昔見た風景

日曜日は暇だったので、散歩に出かけました。

知らない道を一時間半ほどぶらぶらしていたんですが、
途中で思わず歩みを止めてしまうような脇道に出会いました。

ものすごく狭くて急な上り坂で、道の脇には昭和40年代みたいな民家がびっしり。
そして小学生が数人、道を走って遊んでいるんです。

僕の地元は田舎ですが坂のない町だったので
個人的な子供の頃の思い出がよみがえってきたわけではないんですが、
なんとも日本人の心の故郷的な感慨がありました。

そしておもむろにその坂を上っててくてくと歩いていくと、
やがて坂道は行き止まりになり、そこには小さな小学校がありました。

なんとも郷愁漂う素敵な出来事…なわけですが、
なんとなく「このままここにいたら変質者だと思われるんじゃないか？」
と思ってしまい、そそくさと来た道を引き返しました。

うーん、日本は変わってしまったのですね…
……いや、変わったのは俺たちの心…か…

そのあとバーミヤンで1時間半ほどダラダラして、
30分かけて電車で家まで帰りました。いつもの日曜日。