PIAFUL♪

ピアノを愛する私の・・・独断と偏見による
その時々の旬な話題?を気紛れに~♪

4 TEEN

2005-06-25 | book
下町・月島中学に通う “14歳” の少年四人組…
彼らの友情と、様々な人々との交流を瑞々しく描いた

2003年直木賞受賞作 『4TEEN』 著者 :石田衣良

何故 “14歳” なのか・・・
中二という14歳の一年間が一番自由な感じがする。自由だから悪いこともたくさん
できるし遠くまで行くこともできる、自由のシンボルとして14という数字が出てきた。
衣良さんご自身が、一番楽しい時期でもあったと…。

秀才でクールなジュン・病と闘う心優しいナオト・ムードメーカーのダイ、そして…
どこにでもいるフツウの主人公テツロー・・・
彼らはこの町で、傷つき、恋をし、死と出会い、いたわり合い、そして…少しずつ大
人になっていく。一年間に出会った8つの物語・・・

◆びっくりプレゼント
早老症という奇病で入院しているナオトのために、3人が贈ったとっておきの誕生日
プレゼントとは・・・コギャル?

◆月の草
節食障害で引きこもりの日々を送る不登校の同級生と、奇妙な交流が始まった テ
ツロー。優しい話し相手になってあげた結果は・・・?

◆飛ぶ少年
コメディアンを目指す同級生…大風呂敷を広げた。「ぼくは空だって飛べる」。
「関本譲、飛びまーす!」 飛んだ。分かるだろうか?誰にでも、何でもできると思い
込むときがある。

◆十四歳の情事
ジュンが不倫?不倫専門サイトで知り合った女性は、夫に暴力を振るわれている。
その夫に向かって言った。「誰かを殴るたびに、あなたは大切な人間を失くしていく。
いくら殴ってもあなたには人の心を折ることはできない。僕はあなたを認めない」…

◆大華火の夜に
死に場所を求めて病院を抜け出した末期患者と出会う。“誰にも迷惑をかけずに、
ひとりで好きな場所でおしまいにしたい” と…。尊重してあげるべきか・・・?

◆ぼくたちがセックスについて話すこと
男が男を好きになる。性別を越えて人を好きになること、それは悪いこと?

◆空色の自転車
ダイの父が急死した。飲んで殴る蹴るの暴力を振るうおやじをダイは憎んでいた。
死んじまったあとで、おやじからのプレゼントが届く。おやじの優しいとこが…

◆十五歳への旅
春休み、二泊三日でホームレスに交じってテント生活。あぶない街で精いっぱい大
人の世界をのぞいてやろう・・・(好奇心旺盛に覗いた世界で・・・(・・*)。。oO?)
そして、この旅?の最後に四人の秘密(悩み)を一人ずつ告白・・・
“今から何年かして、思い出そう!あの時すごくいい奴らが四人いたってことを…”

かつて14歳だった人(σ(・・*)piaも)へ・・・そして、今を生きる14歳へ・・・
    (「おもしろいから読んでみて~!」 高校生女子より借りた本ですた(^▽^;))