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Pixysのポジティブライフ

困難に立ち向かうアラフィフの日常
働いて働いて働いて働いて、たまに旅に出る

最後の練習

2007-09-29 23:23:01 | 舞台やダンスの話
忙しすぎる月末。大体みんなそうだよね。やることいっぱいで1日24時間では時間がたりない。あと3時間あればなーと思う。そしたら寝不足にもならないのに。
とりあえず、朝、旦那が歯医者に行くのをきっかけに掃除をしまくり、帰ってきたらヒップホップの練習へ。今日は、本番前最後の練習である。子供はちょっと朝、踊っていったけど、「ちがうじゃん、フリ・・・。」という状態。

まあ、フリ直して本気モードに入ったころには終了でした・・・。まだまだ、足りない表現力。目がうつろで顔が怒ってるしー、いや、緊張した顔か・・・。母から見ると、まじめに踊ろうとしすぎである。本番はもっとのびのび、思いっきりアピールしてよいのである。固い、固い。息が切れるくらい思いっきり踊るのがダンスだろ。「踊るの、たのしー!」という割には、あまり楽しそうじゃないのはなぜ・・・?たぶん、男の子になってきちゃったからなのだ。変にかっこつけようとしている。そんなのかっこよくないぜ。けっ!
でも反省して、明日からはまじめに毎日練習するそうだ。(ほんとかぁ?)



寝言

2007-07-18 00:56:33 | 舞台やダンスの話
昨夜の夜中、布団に入ろうと思った時、子供がムクッと起き上がって、いきなり大きな声でしゃべり出した・・・かと思ったら、またすぐに寝た。あんまり声が大きくて超びっくり。セリフでうなされているらしい。おかしくてこっちはすっかり目がさめちまったぜ。
本番に近づいているという緊張感。あんな小さな体でも感じるんだなぁと寝顔みてたら、少し不憫になった。他の子達はそんな胃が痛くなるようなこと何も考えずに毎日楽しく遊んでいるのに、何もこんな遊びたいざかりの歳から、芝居なんてやらなくてもいいのにな。もっと大きくなってからでも充分なのに、それでも彼は舞台に立つ。
「お芝居、好きなんだね。」と寝ているわが子に語りかけると、目をつぶったままうなずき「むにゃむにゃ・・。」まるで起きているように答えた。
更に笑いが止まらず、母はまたしばらく眠れないでいた・・・・。


9歳児の苦悩

2007-06-11 02:23:47 | 舞台やダンスの話
稽古場から戻ってきて、舞台に出るか出ないかで悩みまくり「プレッシャーに負けた・・・」とぱたりと寝てしまった彼。状況的には「やるしかない状況」に追い込まれてしまっているのだろうけど、彼は予想以上に苦しんでいる。

彼の言うことはわからないでもない。平成生まれの彼は、本読みを聞いていても60%以上意味が分からなかったという。帰りの車の中で「戦争って本当にあったことなの?」と私に聞く。「えっ・・・。」
その無知さ加減は、私達のような「戦争を知らない子供達」どころの話ではないのが現実なのである。小4になって初めて「社会」を習い始めたが、「これが潜水艦です」とは教えても、戦争で使う乗り物とは教えない。人を殺すような悲惨な場面や戦争で何が起きるのかを教えない。写真やビデオで見たこともない。今の大人がもう戦争を知らない世代だから、具体的な話を聞いたこともない。おじいちゃんやおばあちゃんが子供の頃に現実に起きたなど想像もつかないのである。そんな時代に生まれた彼はもともと戦争にも戦後にも全く興味がないのである。
「さて、その頃、庶民は何を食べてくらしていたでしょう?」と質問してみると、「わかんないや、カレーライスかな?」と答えた。

