ブログを通してたまに展開する持論がある。
それは、言語・食・習慣などを全部ひっくるめた文化の多様性からすると、インド人同士で共通するものといえばお互いにに対する偏見の目だということ。
まあ、そういう持論こそが僕が持っている偏見かもしれない。
だからそれに異論があったって良い。
唐突にそんな偏見について考え込んだことには訳があった。
それは、僕にとっては珍しい出来事だった。
何かというと、日本人が日本人に対てあからさまに示した偏見だった。
福島県以外の日本人が福島県民の日本人に対してあからさまに示した偏見だった。
インドの場合、多くの偏見の根源には教育の欠乏と貧富の格差があると思っている。
でも、日本は教育においても先進国のはずだった。
にもかかわらず、日本人が日本人に対てあからさまに示した今回の偏見を事前に防ぐことができなかった。
恐怖と不安に駆られると、人々の思考がこんなにも乱れてしまうことを改めて思い知らされた。
そんなのは、インド人だろうが、日本人だろうが、関係ないことを意味していた。
そう思うと、ちょっと悲しくなった。