いつも必死な翻訳者日記

フリーの実務翻訳者が綴る日常

【翻訳講師】 雑談の輪を広げたい

2006-11-01 14:37:47 | お仕事日記


今クール、4回目の講座が終了した時、気が付いた。

「なんだか 進むのが異常に早いぞ!?」

その時点で ようやく気付く私も間抜けだけどね。
しかも、4回目だというのに、妙な緊張感が続いているような…
何故だろう…?

そう、
答えは簡単だった。
「雑談」というものを まったく していなかったのだ。今回。

そんな事、まったく意識したことがなかったんだけど
これまでは、
気が付けば「雑談大会」ということも しばしば。

受講生の方の中には、社会的地位の高い方、比較的成功されている方も多く、
色々なお話が聞けて、非常に面白い。
受講生の方から、興味深いお仕事の話を伺ったり、
仕事の愚痴を聞いてみたり、何故か人生相談コーナーになったり…

そんな こんなで 非常に楽しくお話をさせていただき、
大声で笑い過ぎていたことに気が付き、ハッ!と教室の外をうかがったり、
ついつい盛り上がり過ぎ、知らぬ間に30分ぐらい経過していて
本気で冷や汗 だったことも…。 (基本、真面目な人間なので)

でもね、今になって、初めて気付いたの。

雑談、って 大事だわ。

もちろん、「良い講義内容ありき」 が大前提なんだけどね、

大抵の人が、
忙しい時間の合間をぬって、わざわざ足を運んで来るわけじゃん?
絶対に、楽しい時間を過ごして、気持ち良く帰った方が いいに決まってる。
(↑講師の奢り&自己満足じゃない って信じたい)

それにね、
超少人数のゼミナール形式の講座である という理由もあるけれど
こちらと受講生のコミュニケーションが上手くとれていれば
講座の中身も 充実したものになるんだよね。
例えば、受講生にしてみれば、
わからない事があった時には、より気軽に聞くことができるし、
こちら側も、
受講生が どういう事を知りたいのか、何がわからないのかを知りやすくなるし。

  ちなみに、
  「内容に自信がない」分 良い「イメージ」を与えたいんだろう
  と思われるのならば、それは否定したい。
  さっきも書いた通り、まず「内容ありき」だ。
  でも、講座の印象を良くしたい、っていう気持ちがあるのは認める。
  (当然だよね。だって、プロだもん。)


そして、今回…

別に、必ずしも雑談をしなきゃいけない っていうことはないと思うんだけどね。
コミュニケーションに対して、積極的に心を砕いてみなければ、と思い、
色々試みてみることにした。

まずは、時候の挨拶から (笑)
改めて振り返ってみると、意識してこういう事を言ったりするのは、
我ながら少々滑稽なのだけれど。

「だいぶ日が短くなって来ましたね」
「帰りは雨が やんでいるといいですね!」
(あ、でも、私、意識しなくてもこういう風に話しかけてる気もする…)

でもねえ、これ、意外に有効だわ。
そこから話が広がることもある。(広がらないこともある。)

その試みが実を結び始めたのか、だいぶ、いい雰囲気になってきたぞ。

でも…
7回目の講座が終了した現在…

相変わらず、未だに「雑談」というものを したことがない。
そう、雑談の輪が広がる為には、
私←→彼
私←→彼女
だけではダメなのだった。

当然、講義は、進む進む・・・・

あと数回で全部終わっちゃうんじゃないの?って思うぐらい。

実は、こういうのもアリかな、って 思い始めているけどね。

4ヶ月後、この講座が終了する時に、
どんぐらい良い雰囲気が築き上げられているかどうか? こうご期待! (と言えるかな?)



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