ナナ日記

ミニチュアダックスのナナは16才9ヶ月で虹の橋を渡って行きました。
この頃は庭仕事と時々読書。歴史好き。

『華の闇』 榎田尤利

2007年06月03日 | BL本感想とか
榎田さん、珍しい遊郭ものでした。なんか結構意外な感じ。こういういかにも今時のBLっぽい素材でも書かれるんだなあという・・・。
蓮川さんのイラストも華麗だったけど、貴師のイメージがちょっと違うかなあ。と思うのは、多分私が蓮川さんの絵があまり好きではないということなんだろうなあ・・。

でも、やっぱり榎田さんの小説で、話の展開もいいし、華月のキャラもすごくよいなあと思う。脇キャラも輪郭がはっきりしていて、主筋でない部分でも思わず泣きそうになりました。
華月が、ひとり雪をぼんやり眺めながら、涙するシーンとか、よいなあ。その後の貴師とのシーンで、裸足の華月のために襟巻きを置くところとか良いなあ・・。
そんなよいなあ~と思えるシーンが一杯ちりばめれていて、最後のハッピーエンドは夢のようにきれいで、幸福でした。

華の闇
華の闇
posted with 簡単リンクくん at 2007. 6. 3
榎田 尤利著 / 蓮川 愛イラスト
大洋図書 (2007.5)
通常24時間以内に発送します。


なんかBL以外でどっぷり感動した後は、榎田さんくらい読まないと、BLに戻って来れないような気がします。


『バッテリー』 6巻 あさのあつこ

2007年06月03日 | イロイロ感想
昨日の「おお振」の余韻を引きずりながら、今日は「バッテリー」6巻と、榎田さんの新刊を読みました。
今日は、娘っ子の行事のために、車であっちこっちと送ったり、待ったりで、車の中で読書。

『バッテリー』6巻。最終巻ようやく読みました。
やっぱり感動だった。門脇と瑞垣の関係がいいなあ。ちょっと泣けました。
というか、一人一人の思いがいいなあ。これで中学生か・・。生半可じゃないですね。
「おお振」の話をしていて、娘っこが、「廉がかわいい~って言ってるけど、よく考えると高校生なんだよね~。高校生ってすごい~」と言ってて(つまり、中学の自分に比べると、すごいお兄ちゃんなのだということらしい・・)、私から見ると、ガキんちょのうちなんだがな~。それも高1といえば、3月まで中坊じゃん・・と思ったんだけど、「バッテリー」を読むと、なんかそういう発想なんてどっかにいっちゃって、なんかひたすら感動・・。
映画は見てないけど、娘と見たらよかっただろうな~。
個人的には、海音寺くんが好きだ

バッテリー 6
あさの あつこ〔著〕
角川書店 (2007.4)
通常24時間以内に発送します。