12月18日は、高垣彩陽さんのソロコンサートに参加してきました。
大阪公演のみの参加の人は、東京公演と内容的に似ている可能性があるので、レポを読むかどうかの判断はお任せします。
会場は東京国際フォーラム ホールAです。JRの駅だと有楽町のイメージがあるのですが、実は東京駅とつながっています。京葉線ホームの改札から出ると近いです。
地下で見つけました。スフィアのツアーで使ったホールを、今日は彩陽さん1人が使うんですね。気持ちが高まってきました。
私の席は2階3列52番で、まさにど真ん中の真正面。とても見やすかったです。例えば1階の30列とかよりも、こちらの方が断然よかったのではないかと思います。
開演予定は6時だったのですが、諸事情により遅れまして、25分にスタートです。
幕が上がってステージが見えると、まさに
神殿
でした。パルテノンのような柱が、ステージ左右に1本ずつ、中央奥に2本で、台形の配置がされています。ステージ中央の奥行き方向に階段が造られていのと同時に、横方向にも階段状になっていて、左上からドラム、ベース、中央階段を挟んで、キーボードとギターが配置されています。ステージの左手前と右奥が空いているのですが、これは後のお楽しみということで。
1.君がいる場所
彩陽さんのデビュー曲からスタートです。彩陽さんはピンクのミニドレス、白のカチューシャと白のブーツで登場。最初の一音で鳥肌が立ちました。声量と伸びが凄く、声に存在感があります。声量に関しては、喉の力というよりは、腹筋や背筋など体全体を使って声を出しているイメージだと思います。客席は全員が座った状態で、彩陽さんのイメージカラーであるピンクのペンライトやサイリュウムを振って応援しています。
2.Be with you
いきなり高音から始まる曲なのですが、安定して美しいです。これは普通の人が歌ったら苦しそうな声になりますよね。彩陽さんの元々の音域はどのぐらいなのかはわかりませんが、理論上は努力次第で高音方向に音域は伸びていきます。もしかしたら、ファルセットの安定は相当な努力の結晶なのかもしれませんね。
彩陽さんのごあいさつ。
「私達が奏でるmelodiaが、みなさまのmemoriaになって、素敵な夜を過ごしましょう」
東京国際フォーラムは縁がある会場で、ステージ裏の通路も見慣れているはずなのですが、1人だと感覚が変わっていて、ステージ上の立ち位置を示す×印も、これ誰が使うんだろう?と思ってしまい、不思議な感じだそうです。
ここでなぜか突然、意識調査が始まります。みなさん手を挙げて答えてください、とのことですが、
「フォーラムだからって、ふぉーら無理しないで」
すかさずバンドさんが合いの手。ナイスなコンビネーションです。ダジャレを言うことで、彩陽さん自身も緊張が解れつつあるようです。
ちなみに、ダジャレを言っていいのかどうかを偉い人に聞いてみたところ、場面を考えろとの指示があったそうです。Music Rainbow 01のような、ダジャレ満載にはならなそうな感じですね。
意識調査は、男女比は9:1ぐらいだと思うのですが、女性の声援がパワフルでした。また、初めて彩陽さんを生で見るという人も、2割ぐらいはいたでしょうか。
3.光のフィルメント
声優は役ありきの職業で、役との出会いを大切にしていきたいと語り、自身がヒロインを務めたアニメのエンディング曲を披露です。ステージは光で溢れました。もしかしたら、1階で見ていた人は、彩陽さんの後ろから光が差しているように見えたのかもしれませんね。
4.All around me
ライブでは初披露です。キーボードの機械音というか電子音が特徴的で、かわいらしい振りつけがありました。この曲あたりから、客席はサイリュウムを振る動きが少なくなり、手拍子に移行していました。
ここで給水タイム。「飲みます!」と宣言して向かう所が潔いです。実は飲んでいたのは水ではないそうです。ライブの映像を見て、給水の部分をチェックや調査をした結果、彩陽さん愛飲のハーブティーを用意したとのこと。
5.わたしだけの空
デビュー曲のカップリングで、彩陽さんが作詞に参加しています。彩陽さんの詩をもとにmavieさんが仕上げたので、彩陽さんの言葉が随所に鏤められています。客席はこの曲から黙って聴き入ってましたね。この曲はここの会場で初披露されたので、戻ってきたという感じがしましたね。
この曲が終わると、一旦幕が下ります。
6.Amazing Grace
