昨日、クレーム部分を解読しながら、
自分なりに模式図を書いてみた。
利害関係のある物質が3つ以上出てくる場合、
図にしてみないことには、内容がさっぱり分からかったりする。
実は、内容を理解していなくても、翻訳をすることは可能だ。
ただ、例えば、係り方や、andが結ぶ部分などで
「二通りに解釈できる部分」などが出てくると、
内容を理解していなければ、正しい翻訳が難しい。
逆に、
図を書いてみて、内容が理解できれば、
その図を元にすることによって、
正しい解釈ができるようになり、誤訳がなくなる。
内容の理解度が高ければ、
翻訳を終えた時の達成度も高まるし。
いや、本当は、
全ての内容について理解して
翻訳をするべきなのかもしれないけれど、
正直、そういう余裕があることは希。
この図では、酵素やタンパク質を、丸っこい塊で表しているけれど、
これは当然、概念的なもの。
本文では (バイオ系の文章ということもあり)、
これらは、「amino acid sequence(アミノ酸配列)」
という概念で捉えられている。
実際、この明細書には、
リボン状のアミノ酸配列がくるくると巻かれて
タンパク質を成している図が載っている。
でも、今日、補正クレームの部分を訳しながら
改めて見てみると、
この図、ちょっと違うかもしれない…
さて どうしよう…
一応、「本文に書いてあること」しか 図にしていないので、
間違っている事実は書かれていないはずなのだけど、
3つのタンパク質の位置関係がね…
この図ではくっついていない端の2つのタンパク質が
互いに関係あるみたいで…
追記:↑これは、「一実施形態」みたい。
まぁ、図がもうちょっとであることには違いないけど。