思いつくまま

思いついたことを書いています。

小惑星の「イトカワ(糸川)」探査機の「はやぶさ」が帰還

2010年06月13日 23時41分41秒 | その他
これでも一応宇宙のことには興味を持っていて、こういった話にはすごく惹かれるものがある。

6月13日、イトカワ探査機の「はやぶさ」が地球に帰還した。正確には、はやぶさは大気圏で燃え尽きたので、カプセルがオーストラリアの砂漠に戻ってきた。
月より遠い天体に着陸し、地球に戻ってくるのは史上初だ。

日本のTVで生中継したところは無かった。(サッカーワールドカップには勝てないということ!)
USTREAMやニコニコ動画の生中継があったが、なかなかどのサイトもアクセス数が多すぎて、うまく見ることができなかった。
一応、宇宙開発機構・JAXA管制室のUSTの中継、それにニコ生のミラー中継を見て、はやぶさが22時50分過ぎに大気圏突入し、光ったのは見たし、落下地点を探すために発信されているビーコンの音は聞くことができた。
和歌山大学が落下地点のオーストラリアの砂漠付近からUSTで中継していたが、結局肝心な場面は固まってしまって見ることができなかった。
Twitterで「ネットがTVを超えた」などというツイートもあった。

はやぶさ、2003年に打ち上げられ、イトカワの砂塵を採取し、本当なら2007年に戻ってくるはずだったが、途中、通信が途絶えて行方不明になったり、4つのエンジンが壊れ、そのうちの生き残りの部分をつなぎ合わせて1つのエンジンとしてなんとか戻ってきた。

イトカワ、地球から約3億キロ離れた太陽系の小惑星で、太陽の周りを地球と火星の間を回っているような軌道だが、将来は水星・金星・地球・火星のどこかにぶつかって消滅するだろうと言われている。
イトカワには、太陽系ができた約46億年前の姿がそのまま残っていると言われているので、もしイトカワの持ってきた砂(というより微粒子)を分析できれば、太陽系の歴史がもっと詳しく分かるようになるかもしれない。
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伊藤健太郎著『男のための自分探し』(1万年堂出版)を読む。

2010年06月13日 00時00分00秒 | 読書
ベストセラーになった『なぜ生きる』の続編のようなもの。 前から読みたいと思っていたが、買ってまではと思っていた。当然図書館で借りた。

前半は、男の行動というのは、女の卵子に自分の精子を植えつけるため、子孫を増やそうとするためにすべて支配されているということばかりが書かれていた。

後半は生きる意味を考えた内容だったが、やはり答えは書いてなかった。 『なぜ生きる』を読んだ時も思ったのだが、結局生きる意味・答えはよくわからないままだった。

インチキじゃないか

以前「精神修養の場」で働いていた時は、自分はなんでこんな辛い思いをして、不条理なことが多くて、しかも何一つ満足できるものがなく、それでも耐えて生きていかなければならないのか、生きる意味とはいったい何なのか?ってしょっちゅう考えていた。

しかし、ここ何年かはなぜかそんなことは考えなくなった。 別にすべてのことに満足しているわけではないし、不安もいっぱいあるし、先を考えると心が押し潰されそうな感じだけどね。
また、自分は人生で大事なものをすっかり欠落させて生きてきており 、決して幸せな人生を歩んでいるとは言えないが、それでも今は生きる意味を考えなくなった。
ということは、こんな不安定な崩れやすい心でも、今は一時的ではあるが、ある程度幸福に生きているということなのではないか、生きているだけで丸儲けとちょっぴり思っている。

死んだらすべては終わりさ、ただそれだけさ。
みんないつかは死ぬ、生まれた時から死に向かって走っているんだけど、ただ上手に考えないようにしているだけなのさ。
1週間後に死ぬとわかったら何をするって訊かれても、自分では答えが出なかった。悔いのないように生きるって、どうすればいいのかわからなかった。

ソクラテスとかプラトンとかパスカルとか有名な哲学者というのは、人類に普遍の疑問をとことん詰めて考えていたんだなぁということを改めて思ったのさ。
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