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『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

12月21日 クリパ♪

2020-01-25 00:22:36 | 日常
Nちゃんのお宅で、の恒例クリマスパーティーでした。 
本番と重ならない限りは、毎年参加して、同級生バンドWAYAZで、演奏させてもらっています。 
午後2時にスタジオに集合して2時間練習した後は、Nちゃんのお宅でのリハ。 
今回、急遽、英語ボーカル担当のTくんの都合がつかなくなったので、代わりにIくんが歌うことに。 
自分のレパートリーではない、いきなりの英語の歌詞、というのも相当大変なことではないか、と思うけれど、素晴らしい仕上がりでした。 
曲目は・・ 
カリフォリニアの青い空、ユーミンの12月の雨、恋するカレン、そして、ベースNくんの中学のバレーボール部の先輩で、ビートルズ愛が半端ないO先輩も加わって、みんなでレットイットビー。 
今回、12月の雨はボーカルもやっての、弾き語りだったので、ドキドキ・・ 
歌は本当に、自慢じゃあないけれどヘタである。 
でも、それでも、とてもこうやって、バンド演奏で大好きなユーミンをピアノを弾きつつ歌えるのは至福。・・ああ、こんな日が来るなんて・・? 
皆様、ありがとうございました。 
「もっと何かやって」というリクエストがあったので、Iくんの提案で、「水月」と「浮雲」も。 
ほぼ初合わせだったこともあり、安全テンポ過ぎてしまって、若干もっさりしたのは残念でしたが、浮雲は特に、誰でもすぐに出来る曲なので、良い感じでした。 
Iくんはクラッシックギターをやっているお嬢さんとの親子共演もし、とても幸せそう。 
何より、今回Iくんの次女の一家もいらしていて、お孫さんのKくん2歳も参加したのですが、彼が、演奏の間、ずっと素晴らしいリズム感で、首を振り振り躍っていたのでした。 
さらには、一緒に、真似して口ずさんでいる。 
そしてついに、「やりたい~~!」。 
と、マイクを持って「キラキラ星」を澄んだボーイソプラノで歌い始めたのでした。 
これが、素晴らしいリズム感と音程。 
こんなに小さい子が、ここまで?と感動。 
その上、キィはどんぴしゃりのCメジャー。 
多分、絶対音感を持っているのだろう・・ 
すぐに、ピアノで伴奏を付けてあげたら、嬉しそう。ベース、エレキ、ギターも、みなその場で加わってのセッションとなりました。 
・・WAYAZのメインボーカル、ついに世代交代か・・? 
おまけに、ほっぺはこぼれそうなイケメン。 
今回のライブは、全て、このKくんに持っていかれてしまったのでした。 
最後はマイクを握りしめて、離さなかった・・ 
将来、楽しみです。 

みんなで持ち寄った様々な御馳走と美味しいお酒。 
病み上がりなので、セーブはしていたものの、ちょっと飲んだことのないブランデーや、スコッチも登場し、寿命が延びる心地。 
Nちゃん、M家のみなさま、常連のパーティーメンバーのみなさま、そしてWAYAZ各位、ありがとうございました! 


12月21日 『浮雲』

2020-01-25 00:20:31 | 音楽・フルート
今回、アンコールで初披露したオリジナル作品 『浮雲』の反響が大きい。 

会場では万葉集と柿本人麻呂の話はしたものの、肝心の和歌を詠むのを忘れてしまったので、ここに。 
あの、有名な歌です。 

『天の海に 雲の波立ち 月の舟 星の林に 漕ぎ隠れ見ゆ』 

フルート関係者からも、、一般の、お客様からも、こんなに反響があるとは想定していなかった。 
様々な美術作品への造詣が深く、ご自身、名カメラマンでもある先達からの、 

「日本の精神文化の縦糸の一本に光が当たり輝くものを感じました。」 
とのお葉書が嬉しかった。 

和歌の説明はなくても、その情景やスピリットがちゃんと伝わった、ということが嬉しい。 
もちろん、それは、共演のピアニスト砂原悟さんと、チェロの山本徹さんの演奏のお陰でもある。 
チェロのアドリブ部分は、全て山本さんの創作。 
「琵琶法師みたいな感じも入れて・・・」と希望は出したものの、全てお任せ。 
練習のたびに、毎回、違うことをやってくださるのも楽しかった。 
流石「バッハ・コレギウム・ジャパン」で活躍されているバロックの名手であり、「アヴァンギャルド」の主宰者だ。 
本当は、砂原さんも様々な特殊奏法など駆使して色々とやりたかったらしいのだけれど、会場のピアノでの特殊奏法は厳禁なので、今回は我慢していただいた。 
ピアノの特殊奏法が可能な機会があれば、今度は砂原さんのアドリブも聞いてみたい。 

元々は、85歳でギターを始められた岩城正夫先生(89歳)とセッションしたくて作った曲。 
夏の暑い日、法螺貝修復のご相談を兼ねた訪問の折、初合わせでも上手くいって、とても楽しかった。 
先生も「こうやって合わせる、というのは人生初です!」と喜んでくださった。 

