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Pixysのポジティブライフ

困難に立ち向かうアラフィフの日常
働いて働いて働いて働いて、たまに旅に出る

小屋入り前

2008-09-15 23:50:13 | 舞台やダンスの話
なんてこったい・・・。すごいな、ダンサー。いう事ありません。大道具の大きさにも驚いた。よく作ったな、、、。音も衣装もメイクもすっごいし芝居ってほんとにすごいことなんだな、と改めて思います。今回は(も?)全部すごい仕上がりになってます。明かりがついて、出演者のエネルギーがひとつになって、舞台は光に包まれた空間になる。その魅力的な空間にずっといられたらなんて幸せだろう。
演じる事を楽しむ出演者達、私は舞台にたっていない分だけその役者やダンサーを客席側から見ていられる。この快感はなにものにもかえられないわけで、そういった意味ではすごく得をしているわけで・・・。
殺伐とした日常から解き放たれ、心や身体がクリーンになる感じ、癒されるというか、慰められるというか、「ああ、今日まで生きてて良かったな。」「人間てすごい生き物なんだな。」と思うのです。
不安な政治情勢、残虐な事件、悲しい事故、自殺、偽りだらけの世の中。そんなニュースばかりが報道されると、人間がこんなにいいものだったことを忘れがちになる。伏して沈みがちな心をいつもOFFして、また0からスタートさせてくれるもの、それが私にとっての舞台なのです。
すみません、もうチケットがほとんど完売です。20日(土)の夜がまだ少し。保留だった方は土曜日夜の公演をご検討下さい。(ご連絡は携帯へ)
では、公演準備に入るため、しばらく私は消えます。ごきげんよう。
・・・・・とかいって、明日も書いてたりして・・・・。



胃にもきた。

2008-09-11 01:03:07 | 舞台やダンスの話
「心配しなくていいから。もうダンスも完璧だよ!」そう言うので「じゃあ見せてみ。」・・・・・足が反対じゃ・・・どこが完璧じゃい!!!「けっけっけ。」と笑いながら彼はさっさと部屋に閉じこもってしまった。練習してるならいいけどさぁー、もしかして間違って覚えてない???それが一番心配。
「あんなんで本番大丈夫かなー?」と考えるたび、胃がひくひくする・・・。自分の立場、わかってんのかなー、日頃、超Bigスターの後ろで踊ったり振付けしたりするダンサーさん達を従えてあんたは踊るのよ!こんな幸運はたぶん二度とやってこないわよ!そんなんでいいのかい?もっと真面目にやらんかいっ!!!!!

そんな中、学校の図書委員と代表委員をしている彼は毎日学校が終わったあと、また学校へ戻って、下級生のビデオ鑑賞の準備をしたり、イベントの話し合いをしたり、学校行事の準備をしている。稽古時間ぎりぎりまで帰ってこない。帰ってきてからなにやら模造紙に書いている。その後、劇団から出された宿題もコソコソ書いている。あさっては社会科見学で群馬までいくそうだ・・・。よく続くね。
・・・・つうか、君はなんでそんなにタフなの。いやタフというより脳みそどっかにおいてきちゃった感じだな。普通、こういう時は他には何にも考えたくないもんだろう。新しいセリフをもらったら「わー、まだこんなに覚えるんだ。まあ、仕方ないか、セリフが多いのは主役の宿命だから。」何、その余裕。なんで、私があせってるのに君はちっともあせらないのだろう・・・。
ああ、胃が痛い。。。。。

