『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

第137回 音楽家講座in鶴見 ~甲野善紀先生を迎えて~ 7月9日(火)

2024-07-11 01:08:48 | 音楽家講座・甲野善紀先生を迎えて
重たい雲がどんよりとかかった蒸し暑い一日となりました。

今回は、この鶴見での講座が始まって以来の30名越えの参加者となり、個別指導希望も多かったことから、いつもより個別指導の時間を多くとっていただき、10名のご指導となりました。
今回、時間切れとなり、ご希望に添えなかった皆様、本当に申し訳ございません。
一度も先生の個別指導を受けたことのない方は、次回に参加される折に、申し出ていただければ、最優先とさせていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。

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先生は、新たな気付きに基づく歩き方をやっているということで、それまで使われていなかったところが全身筋肉痛。とのことでしたが、とても生き生きとされお元気なご様子でした。

数日前、講座の件で連絡する折に、7月2日に気付いた口腔内の変化が全身に影響を及ぼし、歌、フルート、ピアノ、それ以外の全ての日常生活における身体が全くちがうものになった、とご報告したところ、すぐに返信いただき、フルートをお聞かせすることになっていました。

講座開催前に、控室にお邪魔し、時間もないことからかいつまんでお話したところ、フルート演奏のビフォーアフターにとても驚いてくださり、
「メールを頂いた時から、すぐに、これはちょっと大きな気付きに違いないと思っていましたが、本当にそうでしたね。フルートも誰が聞いても、全く違う大きな変化です。これは、今日の講座で私から白川さんにふりますので、皆さんにも紹介してください。」となりました。

自分ではかなり大きな違いと感じていても希望的観測というのが入り込むこともあるので、確証が持てなかったのですが、先生にこのように仰っていただけ、ほっとしました。

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(お話)
階段上りの気付きから歩き方までが変化してきた。
車が回転するように脚が出る。
昔の日本人は如何なる場合も膝を伸ばさなかった。
膝をのばさなかった日本人の体力は凄かった。
職業によっても歩き方は違っが、みな手をふらない歩き方だった。
常に久を伸ばさず使っていれば、それが多少鍛えていることになるので膝が痛くならない。

しかしこうしたことは、火傷した時に高めの温度の風呂に7分くらい漬ければ治りがよくなることと同様に、やってみればはっきりとその効果がわかることなのに、それでも認めてもらえない。

私にも気付きがあったが、今回白川さんに大きな気付きがあったので、その紹介をしたい。もう長い付き合いになるが、今回が最も大きく変化されたと思う。

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(口腔内変化によるフルートのビフォーアフター 白川)
ここで登壇させていただき、具体的な解説も含め、口腔内の変化に伴うフルートのビフォーアフターを実践。
自分でも驚いたのだけれど、家で吹くのよりも、ずっとホールでの響き方の差は顕著であった。

会場からも驚きと祝福の拍手を沢山いただきほっとする。
何より、あれほど緊張して震えたりもしていた甲野先生の前での演奏、音楽家講座での演奏なのに、全くそうしたものはなく、ニュートラルなメンタルのままでパフォーマンスが出来たことに後で驚いた。

「確かに、白川さんの気付きは、頸椎の1番と2番に大きな影響をもたらしますね。ここさえ整えておくだけで、身体全部が良くなるというネイティブアメリカンの人もいるくらいで、それとも関連がありそうです。」とのこと。

先生には私以上に、私の中で起きている新たな変化を見ておいでのようだった。

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(個別指導)
1.テニス
高く腕を伸ばす時にはどうすればよいか?
 
私の場合、「うねり系」は使わないが、伸びている方がむしろ威力は出る、
ただ、バックハンドに両手はいただけない。
元々は片手だったもを女性がやるようになって、それが広まったらしいが、見るに堪えない。



2.ピアノ
腿の上に腰かけて、変化。
何かで太腿くらいの枕的なものを作り、それに腰かけて稽古するとよい。
ベタっと座ると感覚もそうなってしまい、ピアノの響きもベタっとしてしまう。


3.ピアノ
首にネックレスの様に丸紐で変化。


4.ピアノ
指紐で変化

5.バレエ
足先から頭まで、気持ちの良い場所に立てることが増えてきた。
稽古着がロウレグかハイレグかで身体が変わる感覚もある。
床のエネルギーが全身に来る。
筋トレは頭で調子を整える感じがする。
インナーが使えるとポジティブになれる。

それだけよく観察されているのであれば、筋トレのやり方を変えた方がよい。
自分の身体の感覚が揃う時は会館だが、やり過ぎると義務感になる。
やめることの技術が必要。
技は効くか効かないか、型は型として成立するか否かである。
必然性で繋がる・
ある型にピタと入った時に、ある集中が生れる。
精度を上げることへの興味関心が身体の中にある。
ある状態にはいると、ピタっと疲れもなくなる。
自分ではない自分が出てくる。かつて自分の中に鬼を飼っていることがわかり、それ以来そうしたことはないが、震えるほど怖かった。
自分の中にある何かはみな持っている。


6.ピアノ
四方襷で変化。

7.ピアノ
首が痛いという症状
歩く稽古と祓い太刀で変化

8.ジャズシンガー
胸紐で変化
寝ている時に力が入ることの解消には、寝る時に足首を縛り、踵を広げ、親指同士を付ける方法を紹介。寝付けない時にも有効。

9.ピアノ
偏頭痛と右鼠径部の痛みがある

歩く稽古。歩いていくうちにほぐれるような感じがあると良い。
祓い太刀で頭痛が解消。


10.声楽
高い声をより出したい。
虎拉ぎ、鉄棒などで逆さになって、声帯を釣鐘状にして発声。

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今回も皆さまの変化が顕著で、充実のひと時となりました。
懇親会もとても楽しかったです。
ご参加くださった皆様、会場スタッフの皆様、お手伝いくださったAさん、Nさん、
そして甲野先生、本当にありがとうございました!

次回は同会場同時刻で9月11日(水)に開催予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。

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本日お電話いただき、更に、今回の気付きに関する様々な検証をお話する。

「先生、私は器が小さいので、実は今回のことは内緒にして企業秘密、秘伝にしてしまおうかと思っていたくらいでした。でも、こうして先生にお話ししたことで、音楽家講座でも取り上げてくださり、感謝しております。これで良かったと心底思えます!」

「そうですよ。講座の後、沢山の人に囲まれていたじゃないですか。みな関心を持たれたのですよ。今回は本当に大きな気付きですから、それを隠してしまうと、大層大きな人生の税金を払うことになりますよ。それにこうしたものは出せば出すだけ、もっと大きなものが入ってきますから。これから更にまたどんどんと進化されていくことと思います。それにしても、こうしたことが見つかるというのは、やはり時期とご縁なのでしょうね。」

と大変励ましていただけた。

65歳からの初心者として、第二のフルート人生が始まった心地です。
これも、甲野先生、そして音楽家講座のお陰です。
本当にありがとうございます!













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