思いつくまま

思いついたことを書いています。

神田昌典著『仕事のヒント』(フォレスト出版)を読む。

2010年06月06日 00時33分55秒 | 読書
著者の神田昌典氏は、勝間和代さんの『読書進化論』の中で取り上げられていて初めて知った。
この本は、仕事や実生活で役立つヒントが150個くらい書かれていた。
1ページに2~3行の文章が書かれているだけなので、あっという間に読めてしまった。
この本は、読む本ではなくて使う本で、頭で理解するのではなくて身体で感じる本ということだが、まぁそのとおりだと思う。
納得できる言葉もそうでない言葉もたくさんあった。
時々振り返っては、書かれていた言葉を思い出してみたい。

気になった言葉をメモとして書いておく。
・上司の成長にとって最適な課題を与える部下が集まってくる。『社員は必要な課題を与える』(問題を持ち込んでくれる部下がいるからこそ、その問題を乗り越えられる上司は、人間的な成長が加速する。逆に言えば、上司が自分の成長に必要な学びを終えない限り、部下は問題を起こし続ける。)
・100回自慢するよりも、1回の他人の推薦。(100回メリットを語っても、お客は信用しないが、他人が1回推薦しただけで、お客は信用する。)
・お客は、整理整頓されたところで眺めるが、ごちゃごちゃしたところで財布を開く。(たとえば、お祭りや観光地の土産屋では衝動買いする。)
・桃太郎ばかりでは、鬼退治はできない。
・嫌いな人に愛想を使うと、自分が本来やるべき仕事へのエネルギーを浪費する。
・メンター(成功を手助けしてくれる師)は探すものではない。メンターは現れるものである。(決意と行動が先、そうすれば自然に現れる。)
・初対面の人との共感を得るためには、言葉に出さなくても、「あなたが生まれてきてくれて嬉しい」と感謝しよう。
・過去にこだわり、未来に不安を感じると、現在のエネルギーが使われる。
・パターンを知れば、パターンを超えることができる。
・おまけが欲しいから、本品も買ってしまう。さらに、おまけがシリーズ化されると、必要なくても本品を大量に買ってしまう。
・人を説得するには、叫ぶのではなく、ささやく。
・問題が起こったとき「なぜ」と質問すると、組織におけるより大きな問題の引き金を引く。
・あなたが提供しているものを必要とする人ほど、あなたを批判する。
・無料特典は、無料であるからこそ、価値をきちんと説明しないと、単なるゴミと思われる。(お客は「無料なんだから、きっと価値がないものだろう」と思い込む。無料だからこそ、どれだけ素晴らしく、手にいれにくい特別なものであるかを徹底的に説明することが大切になる。)
・「俺がやれば売れる」というのはバカのやること。賢者は「バカでも売れる商品」を扱う。
・売れない理由のトップは、「わかりにくいから」。
・一貫性がない会社をお客は「ウサン臭い」と感じる。
コメント
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