり急かすとまた喧嘩になるので・・と私はお洒落をしてダンナさんはお腹すいたそうなので途中で大戸屋に寄ってゴハンを食べてたりしたら、あんなに楽しみにしてたRe-Trick D's Barライブの1ステージ目には完全に間に合わなくなってしまっていた・・・

D's Barの会場内に入り、 “mixi Re-Trick Com”管理人のTさんに、1ステージ目の演目内容を記した紙を見せていただいたのですが...

もうその時の私の落胆と言ったら・・・
やっぱりその後も少しそのショックを引きずってしまいました。。。

キャロル・キングのSo Far Wayも聴きたかったし、ルパンをユーヤさんがギターソロで弾く・・というのも聴いてみたかった...
新曲もめちゃくちゃ聴きたかったよ~~~!!!!!
そして...Re-Trick氏たちによるモーリス・ラヴェルのボレロってどんな感じだったのかな。。。???(もう...哀しすぎる...昔の悪夢が甦ったよ~~~。。。。)

哀しすぎるからYouTubeにあったモーリス・ラヴェルのボレロを貼り付けます。。。

Jacques Loussier Trio - Ravel's Bolero
↑何故か静止画。。汗汗 やっぱりRe-Trick氏たちのラヴェルが観たい~~

Ravel: Bolero/Pavane/La Valse
Maurice Ravel,Jos van Immerseel
Zig Zag Territoires

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「亡き王女のためのパヴァーヌ」とのカップリングCDをペタリ


そして、9/2にお誕生日を迎えられたRe-TrickキーボーディストBinさん、
お誕生日おめでとうございました~~~!!!!!
そしてThe BeatlesのBaithday再び・・・

・・・と思ったけど、YouTubeでめちゃくちゃ私が狂喜乱舞する映像を見つけたのでそれもBinさんに捧げちゃうっ!!

Life's Too Good
The Sugarcubes
Unknown Label

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Sugarcubes - Birthday
↑アイスランドの妖精ビョークが在籍したバンドSugarcubesの曲で、ルルにとってめちゃくちゃ思い出の曲(詳しくはLULUにお問い合わせ下さい...18歳頃よく聴いてました♪♪ビョークのこんな感じの↑ファッションもマネしましたヨ!激烈に似合わなかったケド。。)(でも歌詞がシニカルだったような覚えが...Sugarcubesってそんなんばっか~~。。

シンプルなThe Beatles版Happy Birthdayもありました~~(かんぱーい!!


〈さっきの続き〉でもね、2ステージ目もそれはそれは盛りあがるステージでございました・・・

マーシー君は超豪華な自前ドラムセットを前に板についたマジック&トリックを連発☆またもリムショット酷使の乱れ打ちっぷりを披露してくれたしBinさんはな・ん・と!!小道具(?)ピアニカを取り出してそれはそれは芸達者なエンターテイナーっぷりを魅せてくれました(しかも「A列車で行こう」というジャズのスタンダード曲に山手線の発車のメロディを交えるというユーモア&アイデアを小気味よく取り入れたアレンジを魅せてくれたのでしたっ!!
そしてユーヤさんは喝采の中スーパープレイ背面弾きを交えた唸るような魅力的なギタープレイを魅せてくれました☆(サンタナより男前のセクシー顔で会場内の女子たちの心を射抜いた
そしてりょう君は、ベースのロングプレイを息つくことなく魅せるという荒技&力技を披露してくれました(体力&持久力勝負デスネっ!!

日曜日には辛抱たまらず拗ねるダンナさんをおうちに残して(ごめんね~~!!)“噂の新曲”を聴きに行ったルルです~~

待ちに待ったRe-Trick新曲を聴いた感想はですね~~

まだ聴くとワーイ!!!ぐわーーーっ!!!!って感じなので、なかなかコトバにするのが難しいのですが~~~。。。

まず、Binさんの今まで聴いたことの無い不思議な鍵盤の音からスタートしましてですね
途中でユーヤさんのギターソロがとにかくロングプレイで超魅力的でウットリします
そしてりょう君はまた持久力勝負のベースソロを魅せてくれて、最後の決めポーズがむちゃカッチョいい~~
マーシー君はまたも堂々としてお手の物といった感じの余裕を魅せながら観客を興奮のるつぼへといざなう千手観音技を魅せてくれます~~(拝みたくなるほど崇高なお姿!!!) 

