『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

片付けの後は

2020-06-11 22:17:31 | テーブルコーディネート
またリバウンドしてしまうかもしれませんが、ステイホームの期間中、ずっと片付けや掃除にいそしんでいたせいで、かつてないくらいに家の中が奇麗になっています。

感染予防対策に配慮しつつレッスンも再会。

今までは、仕事がある日は、ついつい家事は後回しでおろそかになっていたのですが、今回はなんせ、片付いているので、掃除もすぐにできる。

以前はまず、片づけてそして掃除だったので、いつも時間に追われているような感じで、それがストレスになっていました。

自粛期間中はせめてもの運動不足解消も兼ねて、「使ったらすぐに戻す」を励行していた。

二階や三階へいくのも厭わず、せっせと動く。

  ・・なのに3キロも太ったのは何故?・・

日頃からちゃんとやれている方からすると、本当にだらしなくてお恥ずかしいのですが、
「戻す」というのがだめで、散らかり放題だった。

特に楽譜や本が・・

すぐに読みたいし、すぐに吹きたい。

なので、本番で演奏する予定の楽譜や研究したい楽譜、参考文献がいつも取り散らかっていた。

いつの間にか、うず高く積まれる楽譜の山が、一つ、二つ、三つ、と増えてきて、山脈となっている・・

ピアノの上、椅子の上、そして最後は床の上・・

というのが通常のリビングの景色だった。

なので、それにつられるように、ワゴンもテーブルもコーナーも、もうどこもかしこも、何かしらが置きっぱなしの雑然としたリビング。

それが!
今回、楽譜をエチュード、曲集、無伴奏、ピアノとのデュオ、ギターとのデュオ、フルート同士、トリオ、それ以外、とジャンル分けし、アルファベット順に。

以前は小さな本立てで仕切っていて、すぐに崩れていたのを、100円ショップでみつけたファイルケースを9個買って、仕分け。ケースとケースの間にも入れるようにして、すっきりと収まり、取り出しやすくなりました。

今後の本番は・・

まだなんとも言えないけれど、とりあえず、あるとすれば、8月後半のトリオなのですが、その楽曲をまとめて置く、というのをやめて、練習が終わったら、元の収納、つまりアルファベット順収納の棚に戻す。

テレマンのファンタジーも、バッハのチェロ組曲も、他の楽曲も、必ず基に戻すようにしていました。

明日も吹くから、と譜面台におきっぱは、やめた。

これがとても快適。

何故なら、棚の扉を開ければ、そこに必ずあるのだから。

以前は、置きっぱなしにした楽譜の山脈の中で雪崩が起きたり、遭難したりで、使う楽譜捜索に時間を費やすことも多々あったのでした。

ピアノ周りが片付くと、それにつられて、今度は他の場所もすっきりに。
出しっぱなしだった2本のロットも片付けしてスペースが出来た楽譜棚の中に収納できるようになったので、ワゴンもすっきり。

メトロノームや書き込み用のペンなども、みな収納。


テーブルも夫のリモコンと新聞問題が解決してすっきり。

くどいようだが、どこを見てもすっきり!

毎日、これほど気分爽快に過ごせるとは、と今更ですが、びっくりです。

すっきりしたので、少し飾り付けたくなって、テーブルのセンターピースに、イギリス製アンティークの燭台を新たに加えました。

30年前から、ずっと欲しかったものがメルカリで、通常の四分の一くらいの価格だったのをステイホーム期間中に見つけたのでした。

蝋燭は仏壇用を拝借し、根本にアルミホイルを巻いて太くして刺しました。

蝋燭を買って、とも思ったのですが、早く灯してみたくて、思いつきました。

でも、小さなテーブルなので、この細さの方がむしろ似合うかも。

やはりテーブルには燭台だ。
この部屋に足りなかった最後のピースが埋まった感もある。

今までテーブル中央に居たお気に入りの青い猫はピアノの上に。
猫も高い所の方がうれしそう。

大切にしまい込んだままだったマイセンのシュガーボウル?キャンディーボウル?も、中に爪楊枝を入れて、ここに。

大切にし過ぎて忘れていたものが色々と再発見されたのも、今回の片付けの収穫でした。

片付けの折に出てきた銀のトレーも使ったら、涼しそうな設えとなりました。

花はみな庭で調達。
昨日まではドクダミで、本日からは紫陽花。

緊急事態宣言解除とはいっても、以前の暮らしにそのまま戻れる訳ではない。

感染予防の責任を伴ってくる様々な活動は、緊張を伴うし、この暑さの中、マスクで動き回るということも、かなりのストレスである。

いくらでも悪いシナリオは思い浮かんでしまうし。

おそらく思っている以上に、幾層にもなった心の奥底で、かつてない程の緊張状態を強いられているのだろうと思う。

だからこそ、目に入るもの、聞こえる音、香り、味、奥底に届く言葉、等々、五感(六感も?)を活性化させて、日々をより慈しんで暮らしていきたいと思う。

・・という理由を延々と語って、燭台購入の許可を夫から得たのでした。