そんな平成生まれの彼が、この舞台の初回作を見たのは、今から2年前になる。当時7歳だった彼にはほとんど内容など分からなかったんだろう。「兵隊さんがかっこよかった!」という感想だった。
子供たちにとっては、兵隊さんや銃や飛行機は「かっこいい」の対象である。彼は「戦争はいけない」ことを知っているけど、それとこれとを結びつけるものが、頭の中に全く存在していないのである。イメージできないらしい。
「そうだね、最近で言えば焼け野原は、救命救急24時で大地震が東京に起こった時のような感じかな。」と説明してみる。説明しながら信号や高層ビルはないからちょっと違うかも・・・と思ったりもする。けど他に説明のしようがない。「戦国自衛隊」は見たけど、あれはもっと昔が舞台だったしな、どっちかっていうとSFだし・・・。

話を聞いていたら、だんだんわかってきた。彼が「自信がない」って意味が。真面目に考えすぎるのである。「勉強すればぼくにも分かるの?」と聞かれたとき、分からないかもしれないと思った。それは知識の問題ではなく感覚というか、感性というか、産まれた時からもっている感覚に当てはまらない部分なのかもしれない。
でも彼は何も感じないで演じることに大きな疑問を抱いているわけで、ようするに「何にもわかんないとヤバイじゃん。」と思っているのである。まさにA型である。

家庭の事情はたしかにあるし、彼がそれを含めて考えて出した答えに何も意見するつもりはない。彼が役にたつのかどうかもわからないし、ただ次も良い舞台が出来ればそれでいいと母は思います。


クラブ活動

2007-04-18 01:23:17 | 舞台やダンスの話
新学年が始まって一週間。やっと子供が担任の名前を覚えてきた。学校からの手紙もちゃんと出す。今年度からは授業にクラブ活動が入る。「ダンスクラブにしたよ。」やっぱりか・・・。野球部にはいろうかなぁ。と言っていたのでそっちにいくかと思いきや、やっぱりダンスなのね・・・。5年生は全て女の子だけど、「ダンス一緒にやらない?」とジャズポップを習っている友達が声をかけてきたそうで、集まった4年生は全部男の子。ジャンルもいろいろで、そう考えると結構おもしろい面子だな。自分の弱いところが分かるからきっと勉強になるだろう。うちの子は4年生の代表になったらしい。世話やきな性格は相変わらずのようである。

ダンスを教えてくれる先生はいない。曲も振り付けも自分達で考えるようだ。第一回目の今日は曲を何にしようかという話し合いをしたようだ。洋楽だそうだけどまだカウントもちゃんととれないのに歌詞なくて大丈夫か・・・おい。
「オーケーオーケー!ワンエン、ツーエン、スリーエンフォ!・・・」モノマネかい。

先週のダンスレッスンの時、すごく難しいステップを習った。そのためか子供は珍しくステップの練習を繰り返している。体が小さく脳みそが足りないせいか、あるいは要領が悪いのか、同じ歳の子供の倍、練習しないと覚えられないしついていけない。足が絡んですっころんでやがる・・・。経験不足でまだ右脳が十分に使えてない。
「お母さんは先生の見てるだけで覚えられるのに、君はなんで5分たつと前のフリ、忘れちゃうの?」と聞いてみた。「うるさいなぁ!フリは曲が歌えるようになってから覚えるの!」・・・・“曲”を“歌う~?”ふっ。やっぱりそうか。
まあ、同時に英語教育にもなるかもね・・・。



舞台のあと

2007-04-10 03:00:39 | 舞台やダンスの話
小屋に入ったとたん「ああ、やっぱ小劇場はいいわー!」と空間に感動する。それはどっか旅行に行って帰ってきたあとの自宅のような安堵感、肌になじむ感じ。うっすら漂う化粧品の甘い香り。広くない客席にびっしりと人が埋まり、舞台と客席が一体になる瞬間がたまらない。

初日が無事に終わり家に戻ってくると、子供は疲れてすぐに寝てしまった。気がつくと、その後一時間くらい、コーヒー飲みながら何もせずにボーッとしてました。とても不思議な感覚だったから・・・。
夢があった。昔、私が唯一心の支えとしていた劇団、そして同じ場所で子供が芝居をする。それは強い希望ではなく、彼が赤ちゃんの時から、ほんわかと頭に描いていた幻想のようなものだった。不思議だけどいつの間にかそうなっていた。それも思ったよりもずっと早くその時はやってきた。
彼はうちを選んで産まれてきたのかな。彼は産まれた時から芝居やダンスをやると決まっていたのかな。私の子として産まれてきてくれてありがとう。そんな事をあれこれ考えて不思議な夜だった。

