水原とほるさんの『唐梅のつばら』、2006年最初のBL本になりました。
長い間自分の中で暖めていたものをようやく1冊の本として世に出した・・という作者の思いが詰まった作品でした。
終章には、泣けました。
BLって、大体口当たりのよいものが多いんだけど、こういうハードで、情念のこもった作品もよいなあと思いました。
綺月さんの『背徳のマリア』読んだ時も思ったけど、作者の「これ」が書きたい!という思いが形になった小説って、やっぱりすごいと思います。どの小説も多かれ少なかれそうなんだけど、特にそれが濃い小説。作者の情念に引き込まれるような小説です。
どのシーンもいいんだけど、最初の頃のシーンで、将大が、初乃を窓から抱き上げて庭に連れ出してくれるところが好き。
それまで希望もなにもない世界しかなかった初乃に初めて「希望」を感じさせてくれ、一瞬世界に光が差してきたような感じでした。
タイトルの「つばら」ってどういう意味なのかな。
最後に「唐梅のつばらかな様に」ってでてくるんだけど。なんとなく分かったような、わからないような・・。
つまびらか・・みたいな意味らしいけど。
長い間自分の中で暖めていたものをようやく1冊の本として世に出した・・という作者の思いが詰まった作品でした。
終章には、泣けました。
BLって、大体口当たりのよいものが多いんだけど、こういうハードで、情念のこもった作品もよいなあと思いました。
綺月さんの『背徳のマリア』読んだ時も思ったけど、作者の「これ」が書きたい!という思いが形になった小説って、やっぱりすごいと思います。どの小説も多かれ少なかれそうなんだけど、特にそれが濃い小説。作者の情念に引き込まれるような小説です。
どのシーンもいいんだけど、最初の頃のシーンで、将大が、初乃を窓から抱き上げて庭に連れ出してくれるところが好き。
それまで希望もなにもない世界しかなかった初乃に初めて「希望」を感じさせてくれ、一瞬世界に光が差してきたような感じでした。
タイトルの「つばら」ってどういう意味なのかな。
最後に「唐梅のつばらかな様に」ってでてくるんだけど。なんとなく分かったような、わからないような・・。
つまびらか・・みたいな意味らしいけど。