再び幕が上がると、中央の2本の柱の間にステンドグラスが映し出され、教会のような雰囲気になります。そして、左手前にはグランドピアノ、右手前には弦楽四重奏が登場。みなさん黒の正装で、まさにクラシックですね。彩陽さんの歌声をバイオリンで聴きたいと思っていたのですが、希望以上のものが出てきて本当にうれしかったです。彩陽さんは白い布地を腰に付け加えて登場し、ロングスカート風になってました。
7.The Rose
ジブリアニメ「おもひでぽろぽろ」の主題歌の原曲です。代々木の時はバンドの演奏だったのですが、グランドピアノやストリングスの音は、キーボードの音とは違った迫力や波動がありますね。彩陽さんの歌声とよく合っていると思います。
ミニアルバムの編曲を担当したのは、後藤望友さんで、この人(ピアノの人)ですと紹介。彩陽さんと同い年だそうです。そして、今回の編成を、
後藤望友 with Melodia Quartet
と名付けてもいいですか?と奏者に確認。承認が取れたようで、命名決定。
8.たからもの
今回のみの特別編成で、原曲よりもゆっくりめで演奏されます。今年は震災があり、明日があるかもわからない状況の人もいて、歌詞にあるような何気ない幸せを強く感じたそうです。
「また明日」って言えるしあわせに
ぼくらはずっと気づかなかった
個人的に、この歌詞の部分が特に好きです。
9.Defying Gravity
カバーミニアルバムを制作する時に、ミュージカルの歌を希望したそうです。この曲はWickedに使われていて、重力に抗うように、苦しい状況をバネにして反骨心で頑張るという歌詞が、彩陽さんにとってのパワーソングになっているそうです。ミニアルバムの中で個人的に最も好きな曲で、今回聴けるのを楽しみにしてました。いい意味でリミッターから解放されたような躍動感が印象的です。この曲からバンドさんも参加し、Melodia Quarteが右奥に移動します。各楽器が綺麗に収まっているので、空間の使い方が巧いですよね。9人編成で、バンドの音が豪華になりました。
バンドさんが加わった所で、メンバーの紹介。
Piano: 後藤望友
Melodia Quartet
First Violin: 石崎諒子
Second Violin: 地行美穂
Viola: 高木祐香
Cello: 小畠幸法
Memoria Band
Drums: 今村 舞
Bass: 山田章典
Guitar: 山本陽介
Keyboard & Bandmaster: 籠島裕昌
「ファーストバイオリン いしじゃき…」と見事に噛んでしまって会場爆笑。ドラムが女性でびっくりしました。そして、スフィア関連のライブに皆勤賞だった平井さんがいなかったことにも驚きました。
手で大きな〇を描きながら、「Memoria BandとMelodia Quartetが一緒になって、Memoria×Melodiaになりました」
年末ということで来年の話を、と半ば強引に話を切り出す彩陽さん。来年発売予定の新曲をいち早く公開。
10.Meteor Light
高垣さんが出演する冬アニメのエンディング曲で、Elements Gardenの楽曲です。速くて激しくて、そしてかっこいい曲です。振り付けの動きもかなり激しい感じがしました。ステージは赤い照明が使われましたが、曲のイメージとしても赤のように思います。変な例えかもしれませんが、水樹奈々さんっぽい感じがしました。
11.月の涙
Final Fantasyを手掛けた植松さんの楽曲で、乙女ゲームのテーマ曲として起用されます。一転して、古代の中国を思わせるような、歴史的で幻想的な感じがしました。バイオリンの音色が涙腺を刺激するようで素敵なのですが、欲を言えば二胡があると、より世界観と合っているように思いました。
12.Time To Say Goodbye
「そろそろ終わりの時が近づいてきました」に客席全体が「え~」と。別れの曲ではあるのだけど、そっと背中を押してくれる曲です。Music Rainbow 01の時の感動がよみがえりました。ドライアイスでステージが覆われる演出もよかったですね。
13.Oh Happy Day
ゴスペルの名曲ということで、彩陽さんのリクエストにより会場全体で大合唱。彩陽さんはステージ左右に出っ張った部分にまで動いて、客席を煽ります。演奏を担当していないバンドメンバーも、ハンドクラップで応援します。「1階」「2階」「女の子」「男の子」と煽り、これが1つにまとまると5000人ホールの迫力は凄いです。会場が1つになった感動の中で本編終了。
幕が下りても盛大な拍手が鳴り止みません。クラシックのコンサートでは、終了しても拍手が鳴り止まずにアンコールに突入することが多いのですが、まさにそんな雰囲気がありました。拍手から手拍子に変化し、あやひコールが起こると、いよいよアンコールスタートです。