そしてあっというまの楽日。受付やってたから本番は一度しか見れてない。舞台と客席は華やかで情熱的で自分がその中にいるような一体感がある。逆にロビーはすごく現実の世界なのである。いつもそうだから今回特別ってわけでもないんだけど、子供の出来が心配だったし、何より最高なお芝居で最高な仲間達だったから、終わった後、同じ空間にいられない事が、いつもよりちょっぴり寂しい気がした。ほんとはいつもと同じなんだけど。歳とったせいなのかもしれないね。

素敵な仲間達でした。ほんとに素敵な舞台でした。そして、子供を可愛がってくれて、鍛えてくれてありがとう。みんなに囲まれているだけでこの子はどんどん素敵な大人になっていくに違いないと思えるんです。だからもう手をつないでなくても安心です。もう大丈夫。
よし!子離れするので、あとは自分で何とか頑張るのだぞっ!


心の中のセリフ

2007-03-06 22:47:41 | 舞台やダンスの話
なんか書くの久しぶりだけど、実は3月に入ってから書いた記事、ばーん!とかきおわったとたんに飛んだ。それ以来、しばらく書く気もおきなかったのだ。

芝居の稽古はずいぶん進み、もうすぐ通しができる。子供は毎日ワクワクドキドキしながら、夜布団に入りコソコソと他の役者の真似をする。ああ、本番に近づいてくると他の役者さんたちのモノマネを始めるんだった・・・。そしていつの間にか脚本の全てのセリフを一人で30分かけてしゃべりはじめるようになる。自分のセリフはなかなか入らないくせに、良くまあ、あれだけの長いセリフを覚えるものだなー。子供の頭とはいったいどうなっているんだか。

それが彼にとって『目で見る』『音で聞く』芝居であって、それが客の目線でもある。彼が面白くて何度もそのセリフを言う時は、そのセリフは彼のツボに入るセリフであるわけで自分で言ってみて「けっけっけっ・・・」と自分でウケている。けれど自分が演じている役は、自分では見れないから覚えが悪いのかな。

日曜の稽古の次の日、彼は自分の役について疑問を持ち始めた。「お母さん、ぼくはどうしてあそこまで歩くのかな?何を考えながら立ち位置まで歩いていくんだろう。」演出に動きをつけられたからだ。自分の動線に対して何か意味がないといけないと思ったらしい。ああ、確かにそういった稽古が行なわれていたっけ。しかも歩く距離は結構長い。ただ立っている時間も結構長い。その後、また来た方向へ戻っていく。その間、何者でもないわけにはいかない。「それを考えるのが役者の仕事だって言ってたじゃん。」「教えてよ。ケチ。」「ふん、自分で考えなっ!」「ふむ・・・。」
一年前はただセリフをしゃべるだけで精一杯だった。今回は少し頭を使えるようになったようだ。セリフとセリフの間、どんな事を考えながら待っていると次のセリフが出てくるのか、言葉にでない「心の中のセリフ」を彼は考え始めたようだ。ヒントは教えてあげたけれど、彼がどうするかは知らない。

それはダンスでも鍛えられたのかもしれない。フリとフリの間の微妙な時間、彼は練習の時に「それっ!」や「おらおらおらおら!」っとリズムを刻みながら、同時にサビヘ向ってテンションを上げていく方法を覚えた。自分で自分の体や気持ちを持ち上げていく気持ちの良さに気がついたのだ。彼が急にうまくなったと言われるのはダンスのうまさよりも、そっちのセンスによるものだと思う。とにかく次のフリにうまく入れると楽しいだけなのだ。

このまま真直ぐ、本番までテンションあげていけよ!

