オーキド博士「ここに２つのカー・ブラックホールがあるじゃろ？」

アイドルマスターは、アイドル＝偶像として、かなり完璧なんじゃないかと思うわけです。

たとえば、AKBの秋元という子が広井ＯＪに枕営業してないと思ってる人って、AKBファン、秋元ファンでもほとんどいないと思います。
それでも「それはそれ」として、アイドルの表の顔を楽しむのがアイドルファンってものです。それでOK。

でも、アイマスは2次元だから、本当に枕営業しないんです。
もしディレ１が暴走して枕したという話が作られても、それはパラレルワールドのひとつとして済まされるでしょう。
なにしろ実態がないわけだから、自分の設定が世界の全てというのが真実になれる。

ただし、アイマスにだんだん嵌っていくと、多くの場合、中の人、声優に行き着く。
アイマスのキャラは声優とイメージが重なる部分も多く、ラジオやライブなどを通して、声優とキャラを同時に楽しむようになります。
この声優には実態があるから、普通のアイドルと同じように良い部分と悪い部分が出てきて、完全妄想の安定した世界は少し崩れていきます。

とはいえ、やっぱり声優＝キャラではないので、たとえば声優は結婚していても、キャラは独身であり処女でありプロデューサーのことが性的な意味で大好きであることが可能なわけです。


まあ、それを前提として、考えてみたいことが。


アイマスにイケメンの男キャラが出てきて、叩かれましたよね。
登場した時期、理由、製作側の対応、他アイドルの状況と、色々要素はあったけど、まあ「叩かれた」としましょう。
女アイドルと男アイドルはファン層がかぶらないし、誰得？と。
（ネトラレの）可能性を生み出した時点でアウトなんだよ、と。


でもですね、


これで、イケメン男キャラの声優が女性だったら？
たとえば三瓶由布子が声をあてていたら？くぎゅうだったら？戸松だったら？

逆にかわいい女アイドルが登場して、声が男声優だったら？
声がキモイ場合は別にして、たとえば石田彰とかが完璧に演じきったら？


この辺が許されるか否かは、キャラと声優、ゲーム・ドラマCD・ラジオ・イベント、どのへんに重点を置くかで見識が分かれるところかと思います。

僕はイケメン女声優はありだけど石田彰はだめかなと思います。
リアルやモラルに縛られた愚かな大人ですね。「なんでもたべます！」とはいかない狭量さよ…。

ぎゃおおん