テトリスDS

どうせ満足にプレイしないくせに、どうしてもゲームを買ってしまうのです。
基本的に無駄遣いはしないのですが、ゲームとなると財布のひもが緩むのです。
ゲームを一本買うのが一大イベントだった頃、買ったゲームを遊び倒していた頃、
ゲームに関していえば、あの頃が本当に幸せだったのかもしれません……


というわけで、テトリスDS衝動買い。

マリオやゼルダといった任天堂ゲームでのアレンジが話題の本作ですが、
「プッシュ」というゲームモードが熱いです。
っていうか、プッシュが面白すぎて、他のモードをプレイする気になれません。
「テトリス」というゲームの究極の形だとすら思います。

プッシュは、DSの2画面を使って、上と下で対戦するモードです。
上下それぞれの方向から、中心にあるブロックを消していきます。
ブロックを消すと、ブロック全体が相手側に押し込まれていき、
最終的にデッドラインまでブロックを押し込まれたほうが負けになります。
感覚としては、クォースの対戦に近い感じを受けました。（戦略性はまったく違うけど）

通常のテトリス対戦と違ってお互いが同じブロックを消していくため、
ブロックの積み方も通常とはまったく変わってきます。
ブロックのないラインにはブロックを置けないため、テトリスをするためには
テトリス棒の入るラインに土台となるブロックを置かなければいけないのですが、
ブロックを置いた瞬間に相手にテトリス棒を挿入される、といったことが起こります。
逆に言えば、自分がちゃんとブロックを積んでいなくても、
相手の積んだブロックを利用してテトリスを決めることも可能なわけです。

他にも「ホールド」という新要素があり、
好きなブロックを一個だけキープしておくことができます。
これを使って、必要なブロックをチャチャッと切り替えながらプレイしていると、
なんだかテトリスがうまくなったような錯覚に陥れて、そこがまた楽しいです。

テトリスのアレンジといえばテトリスフラッシュとかボンブリスとかいろいろありましたが、
今回はアレンジのお手本のようなダントツで素晴らしい出来だと思いました。
久々に、純粋にゲームとしての面白さを味わった気がします。