といった感じの新曲です~~
やぁ~~~曲のアレンジのこととかも書きたいんですけど、いつも理性が追いついてない状態で熱狂の渦に居る私ですし。。「や~~これはとても洗練されてて盛り上がり系のジャズサンバかしら???!!!」とかしか言えなくてごめんなさい~~
でもとにかく私好みなのは確かデス!!!!
Re-Trickの皆さん、また素晴らしいプレイ楽しみにしてますね~~~

P.S.新宿ストリートで初めてお会いしたBinさんのお姉さま(とても素敵)が産まれたばかりのバブちゃん(赤ちゃん)Y君(音楽界の未来をしょって立ちそうなお名前です)を連れてらっしゃって、Y君と共に盛りあがってらっしゃいました(D's Barの方にもいらしてたそうで、そういえばうちのダンナさんが「赤ちゃんがスヤスヤ寝てたよね??ライブ空間でのそういう光景って、ほんといい光景だなぁ・・と思う。」と申してました
そして私は、集まっていらしたご夫婦のバブちゃんと共に、音に合わせて腰をクネクネダンシング☆☆(バブちゃんはとても独創的で自然な動きをする生粋のナチュラル・ボーン・ダンサー、略してNBDなのだっ!!んでその動きを真似したルル・・・笑)

(急いで出しちゃいます~~文中リンク他後でさせてくださ~い

(完了いたしました~
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アフリカンプライド

2007-01-26 14:50:45 | 音楽
先週の日曜日、図書館に出かけたのですが、今まで、手に取らなかった類の音楽を聴こうと、何枚かCDを借りてきました。

その中の1枚がTOTOの「聖なる剣」。

20代半ばに、私がずーっと家に居る状態だったので、父がパーフェクTVに加入してくれました。(まぁ。野球チャンネル・・中日戦目当てだということもあったみたいですが・・。)

その中の音楽チャンネル、ミュージックエアネットワークで流れる音楽は、たびたび私の先入観をくつがえしてくれるのに役立って、
TOTOもジャーニーも、師匠の教えから(?)“けして聴いちゃいけないもの”(スタイルカウンシルすらそうだった!)に入っていたのだけど、先入観よりも音の持つ説得性の方が勝ったのか、すんなりと“魅力的な音楽”に思えた。
ジェリー・フィッシュだって、あんな明るいものは聴いちゃいかん!(笑)と思って、聴かなかったのだけど、20代半ばにして、心に響いて、その後10年心の中にとどまり続けるとは・・。

TOTOの“アフリカ”という曲も、心に響いてとどまり続けている曲です・・。
・・他の曲を知らなかったんだけど・・汗笑(他だと“Rosanna”くらいかな・・?)

今、歌詞を噛みしめながら、読んでいます・・。

TOTO - Africa


TOTO IV~聖なる剣
TOTO
Sony Music Direct

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P.S.トップ画像は、この前街の輸入食材屋さんで買った、アフリカ・タンザニア産の紅茶、“アフリカンプライド”。(アフリカのポップアート“ティンガティンガ”のコースターがおまけで付いてた☆)

・・これ飲んで、少し、落ち着きます。。。
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秘密の花園 〈THE SECRET GARDEN〉ー人間と自然を信じるすべての人に捧げますー

2006-06-28 07:34:38 | 映画
コマドリが案内してくれた花園。
子供たちは、子供たちだけで花園に咲く植物、木々の世話をして、死んでしまっていたかのようだった花園は少しずつ息吹を取り戻し、それとともにそれぞれ孤独を抱えていた子供たちは明るい笑顔を取り戻していく。
自然の持つ魔法が子供たちの祈りと共に空間を超え、最愛の妻を失って息子をかえりみず放浪の旅を続ける悲しい父親の元に響く・・・。


私は、23歳で、それまでの疾走してきた無茶をやってきた人生にストップがかかり、自己崩壊。(←ちと大げさですが・・まさにそんな感じでした・・・。)
家に籠った最初の目的だったはずの小説を書くことも諦め、24歳の時に実家でしていたことは、膨大な量のパンを焼くこと。
そして、毎日毎日、来る日も来る日もパーフェクTVの映画チャンネルで、映画を見続けました。
(映画の中に生きることの起伏とトキメキを見出していました。)
復活の兆しは見えてこず、外の光も見えてこない・・・。
そんな真空状態で観た映画がこの映画です。