14.キミが太陽
彩陽さんは東京限定Tシャツで登場。アンコールでは彩陽さんに縁がある曲がセレクトされました。スフィアのメンバーは、仲間であり、友人であり、そしてライバルでもある関係で、そんな思いが歌詞に込められていることから、スフィアの中でも彩陽さんが好きな曲だそうです。今回は後藤望友 with Melodia Quartetの編成で、原曲よりもかなりゆっくりと演奏されます。テンポが遅い曲は、スピードで誤魔化すことができないので技術の粗が出やすくなり、歌うのが大変という側面がありますが、しっかりと歌えている彩陽さんが流石です。スフィアでは遥さんが太陽のイメージですが、今日に限っては彩陽さんが太陽ですね。
15.祈り†
世間的にはキャラクターソングに分類されるのですが、come acrossシリーズはキャラクターへの想いを込めたメッセージソングで、キャラクターソングとは別物というのが彩陽さんの認識です。KOKIAさんに制作を依頼し、賛美歌のような楽曲になりました。私が始めて参加したスフィアのライブでのソロステージで披露されまして、再び歌ってくれたことに懐かしさとうれしさを感じました。
16.あんなに一緒だったのに
東京国際フォーラム ホールAでは、ガンダム00で年越しライブを行った思い出があり、現在放送中のガンダムAGEにも出演しているという流れで、ガンダムSEEDのエンディング曲として起用されたSee-Sawの楽曲をカバー。梶浦さんの曲と石川さんの声はそれぞれ独特の世界観がありますが、うまく受け継いだうえで彩陽さんらしさを発揮しているように感じました。客席は世代的にストライクな人が多いようで、とても盛り上がりました。
入れ替わりでMemoria Bandが登場すると、メンバーはグッズの白いTシャツを着ています。彩陽さんのTシャツは肩の部分に切れ込みが入っているそうで、それぞれが自由に遊んで使ってくださいとのことでした。そして、
「コーディネートは、こうでねーとね」
客席が笑ってくれる温かさに彩陽さんが感激してました。東京限定Tシャツは英語の台詞で漫画が描かれているのですが、彩陽さんらしくダジャレになっているので、チェックしてみてくださいとのことです。
17.dear-dear DREAM
キャラクターソングを歌うことを宣言すると、声が幼い女の子に変わります。実は私は初めて聴く曲なのですが、イントロの時点で暴れられる曲と察知しました。アンコールの所で連番のマイミクさんからUP(ウルトラピンクのサイリュウム、発光時間は短いが輝度が高い)を託されていたのですが、了解を得て折りました。立ち上がって叫んで飛び跳ねて、アニメライブ特有のノリがありました。客席は、コンサートのこれまでの曲調から自主的に抑えていた感じがあると思うのですが、その分もあってか爆発力が凄かったです。この日一番の盛り上がりだったと思います。彩陽さんも、歌い終わった後の呼吸が乱れているように見えましたので、相当なエネルギーを使ったんだと思います。
18.You Raise Me Up
本当に最後の曲になりました。学生時代に影響を受けた詩を紹介しようとして、いきなり噛んでしまうあたりに若干の不安を感じますが、自分にしかできない使命を大切にしていきたいという思いを感じました。後藤望友 with Melodia Quartetが再登場すると、同じくグッズのTシャツを着ています。Tシャツで演奏だなんて、「のだめカンタービレ」のSオケみたいで、かなり珍しいのではないでしょうか。人生には起伏があって、辛い時期もあるかもしれませんが、バンドのフルメンバーと彩陽さんとの音楽で生まれた感動で乗り越えられるように思いました。
メンバーで一斉に礼をすると、幕が閉まり始めます。最後に彩陽さんからの投げキッスを受け取って、コンサート終了となりました。大阪公演は距離的・日程的に厳しいのですが、彩陽さんの「また会いましょう」の言葉を信じて、次のソロライブを待とうと思います。
今回のコンサートは、ほとんど跳んでいないのですが、音の力に圧倒され続けたためか、疲労が物凄かったです。そして、大きな感動と同時に、終わってしまった悲しさも感じました。東京公演の様子は映像化されることが発表されていますので、楽しみに待とうと思います。来られなかった方はぜひ購入して、凄さを体感していただきたいと思います。
彩陽さん、バンドメンバーのみなさん、スタッフのみなさん、そして参加された方はお疲れ様でした。そして、最後まで読んでいただいた方もお疲れ様でした。