ナナ日記

ミニチュアダックスのナナは16才9ヶ月で虹の橋を渡って行きました。
この頃は庭仕事と時々読書。歴史好き。

『ハチミツ浸透圧』 崎谷はるひ

2007年05月21日 | BL本感想とか
ひさしぶりにBL読んで、それも久しぶりに崎谷さんでした。
ああ、先週ほんとに仕事忙しくて、本読む気力もなかった~
現実がきつい時って、フィクションに入り込めないんだよね、なかなか。

でも、やっぱり楽しかったです、『ハチミツ浸透圧』
シリーズになっていて、この本は2年前に出た本なんだけど、3作めの『チョコレート密度』をうっかり買ってしまったので、それならシリーズをそろえようかと、今年になって買ったものです。

高校生の恋愛。この頃リーマンとか、数字の仕事系とかが多くて、あまり高校生ものは読んでなかったんだけど、新鮮でした。幼馴染の友達だったのが、恋だと気づいて・・・という話で、話し自体は珍しくないものなんだけど、相手の気持ちがわからないつらさや、互いの気持ちを確かめ合った時の嬉しさとかが、すごく初々しくて、ドキドキする感じがよかったです。
続編の「比熱メープルシロップ」もさらによくって(こういう場合続編はテンションが落ちることが多いけど作品のテンションはさらに高い感じでした)、さすが崎谷さん・・・。朴念仁な矢野くんと、かわいくていじらしい宇佐美くんの取り合わせがいいです。
シンプルだけど、本当に魅力的な話でした。
早く続編読みたい~。

ハチミツ浸透圧
崎谷 はるひ〔著〕
角川書店 (2005.5)
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