だから、伴奏は、ずっとギターの開放弦の1コード。 
ミラレソシミの連なりは、本当に美しい。 
そんな感覚を持つようになったのも、ギター小僧のWAYAZメンバーと蓼科合宿などで、まったりと音出しして遊んでいた経験があればこそだろう。 
ワインを飲みつつ、適当につまびくギターに合わせてハミングしたり、キーボードでアドリブ入れたりして遊んでいた日々。 
フルートの音は通るので、深夜の別荘地では厳禁だったのが若干不満だったけれど、まあ致し方ない・・ 

ヴィラロボスの作品に既にその開放弦だけの伴奏の発想はあるけれど、それとは別の日本人ならではの作品にしてみようと思った。 
宇高靖人さんのギターとこの『浮雲』の演奏を録音した時も、録音技師の若い方が、とてもこの曲を気に入ってくださった・・ 
・・宇高さんのアドリブも、まさに「雲の波立ち」という感じで圧巻だった・・ 

必死で作ろうとした訳ではなく、ふと降りてきた旋律を書き留めた、ほぼ趣味の俳句と同じ様に、自然に生まれた作品。 

フルートアドリブ部分の「星の林」に棲む小鳥の囀りには、カラートリルというモダン奏法を取り入れた。 
これは、昔、トロワ・パルファンのオリジナル作品を作っていただいた折、次世代フルート奏者の旗手・天才・多久潤一朗さんから教えていただいたもの。 
一年くらいの経験があれば、多分誰でもすぐに楽しめる易しい小品、ということも心掛けた。
でも、アドリブ部分では、個々の感性・経験・技量に応じた様々な工夫も楽しめる。 
ギターでも、ピアノでもミラレソシミさえ弾ければ伴奏が可能なので、こちらもまた誰でもすぐに楽しめる。 
定まった、究極のオスティナートバスは、運命、宇宙の摂理でもあるけれど、 
「開放」は「解放」にも通じる。 
「定め」があればこその「自由」を思う存分満喫していただきたい小品です。 
来年春に宇高さんとの共演でのCD付き楽譜が出る予定ではあるけれど・・ 
今回のトリオのCDの件が落着しないと難しいかもしれないなあ・・? 
でも、まあ、これも成り行きで。 


12月14日 ビンテージフルート・ルイロットの調べ  高輪プリンセスガルテン・アンビエンテ 満員御礼!

2020-01-25 00:01:02 | 音楽・フルート
お天気にも恵まれた討ち入りの日。 
高輪アンビエンテでのコンサートは満員御礼・盛況の中、無事終了いたしました。 
お聴きくださった皆様、ご協力くださった皆様、本当にありがとうございます。 

・・結局CDは間に合いませんでしたが・・ 
理由は演奏者には全くわからず、置き去り状態。
しかしながら解決しない問題はないと思っているので、いずれはちゃんとなることを信じ今後も働きかけていく所存です。 
まあ、思い通りに行かないことも長い人生の中ではあるのだな、と教訓にもなりました。 

実は「風邪」の日記の後、なんと人生初インフルになってしまったことが発覚。 
いや~、本当に死ぬかと思った・・くらい大変でした。 

14日はギリギリセーフでの開催となりましたが、決して万全の体調ではなかったことが悔やまれます。 
でも、そんな中吹けたのも、今の奏法だからこそだと感じています。 

ロットはより響いてくれるようになりました。 
多分、病み上がりだったこともあり、吹き過ぎなくなったから? 

ステマネをやってくださったIくん始め、多くの笛吹き仲間、先達の皆様から今回の演奏を評価していただけたことも、嬉しかったです。 
流石にここ数日はぐったりしていたのですが、もうすっかり体力も回復。 

不幸中の幸いで、体重もさらに2キロ落ちて、ちょっとスッキリしたのも嬉しい。 

・・インフルエンザ・ダイエット・・・ 
もうこんな目にはあいたくないですが、でもせっかくなのでリバウンドしないよう維持したいものです。 
週末は恒例、WAYAZのみんなでNちゃんちの豪邸でのクリパ、翌日は拙宅での生徒さん、岩城先生とのクリスマス発表会、翌週は友人夫妻と一緒に会食、ワイン友との宴会と楽しいイベントが続きます。 
スターウォーズも観に行かないといけないし。 

色々あるけれど、友人や家族との時間を楽しく過ごせるということが、人生一番の幸せなのかもしれません。 

夫は感染することもなく元気でインフルの私を置いてゴルフ三昧でしたが、そんな中、超高級栄養ドリンクを貢いでくれました。 
これが、結構良かった。 
エジプトの香油並の値段で、一気に飲むのも、申し訳ない感じでしたが、「いざ!」という時には役に立つ。 
そして。年末には息子がピピと一緒に帰ってくる! 
ようやくピピをモフモフ出来ると思うと、今から楽しみです。 
息子の部屋の掃除はちょっとね、と思うけれど、ピピのためなら張り切れる、というのは不思議です。