「秘密の花園」'93 アニエスカ・ホランド監督


監督のアニエスカ・ホランドは、ポーランドに生まれた女性監督。祖国ポーランドでユダヤ人の若者がナチ党員になりすまし、ヒットラーに忠誠を誓うという複雑なテーマを描いた社会派映画「ぼくを愛したふたつの国/ヨーロッパ・ヨーロッパ('90)を撮り、映画界で物議を呼びました。
彼女は「太陽と月に背いて」('96)では、当時のアイドル的俳優レオナルド・ディカプリオ、イギリスの演技派俳優デヴィッド・シューリス共演で、ランボーとヴェルレーヌ、詩人同士の愛憎の物語を描きました。

そんな社会に対してシニカルな視点を持った一筋縄ではいかない女性監督アニエスカ・ホランドが、フランシス・フォード・コッポラに呼ばれてハリウッドで撮った作品が「秘密の花園」です。総指揮に当たったコッポラは「人間の豊かな愛を信じるすべての人にこの映画は贈られる」と語ったそうです。

「秘密の花園」に出演した子役たちは大人が子役に期待する“子供らしい可愛らしさ”というステレオタイプなイメージを打ち壊してしまうような、しごくナチュラルでリアリティ溢れる“実に子供らしい実に可愛らしくない”子供たちが選ばれたようです(^_^;)

このことが、子供たちが内面に抱える孤独を伝えるのに成功していて、淡々と演技を続ける中、時々見せる笑顔が本当に極上の笑顔で、心に響いてくるのです・・・。

インドで両親を失って、母の兄が住む、イギリス・ヨークシャーに住む母の兄のお屋敷に引き取られることになった主人公メアリー。彼女は、ヨークシャーに来て、初めて仲良くなった相手であるコマドリを追っていくうちに、閉鎖された門を見つける。

案内役のコマドリ。イギリスの国鳥で、「マザーグース」にも登場しますね・・・!

ある日錆び付いた鍵をお屋敷の中で見付け、メアリーは門を開く・・・。
門を開くと荒れ果てた花園が・・・。
母を失い、父は妻を失った心の傷から旅を繰り返し彼に触れようともしない、孤独の中、病気によって死んでしまうことを恐れるメアリーの従兄弟コリン。メアリーの心を素朴な思いやりと“ある程度ほおっておく”お世話によって少し開かせることのできたお手伝いマーサ(←可愛い!大好き☆)の弟で、馬を乗りこなし、メアリーの前で芋虫を鳥のマネして食べたりする野生児のディゴン。

あまりにも可愛いすぎるのでマーサを載せさせてください♪メアリーとマーサです。

花園に集まった子供たちは花園の世話をすることで心を通わせていく。
物語の中では、子供らしい(人間らしい)相手へのヤキモチなんてエピソードもあって、可愛くないはずだった(何度もゴメンナサイ・汗 作品での設定もそうなのデス・・・。愛情を与えられず、ひねてやさぐれてしまった子供たち・・・。)子供たちが本当に可愛らしく愛おしく見えてくる・・・。
花園が癒えるように人間の心も癒されていきます・・・。

冒頭の、主人公メアリーが両親を地震で失った場所インドでの見ているこちらも汗ばんでしまうようなシーンも、引き取られた先のヨークシャーでの大地の向こうからヒースの叫びが聞こえてくるような寒々しいシーンも、すごく上手な描写だと思います。(それは、バーネットによる原作を忠実に再現しているようです。)そのシーンとのコントラストで、植物がめきめきと育っていく感動的なシーン(早送りで見る植物の成長ってほんと感動&興奮しますよね・・・!子供の頃、理科の番組とかでよく見ませんでしたか~?)と、子供たちの力で生き返った〈鳥が歌い、色とりどりの花が咲き、愛情と笑顔で溢れた花園〉のシーンが際立ってくるのです。

「秘密の花園」の原作者は、私がエイミー・マンの記事で名前を挙げた女性作家、フランシス・ホジスン・バーネットです。彼女の世の中、子供たちを見つめる視点はおしなべてビター(厳しめ)なのですが、それだからこそ絶望の中にあっても希望を忘れないで欲しいという彼女のメッセージが力強く伝わってきます。

私が「秘密の花園」を初めて見た時から、10年の時が経ちました。
傷付き、挫折した心は、時間と心優しい人たち(動物たちも・・)、あらゆる森羅万象に癒され、(あと、音楽を始めとする文化もそうかな・・?)ここに、なんとか元気に生きてます・・・
そして、今、自然が持つ、治癒力と、はかりしれない大きな力を信じたい気持ちです・・・


この記事を書くきっかけ&ヒントを下さったguitarbirdさま、guitarbirdさまと共に自然を愛するみなさま、本当にありがとうございました


秘密の花園ワーナー・ホーム・ビデオこのアイテムの詳細を見る


P.S.画像がちとばかり大きすぎるので、後で直します~!汗 
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「ファンタスティック・プラネット」という映画の魅惑

2006-01-03 04:59:18 | 映画
Cottonwoodhillさまが、私が、ピンク・フロイドの「狂気」を聴いて、ルネ・ラルーの映画「ファンタスティック・プラネット」を思い出したとの記事を読んでくださって、“七福神”というお名前で、2001年に書かれた「ファンタスティック・プラネット」のレビューを当ブログに貼付けて下さいました!