あせりぎみ

2008-09-08 02:24:23 | 舞台やダンスの話
公演前はなんだか心配事が多くなって落ち着かない。いや、劇団員さん達に比べたら全然自分は楽なんだけどね。なんていうのかな、「あの子は大丈夫かな?」「あの件はどうなったんだろう。」と、次々とみんなの事が心配になってくる。お母さんの気分だ・・・いやあたしはそんな歳じゃない、そんな歳かも・・・?
私は早すぎるほど準備は早くしてないと気がすまないたちだから、電車の到着時刻や当日の持ち物までチェックしてる。まだ10日位あるのに。気が焦る・・・。
ああ、私があせったところで実際何も変わらないんだけどね。
これ、小屋に入ると落ち着くんだけど、今度は舞台とロビーとは全くの別世界で一緒にいる感覚がなくなり孤独を感じるようになる。・・・まあ、それも私がずっと味わい続けてきた公演での1つの醍醐味ともいえるのだけど。劇場に入った役者さんは別人のようだ。程よい緊張感、集中力、自分の子供でさえオーラを感じるのだから、長年舞台に立ち続けている人は普通の人間に見えなくなる。それがきっと私の孤独とつながっている。でもそれでいい。さみしいけどうれしい。

観に来てくれる方達へ
今回もなんともいえないすばらしく見ごたえのある舞台になるよ!心がうずくからハンカチの用意を・・・。ん?悲しいのかって?どっちかっていうと痛い。笑いすぎでおなかが。涙と汗が出ちゃうでしょ。そして大人は心がチクチクするよ。たぶんね。

至上初の「小劇場王子」

2008-07-21 22:36:07 | 舞台やダンスの話
小劇場の芝居で若干10歳の男児が1人主演をつとめるのは、おそらく日本の小劇場の劇団至上、初めてのことなのではないだろうか。子供中心のキッズ劇団の公演や商業的なミュージカルならあるけど、小劇場演劇ではまったく聞いたことがない。アングラとは今は言わないけど、元々新劇と対抗してジャーナリズム性の強い小劇場活動から始まったものだし普通、ありえないよな。映画やTVじゃないから撮り直しができるわけじゃない、途中休むこともできない舞台時間、子供で維持できるのとか不安にならないのかなぁ。歴史のある劇団だけに思い切ったことをするもんだと思う。
ダンサーも日本を代表する超一流チームを今回組んだそうだから、座長はこの芝居、海外に持っていきたいと思っている。
マスコミが取材にきてギネスに載せてもらって、スポンサーがついてもらいたいから、一応ここでも告知しておこう。
テレビ埼玉くらいは来るかな。

劇団シアター・ジャック次回公演(公演情報近日公開)
http://theaterjack.com/

2008年9月19日(金)~21(日)
場所:新宿プラッツ
※小劇場だけに、チケットには限りがあるので予約はお早めに!

普通、子役といえばタレント事務所やキッズ劇団などに所属しているものだけど、彼はそういった経歴を持たない。7歳の時、いきなり子役として初舞台に立っていた。
しかし、10歳になった彼は、役柄、セリフ、状況、感情、自分のスケジュールを調整し、衣装を考え・・・舞台全体を自ら考えて実践していける一人前の役者になった。訓練をつんできた成果が徐々に出始めている。

小劇場のひゅうがくんを是非、観にいらして下さい!
(ダンスにも期待してね!)

スパルタ?

2008-06-27 01:33:21 | 舞台やダンスの話
私が“スパルタ”だといううわさが巷で広がっているようです。
「お母さんスパルタした覚えはないんだけど。」と子供に聞くと、「ぼくもスパルタされた覚えはないよ。」
ほら、スパルタじゃないでしょう。

たぶん、いつも子供にくっついて稽古場にいるからそう思われるんでしょう。
ダンスレッスンの時、他の親御さんたちはどっかに時間つぶしに行ってしまう。私だけいつもレッスンを最初から最後まで見ている。
けど、それは、私がダンスレッスンや稽古を見るのが好きだから、楽しいからそこに座ってみているだけ。子供を見てるわけじゃなく、ほとんど先生やダンスのうまい人見てるんです。「すごいな。」と感動したいんです。芝居は自分の劇団でもあるわけだから、子供がどーのこーのという事じゃないし。
私が子供に教えてるのは、役者としての稽古場でのあり方とか、教えてくれる人への礼儀とか、お客様へのサービス精神とか、そういった舞台人としてのマナーみたいなものだけで、セリフ覚えるまで正座とか、言われたこと守らないと竹刀でカツ入れるとか(笑)そんな乱暴なことしてないわさ。