顔合わせ

2007-01-22 14:52:22 | 舞台やダンスの話
おもしろいかも・・・って、いつも面白いけど、今回は特に面白いかも。
ちょっと読み合わせしただけだけど、頭の中ですっごい舞台が想像できてしまう。
今日は舞台の役者さんたちとの顔合せでした。どんな舞台になるのかすっごく楽しみ!ワクワクしています。
公演情報につきましては、後日お知らせさせていただきます。

さて、そんな中うちの子はというと、のほほんと「早くセリフこないかなー!早く練習したいなー!」と余裕の一言。おいおい・・・。あんなベテラン勢の中で、君はよく緊張もせずにいられるな・・・。「もう舞台に慣れちゃったから緊張しないのさ。」だと。
それでも今日の日をうれしくて眠れずに待っていたこと、母は知っている。
大好きな人達に囲まれて幸せいっぱいだね。
ふふふ・・・。これからはずっと眠れない日々が続くのさ、かくごしておき!


ダンスな一日

2007-01-14 23:45:27 | 舞台やダンスの話
「大切なおともだちイベント」・・・それが今回のダンスイベントのテーマだった。お友達か~!子供はここでいっぱいお友達が出来たようである。今まであまり話をしなかった子とも、本番では仲良くなる事ができる。一緒の舞台に立つだけなのに不思議だな。それが一番のコミュニケーションになる。
学校のお利口さん友達とも違う、学童の悪がき仲間とも違う、何かに心を一つに取り組める仲間があるという事は特別幸せなことだ。
特にうちの子は、大人と真剣に付き合うことが好きだ。

今日はもちろんダンス出演で行ったのだけど、行ってみればダンス講習の助手やMCのお手伝いなど、予定外の出演が相次ぎ、当然打ち合わせだらけで、私のそばになんか殆んどいない。現場では、彼にはもう母親は必要ないようだ。・・となると、東京まで連れて行って、何時間もただ待ち続けている私はやっぱりマネージャーか?(笑)

子供は母を一人にしているのをたまーに思い出し、ちょろっと戻ってきて、一言二言言って、またどこかに行ってしまう。けれど、彼が人に可愛がられて、お手伝いを頑張っているのを遠くで見ているのは、なんとも言えない幸福感である。この子が自分の子供として産まれてきてくれたことを神に感謝する瞬間なのである。母にはこんな子に育てた覚えはないのだから、親はなくとも子は育つのは本当だと思う。
良くも悪くも周りの環境が、彼の性格を作っていくという事が、最近手に取るように分かってきた。そこには親の入る場所さえないところがある。親のしつけが良い、悪いではなく、親が良いしつけを学べる場所や方法を与えてあげればよいだけなのかもしれない。親が見ていなければならないのは、その子の周りにある環境であって、その子自身をどうにかしようとしても、かえってよく見えなくなるものだ。親の言う事は聞かなくても先生の言うことなら聞く。そういう事って結構ある。それは親よりも先生を重んじてるわけであり、その先生が良い指導者であるならば、子供にとってはベストな選択なのだ。そんな時にはその先生を自分も信頼するだけで全て解決なのだ。

帰り、親の心配などこれっぽっちも知らず、彼はダンサーから普通の少年に戻る。「自分は頑張って疲れた彼を、元の甘えん坊に戻せる存在であるだけでいいんだな。」と、一緒にビタミンC入りのキャンディをなめながら、ぼんやり考えていた。「やっぱりビタミンCは大事だな。」と続けて考えて、新幹線の中、一人でニヤニヤ顔が笑ってしまった。

本日の収穫は、アゲアゲの振り付け。完全制覇である。





明日が本番

2007-01-13 22:32:10 | 舞台やダンスの話
明日は、しばらくぶりのダンスイベントである。今日、最後のレッスンをうけて、また振り付けが少し増えたので、子どもはあたふた・・・。レッスンのあと母の病院に行き、その後衣装の買い足しにまわる。まったく練習している時間もなく、夕食もろくにとらずに、今日は終了。忙しかったからしょうがないな。明日の朝、早く起きて練習するらしい。今週はしんどかった。

とりあえず告知でもしとこっかな。ダンス好きな方は覗きにきてね。
日時:2007.1.14(日)OPEN13:00~
場所:六本木CORE
詳細は、こちらまでどうぞ。

もう今日は寝る。