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『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

ものより空間

2025-05-12 20:07:25 | 日常
「ものより空間」

を合言葉にして連休中は老前整理の片付けに取り組んでいました。

もう多分使わないだろうアレンジものの楽譜、会員制の冊子についてくる付録の楽譜がごっそり。

依頼の演奏のお仕事の時などには便利で、数曲は活用させてもらったりしたけれど、もう人生の残りの時間はやりたいもの、やるべきものだけに取り組んでいきたいしな、という一種決意表明、というか腹を括って処分することに。
ちょっと大袈裟・・

まあ、いざとなれば、流行りものであればプリント楽譜もある。

そして様々な音楽関係の雑誌、普通の健康、美容関連の本などと一緒に段ボール3箱分処分。

更に、ミュンヘン時代にはまったオペラのボーカルスコアを10冊。
みな有名どころのオペラで、これを使ってオペラごっこして遊んでいた名残。
少し迷ったけれど、とにかく嵩張って重たいし、もうオペラごっこもこの先の人生、やることもないしな、と決意。

ボーカルスコアなどは古くても貴重かもしれないので、一応楽譜買い取りのお店に問い合わせたところ、大丈夫とのことで、3箱まとめて着払いで送ったところ、3400円にもなってちょっと嬉しい。

最初は手間暇が面倒なので、もう捨ててしまおうかと思っていたのを、やはり楽譜は捨てるにしのびず、どこかでまた誰かの役に立つかもしれず、良かった。その上、思いがけない臨時収入。

そして一番良かったのは、段ボール3箱分のスペースが2階の本棚に生まれたことで、ピアノの上に置いてある重要な音楽関係の本を全てそこに収納できるようになったこと。

フルートの練習をしている時に、すぐに色々と調べられて便利、ということでピアノの上に置いてあって、一種インテリアにもなってこれはこれで気に入っていたけれど、やはりピアノは棚ではないので、ものを置かない方が響きは良いに決まっている。
大切な本たちもやはり本箱の方がほっとしている様子。

本日、調律をお願いしていたので、その前に、と昨日は、上に置いてあった本を全て撤去。

すかさず、ピピが縄張りを主張。
「これでいいのニャ!」

「すっきりしたニャ~~!」




新たなキャットウォークとなって、ピピもピアノも、そして本たちも満足?

最初はライトだけは置いていたけれど、やはり何もない方が美しいので、床に置いて、使う時に載せることに。

今までイカットを敷いていたのだけれど、もう締めなくなった夏着物や浴衣用のアイスグレーの張りのあるシルクのへこ帯を半分に折って敷いてみたところ、涼し気で、とても美しい。夏場はこれで、とも思いましたが・・




滑りが良い分、シルクはピピには危険か、と思い直して結局何も敷かないことに。

「ものより空間」

これを合言葉に、3階収納庫にあったもう何年も使っていないガーデンパラソル、ガーデンチェアなども粗大ごみの回収をお願いして処分することに。

これは大物なので、リサイクル店に持っていくのも大変だし、かなり痛んでいるので、回収してもらうことになりました。

息子が小さい頃はルーフバルコニーでバーベキューしたり、ビヤガーデンごっこしたりして、よく使っていたけれど、もう家族の誰一人としてそんなことをしようと言いださないし、私もその元気がない。

置いておこうと思えばおいて置けるスペースはあるけれど、収納スペースがあると、却ってそこに置きっぱなしにしてどんどん増えてくる、という負の連鎖に。それを断ち切るべく?少しずつですが、動きやすい季節にがんばっていこうと思います。

楽譜を手放したのは初めてで、逡巡もしたけれど、結果、本当に良かったです。

これで勢いもついたので、次は父が誰かからかもらったバラライカ、父のボルネオ土産の派手な敷物、母が残した琴、なんとなく旅先で買ってしまって増えてしまった民族楽器、などをリサイクル店に持っていこうと思います。

最終的には3階の屋根裏収納庫の半分くらいを空っぽにして、そこに寛ぎスペースを作る、というビジョンも湧いてきました。

一番の悩みの種の五月人形関連一式は、神社やお寺、葬儀社でも取り扱って供養して処分してくれる、というのを聞いたので、これも年内実行できれば、と思っています。