特に芝居やダンスを子供がやってると、ステージママ風に思われがちだけど、彼は自分が好きなことを自分の責任でやっているだけ。セリフ覚えるときも自分の部屋に閉じこもってドアしめてやってる。私は入れてもらえないんだから。どうやら「やばい。」と思ったら練習するみたいだな。
演出どころか、私は全然関わらせてくれないのに、それでもやっぱスパルタに見えるらしい。なんでよ・・・・。
ちっとも怒らないやさしいお母さんなのに、どこが厳しいっていうのさ。
厳しくないよ、すっごくやさしいのにねー!





稽古三昧だけど。

2008-06-22 03:23:06 | 舞台やダンスの話
午前中に東京に向かい、軽く昼食をとってみんなを待つ。レッスン日は一番に稽古場に到着していること。子供に教えている最低限のマナー。教えられる立場の人間が先生よりも後からくるなどもってのほかである。人より早くきて準備していること、それは誰よりも稽古に熱心であるとの表現、自分を売り込めなきゃ良い弟子とはいえない。
2つめに、不安材料を残さない。これ常識。わからないところ、あやふやなところはその場で確認する。自分のダメなところがわからないやつ、恥ずかしくて聞けないやつは何をやってもうまくならない。
3つめは、仲間の士気を自ら上げていく。人を引っ張っていく精神的エネルギーが必要。度胸と根性は舞台人には絶対不可欠。
そんなこんなで、ダンスレッスンをめっちゃがんばって、一旦自宅に戻る。
食事はあまり時間がないので、カップやきそば&ご飯。
一息ついて、次は芝居の稽古場に。

このころからしとしと雨の気配。疲れも重なってか、子供はストレッチしながらしんどそうにしている。眠いんだろうな。とりあえずお茶を飲め。
それでも基礎練に入ると目がキラキラと輝く。発声もいつもよりいい。踊ってきて身体ほぐれてるし、リラックスしたせいか声もいつもより出ている。
立ち稽古が始まり、緊張しているかな・・と見ていると本人そうでもない。しゃべること、動くこと、実に楽しそうだ。
5年生になってちょっと変わったのは、演出家の話が正確に聞けるようになったこと。意味のわからなかった言葉のニュアンスをつかめるようになった。
少しづつだけど、やっぱ大人になっているんだなと思う。

「どーだ。芝居って面白いだろ?魂が浄化される気がするだろ?」
今日は、そんな気分で子供を眺めておりました。




目がくっついてる

2008-05-23 23:34:00 | 舞台やダンスの話
あいててて・・・・。
稽古場で調子に乗ってダンスのレッスン一緒にやったら、朝から体が鉛のよう。
仕事の途中で急に立とうとしたら、股関節が外れそうになった・・・。
急に後ろを振り向いたら、首がグギッとなりそうになった・・・・。
あぶない、あぶない・・・・。
やっぱ、若いときとはちゃうな。気をつけよう。
ほんとうに怖いのは、明日かあさってだろう。←(筋肉痛)

芝居の稽古では文章を読む。学校の国語の授業よりずっと国語の授業な気がする。
子供は学校でも教科書を読む勉強をしてるけど、たった数行の文に、こんなに面白いことが隠れているだなんて、誰が教えてくれるだろうか。日本語のリズム、思い描く情景、作家の意図・・・本をこういう風に読むと、今の10倍面白くなりそう。
なのに、9時近くになると眠くて目がくっつきそうになる子供。ほんとに早寝早起きの習慣、いい加減にしろよ。いや、普通はいいことなんだけど、遅くても毎朝5時半には起きるから(早いときは4時)夜8時過ぎには眠くなってしまう。夜間公演のある役者の習慣ではないぞ。公演中は夕方にコーラ飲んだりして起きてる状態(笑)今度はセリフも多いだろうからボヤボヤ頭ではいられないよ。
・・・本番、大丈夫か???




