ナナ日記

ミニチュアダックスのナナは16才9ヶ月で虹の橋を渡って行きました。
この頃は庭仕事と時々読書。歴史好き。

四国出張から帰りました~

2005年10月02日 | 旅・風景
ホントに出張と言えば毎回四国・・
今回は高知と松山。
初めて瀬戸大橋を渡りました。


人間って、巨大建造物にはヨワイなあ
橋を渡ってる間中、「オオッ」って感じなんです。
佐田岬の風車の時も思ったけど。
ものすごく大きなものとか見ると、ただただ感動・・。
これは理屈じゃなくて、本能が騒いでるって感じです。
今回はしまなみ海道は通らなかったけど、いつかあっちも通ってみたいなあ。

はりまや橋には行けなかったけど(はりまや橋交差点は通ったんですが)、高知城へ寄ってきました。
来年の大河ドラマの主人公(主人公は奥方??)の山内一豊像です。



「功名が辻」も読んでないし、あまりこの殿様には詳しくないので、スルー。
高知城、ちょうど補修中で、工事現場みたいになっていました。多分来年の観光客を見込んでいるのかな。立派な城だなあという感じでした。
城内でアイスクリンを売っていたけど、高知はどうもダブルが普通みたいでした。ちょっと食べたかったなあ。

高知から、松山へは国道33号線でいったんだけど、途中事故渋滞に巻き込まれ、えらく時間をロスしてしまい、のんびり立ち寄りもできない厳しいドライブに
ガソリン切れそうになるし、愛媛県の久万高原町の街中へたどり着くまではヒヤヒヤもんでした

仁淀川をさかのぼりながら、四国山脈を越えていくルートで、本当に山の中!
ダムの周辺あたりは、こんな山の中に家が、集落が!!みたいな感じでした。(でも国道沿いだから、そうでもないのかな)
映画『八つ墓村』のロケに使ったらしいです。この辺。
切り立った山の急斜面に家がへばりつくように建っている集落とか見えて、台風とかの時、大変だろうなあと思いました。
愛媛県の高速走っていて、中山とか内子のあたりも「オオッ」という感じで、急な山の上に家が建っているんだけど、仁淀川沿いの山間・・もっとすごいかも。
いかに普段見ている中国山地の山々が穏やかか・・と改めて思いました。

松山市の子規堂。
子規の勉強部屋です。


いよてつ高島屋のすぐ近くにある小さなお寺の境内にあります。今までいつも前を通っていたんですが、ようやく今回立ち寄れました。(戦災とかで焼けた生家を再建した建物らしいです)
正岡子規については不勉強でほとんど知識がなかったんですが、これがなかなか面白かった!
病気でさんざん苦しみながらも、自分のなすべきことを死の直前までやり続けたというすごい人でした。
松山にはここ1年何度も来ているんですが、今までお城がある古い町くらいの印象で、全然文化的な面を知らなかったなあと反省しました。
子規個人の業績もさることながら、同時代を生きた夏目漱石や秋山兄弟のことも、多分知っていけば面白いんだと思います。
松山にいた夏目漱石の下宿に50日くらい同居してるんだけど、この短い期間が多分その後の日本の文学とか、日本語とかに大きな影響を与える「奇跡」のような時間だったらしいです。
これを知らないと、日本の近代はわからないかも。

やっぱり『坂の上の雲』を読むしかない!?
(って、いつ読めるかな・・)