ナナ日記

ミニチュアダックスのナナは16才9ヶ月で虹の橋を渡って行きました。
この頃は庭仕事と時々読書。歴史好き。

『唐梅のつばら』

2006年01月02日 | BL本感想とか
水原とほるさんの『唐梅のつばら』、2006年最初のBL本になりました。
長い間自分の中で暖めていたものをようやく1冊の本として世に出した・・という作者の思いが詰まった作品でした。
終章には、泣けました。
BLって、大体口当たりのよいものが多いんだけど、こういうハードで、情念のこもった作品もよいなあと思いました。
綺月さんの『背徳のマリア』読んだ時も思ったけど、作者の「これ」が書きたい!という思いが形になった小説って、やっぱりすごいと思います。どの小説も多かれ少なかれそうなんだけど、特にそれが濃い小説。作者の情念に引き込まれるような小説です。
どのシーンもいいんだけど、最初の頃のシーンで、将大が、初乃を窓から抱き上げて庭に連れ出してくれるところが好き。
それまで希望もなにもない世界しかなかった初乃に初めて「希望」を感じさせてくれ、一瞬世界に光が差してきたような感じでした。

タイトルの「つばら」ってどういう意味なのかな。
最後に「唐梅のつばらかな様に」ってでてくるんだけど。なんとなく分かったような、わからないような・・。
つまびらか・・みたいな意味らしいけど。

唐梅のつばら
唐梅のつばら
posted with 簡単リンクくん at 2006. 1. 3
水原 とほる著
大洋図書 (2005.12)
通常24時間以内に発送します。


お正月

2006年01月02日 | 家族日記
天気もよかったので、防府天満宮へ初詣に出かけました。
普段は1月2日にいくんだけど、今年は旦那は2日が仕事なので、1日に。

余り寒くなくて、天気もよくて、お参り日和でした。
人も多かったこんなに多いのは、初めて・・というくらいでした。
家内安全をお願いしたけど、K介ときたら、「高校受験と大学受験、受かりますように」と呟いている・・。
あなた、そんな先の心配より、毎日の漢字ドリルと計算ドリルをちゃんとやれっちゅーの!
正月から笑える息子でした。

本屋さんで、娘の本と、「バッテリーⅣ」を購入。
マのつくシリーズ、気に入ってるみたいです。
「バッテリーⅣ」文庫が出ているの知らなかった
よかった~、本屋をのぞいてみて。
我慢できずに、4巻以降ハードカバーで買おう!と決心してbk1の買いたい本リストにいれてたところでした。ギリギリセーフ。
でも、5,6巻は当分文庫化されないだろうなあ・・。待つ?買う?・・悩む~
映画化決定だそうで、ちょっとドキドキします。楽しみでもあり、不安でもあり。