エンターテイメントである限り・・・・

2008-05-17 22:40:55 | 舞台やダンスの話
今日はダンスのWork Shopに行ってきました。ダンス好きの子供達がワイワイ。
基本的にはやっぱり女の子が多いのだけど、うちの子を含め、男の子数人でユニットを組むそうだ。子供はもうチーム名を勝手に考えている。・・・そんな事はあとでいい。ついていけるかどうかの方を心配しろよ・・・。
何しろ、若いのに覚えが悪い。見てるだけでも覚えちゃうようなフリを彼は何度も何度も繰り返さないと覚えていられない。その場は踊れても次の日にはすっかり忘れている。ふり付けを映像に残して毎日踊っていないとひとっつも踊れなくなってしまうのだ。これはダンスに限らない。台詞も覚えが悪い。ただ台詞の場合は、相手とのからみになるので、ダンスよりは覚えやすいようだ。
ダンスのふりなど曲がかかれば勝手に体が動き出すくらいに、体にしみこんでなければ、本番のステージでは表現できない。本番中にやらなきゃいけないことは他にある。簡単に言えば、「客をつかむ」って事なんだけど、子供には「観に来てくれた人達はあんたが必死に踊ってるのを見たくてきたんじゃない、自分が心を動かされたくてお金を払って観客席に座っている。」と言っている。エンターテイメントというのは、人を楽しませなきゃ意味がない。サービス精神いっぱい持って望むべきなのである。
「みんなのお母さん達は子供が楽しければいいっていうのに、お母さんは厳しいなぁー。」と子供が言う。
でもね、舞台に立って本当にうれしいのはお客さんが喜んでくれた時なんだよ。そんな最高な感動を味わえるまで、がんばれ、我が子よ!




ダンス発表会

2008-01-14 00:30:09 | 舞台やダンスの話
今回も練習不足がめだった舞台であった・・・。やる前からわかっていたことだが祖父母には喜んでもらえたようなので、まあいいか・・・。
彼の何よりも恐ろしいところは、間違えてもへとも思わずごまかして踊ってしまうところだ。舞台なれしすぎというか・・・。
「もっと練習しとけばよかった・・・。」といつものように反省して、けど次やるかっていったらどうだか・・・・努力しないで栄光を勝ち取ることはできない。
次に期待しましょう。

このステージでもひとつ再確認したことは、うちの子は本当に他の子供達とコミュニケーションが取れないということ。「新しい友達できたよ!」というので「誰?」と聞くと大人のダンサーさん。おいおい、大人を友達にすんなよ。
会場に入ってから、ずっと大人のダンサーさんにべったり。それも次から次へと別のダンサーのところに行っては話しかける。キッズ達とはほとんどしゃべらないし眼中にないのだ。「子供はかっこいい人いないし。」という。
「?????」かっこいい人を友達にしたいのか?すきなのか???げんきんなやつ。そりゃかっこいいに越したことはないけど、子供同士のほうが話があうだろうと思うのだが、どうやら彼は子供には気を使うらしい。

彼のファンの小さな少年がやってきて、「一緒に写真とって下さい。」と言ってきた。不思議なことに小さな子は平気なようだ。にこやかに対応していてホッとする。今までもずっとうちの子にあこがれていて、数回会ったことがある子なのだが、顔もかわいいしダンスも上手。「あの小さい子、すごくうまかったよ。きっとダンス一生懸命練習してるんだよ、抜かされるのも時間の問題だね。」と言ってみると「うん、うまかった。やばいかも?」とちょっとびびった様子(笑)
人より先を走るのはしんどい。「カリスマ的存在」をマジかに見ているから、それをよく知っている。「先生はさいこーかっこいい。僕も先生みたいにみんなから愛される表現者になりたい。」

・・・だったら、もっと練習しろよ・・・。と心の中で思う母なのであった。