ザ・インド人の日本語ブログ

PRAYING FOR THE GOOD OF JAPAN !!!

ユニークなcafe+barで楽しんだ感動のインド楽器のライブ

2005-12-02 | 独り言
夕べ、「日本の渚・100 選」にも選ばれている小舞子海岸の近くに、あるユニークなcafe+barに行きました。お店の名前は「Chapun」です。どんな意味なんだろうと思っていたら、水の音がそういうふうに聞こえて付けられた名前だそうです。お店は海の家みたいな雰囲気で、中に入ると壁一面にふぐや他の魚が描かれていたり、器も魚の形だったりとすてきな空間です。オーナーは、代々漁師を営んでいる家の若いお嬢さんで、彼女もお父さんの仕事を手伝っています。さらに、来年からは自分の小さい船を持って、ゆくゆくは独立するつもりでいます。どこの漁業組合かは詳しくわかりませんが、彼女が初の女性漁師として登録されているそうです。

自分で海に出てその日撮れた新鮮な魚がお店のメニューたなってお客さんの現れるわけです。そこまで言われたら、僕はめったに食べることがない「マグロ丼」を食べずにいられませんでした。もちろん新鮮さも味も申し分ありませんでした。

そんな彼女はパティシエというもう一つの顔も持っています。カフェータイムに楽しめるいろんなお菓子やデザートが自慢です。夜はバータイムになると、オリジナルのデザートカクテルに撮れたての魚の豪快な料理と斬新な感じです。口コミでお店の評判がよくなって、小松や金沢からの常連さんもたくさん増えたらしいです。とにかく、とてもユニークcafe+barで、なんでもこなせるとてもかっこいオーナーでした。

昨日わざわざChapunに行ったのは日本人の演奏者によるインドの楽器のライブを聞くためでした。東京など都会に住んでいればそういう機会がいろいろあるだろうが、今の僕にとって日本でめったに経験できないことでした。昨日のライブでは、シタールタブラが演奏されたのです。

Chapunの雰囲気と情熱的な演奏がうまくかみ合ってなにか神秘的な空間が演出さた気がします。僕はインドの楽器を生で聞くことじたいが久しぶりで、とても思いで深い夜となり心が和みました。演奏してくれた方のコンサートにまたぜひ足を運びたいと思っています。それと、Chapunにもたまに顔を出さなきゃ...Cheers


以下は演奏者のプロフィールです。

■ヨシダダイキチ(シタール)
10才よりギター、ピアノ、音楽理論等を独学で学ぶ。1996年よりインドにてシタール及び
インド音楽理論を学んだ後、民族楽器と現代音楽をテーマにボア ダムスのヨシミと『サイコババ』の活動を開始。同名義で現在までに5枚のアルバムをリリース。01年ダライラマ主催の「世界聖なる音楽祭」出演。02年 NHK「ドレミノテレビ ううあとうたおう」に出演。03年、U-zhaan(ASA-CHANG&巡礼)とのユニット『AlayaVijana』を結成。同年、UAのアルバム『SUN』収録曲「ファティマとセミラ」をプロデュース。05年、愛知万博愛地球博』のパビリオン「日本館」のBGMを監修。他に、YMO- remix、ROVO コンピレーション、ソニック・ユース・トリビュート、GOMA、シュガーソウル、リタ・アッカーマン、OOIOO等の作品に参加。ボアダムス、灰野敬二、 Sonic Youth、マタ・プラサド・ミシュラ、等と共演。ロック、現代アート、インド古典など様々なフィールドで活動。
 
■瀬川 U-K-O(タブラ)
1997年渡印。タブラに出会う。2000年よりファルカバード派の巨匠パンディット・シャン
カール・ゴーシュに師事。現在インド音楽やインド舞踊のアカ ンパニーに従事する一方でジャズ、フラメンコ、クラッシック等、さまざまなジャンルで活動中。さらに映像作家やペインター、書道家とのコラボレーション、 映画のサウンドトラックへの参加など幅広く活動している。また、ヨシダダイキチとコンビで全国各地でライブ活動を展開。さらに海外のイベントに参加。精力 的に活動を展開している。