あれからどれ位眠っていたのか……。
「きゃ!」と、言う声に眠りから覚めた。
目を擦りながら体を起こすと、ハルナが真っ赤な顔をして、起きていた。
「ああ。おはよ……。具合は?ハルナ」
ハルナは顔を強張らせて何も答えない。
「何もしてねぇよ。それより、具合は?」
「……だいじょぶ」
ハルナはソファの背もたれにびったりとひっつくと、オレを上目遣いでじっと見ていた。
「女には不自由していないから、お前には手を出さねぇよ。安心しろ!」
オレはソファから起き上がり、扉に向かいながら背伸びをして、急いでリビングを去った。
やばかった。
オレは初めて夢の中でハルナを抱いている夢を見ていた。
もしかしたら、あいつに何かやってしまったのかもしれない。
オレは自己嫌悪に陥った。
「はぁ~。ロリコンかよぉ、オレは……」
夕食の間中、ハルナはオレから視線を逸らしっぱなしだった。
ヤツも意識しているらしい。
ってか、オレも目線逸らしマクリなんだけど。
「おこちゃまは早く寝ろよ」
二階に一緒に上がる時、オレはハルナにデコピンをして、ヤツを子供扱いした。
こうすることで、辛うじて「兄」としての立場を保っていたのかもしれない。
オレはこの時、まだ気付いていなかった。
ハルナを女として意識し始めていたことを……。
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「きゃ!」と、言う声に眠りから覚めた。
目を擦りながら体を起こすと、ハルナが真っ赤な顔をして、起きていた。
「ああ。おはよ……。具合は?ハルナ」
ハルナは顔を強張らせて何も答えない。
「何もしてねぇよ。それより、具合は?」
「……だいじょぶ」
ハルナはソファの背もたれにびったりとひっつくと、オレを上目遣いでじっと見ていた。
「女には不自由していないから、お前には手を出さねぇよ。安心しろ!」
オレはソファから起き上がり、扉に向かいながら背伸びをして、急いでリビングを去った。
やばかった。
オレは初めて夢の中でハルナを抱いている夢を見ていた。
もしかしたら、あいつに何かやってしまったのかもしれない。
オレは自己嫌悪に陥った。
「はぁ~。ロリコンかよぉ、オレは……」
夕食の間中、ハルナはオレから視線を逸らしっぱなしだった。
ヤツも意識しているらしい。
ってか、オレも目線逸らしマクリなんだけど。
「おこちゃまは早く寝ろよ」
二階に一緒に上がる時、オレはハルナにデコピンをして、ヤツを子供扱いした。
こうすることで、辛うじて「兄」としての立場を保っていたのかもしれない。
オレはこの時、まだ気付いていなかった。
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