Cottonwoodhilllさま、ありがとうございました☆☆☆

私が、「ファンタスティック・プラネット」を知ったきっかけは、21歳の時に買った、1冊の本からでした。
メタローグ社の「映画の魅惑」という本なのですが、表紙の絵は、版画家山本容子氏によるもの、そして、この本の編集をしたのは、カリスマ的編集者である、安原顯氏でした。
彼の晩年はいわくつきで、病気の宣告により死期をさとった彼は、聴力が衰えていく中、完全に聴力を失う前に、とにかく最高の音で、好きな音楽を聴きたいと、オーディオに財産をつぎ込み始めたそうです。その時に、オーディオの師範となったのが、ジャズ喫茶「メグ」のオーナーで、ジャズ評論家の寺島靖国氏だそうです。なんかすさまじい晩年ですね・・・。感動します・・・。編集者としてだけではなく、安原氏自身が書いた文章もかなり面白いそうです。
そのいわくつきのカリスマ編集者、安原顯氏がプロデュースした映画本「映画の魅惑」は、やはり、一風変わったものでした。
大学教授、評論家、デザイナーなどの文化人が、それぞれ、文芸映画、青春映画、ミュージカル映画、B級アクション映画などの各ジャンル(ひとりにつき1ジャンル)で、自分にとってのベスト50の作品をレビューするというもの・・・。
私はこの本を、10年以上に渡って愛読し(買った当時は、安原氏のことは知りませんでしたが・・・)すでにボロボロになってなお、花嫁道具として実家からこの家に持って来ました。(見終わった映画から、片っぱしから○印をつけていってます。)

この本の中のSF&ファンタジーという項目に、「ファンタスティック・プラネット」が紹介されていました。(レビューを書いたのは、コリン・ウィルソンの著作品の訳者としても知られる評論家の風間賢二氏でした。)その他に紹介されていたのは、「メトロポリス」「フリークス/神の子ら」「オズの魔法使」「美女と野獣」「遊星よりの物体X」「博士の異常な愛情」「ミクロの決死圏」「バーバレラ」「猿の惑星」「2001年宇宙の旅」「エル・トポ」「惑星ソラリス」「ロッキー・ホラー・ショー」「ブラック・ムーン」「イレイザー・ヘッド」「エイリアン」「サブウェイ」「ブレードランナー」「レポマン」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「未来世紀ブラジル」「カイロの紫のバラ」「ラビリンス」「アリス」「デリカテッセン」(年代順)などなど。独特な、私情の入ったレビューで面白く、このレビューをきっかけにほとんどの作品を見ました。

ごめんなさい・・・。「ファンタスティック・プラネット」の話・・・。その本に書いてあった、「ファンタスティック~」に出てくる生物の姿が、わたしにとってすごく興味をひくもので、ずっとずっとこの映画を見たいと思っていました。

“身体を変体させて、精神をシャボン玉のように飛ばして瞑想する異星人”
“アリ喰いのように人間を食べる怪鳥”
“脳ミソのようなシワシワの道”
“服を編む虫”

その念願がかなったのは、「映画の魅惑」の中の「ファンタスティック・プラネット」の記事を読んでから3年後。その頃始まった、パーフェクTVで、当時あったチャンネル〈スカイ名画座〉にて見ました。
私は“不思議の国のアリス”のような、ファンタジックな幻想世界をイメージしていたのですが、(でも、実はルイス・キャロルの書いた“不思議の国のアリス”の原作は、多くの人が持っているであろうイメージとは違う、隠喩含みの言葉遊びだらけのナンセンス文学で、一筋縄ではいかないものですよね。)「ファンタスティック~」を見て、幻想的なのですが、かわいた感じのする悪夢の世界というイメージを持ち、トラウマになるほどでした。しかし、実際、強烈な印象を残した作品であり、今でもあのイメージが頭を離れません。もう一度観てみたいです・・・。そして、1番衝撃だったのが、人間をペット、奴隷として支配するドラーグ人の正体・・・。あのシーンが幻想的で美しく、忘れることができません。
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