ピアノ連弾 2台ピアノの世界

世界中のピアノ連弾、2台ピアノ作品を演奏しています!

陶野郁雄さんにお話しを伺いました。

2010-07-07 15:14:26 | 日記
7月5日に作曲家陶野重雄さんのご子息の陶野郁雄さんとお会いして、さまざまなお話しを伺う機会をいただきました。

それまでに、お電話やメール、お手紙でのやりとりを続けていました。ピアニストの西原が連載している社団法人全日本ピアノ指導者協会でのエッセイの第20回で陶野重雄さんの奥様でピアニストの陶野恭子さんのお話しを皆さまにご紹介するご承諾もいただきました。

お話しは多岐にわたり、第二次世界大戦後の日本の音楽界、映画界、そして舞台に関わり、小津安二郎、青山圭男など著名な方々がご自宅に集まっては製作の打ち合わせをしていらした様子を生き生きとお話しくださいました。

建築家であり、環境問題に携わる工学博士でもあられる陶野郁雄さんご自身の海外での体験や、ご両親のコンサートのお手伝いをされたお話し、録音機器が発達していなかった時代のラジオ放送の現場の様子など、日本の文化史となるようなお話を伺えて、感銘を受けるばかりでした。現在はあらゆる方面で恵まれていることを改めて認識でき、1台のピアノを用意することすら大変だったころの音楽家のご苦労に思いを馳せる次第です。

原智恵子さんの御親戚とのやりとりの為に戦前・戦後の音楽雑誌も国会図書館で目を通し、現在と少しも変わらぬ音楽・芸術への情熱を誌面から感じ取っておりました。
残念ながら正しく伝承されていないことも多く、偏った情報が生き残っている例もあります。

常に公正で、広い視野を持ち、誤った情報に左右されないように気をつけながら、今後も活動を続けて行きたいと思います。

社団法人 全日本ピアノ指導者協会連載エッセイのページ
http://www.piano.or.jp/report/01cmp/pcc_duo/

ホームページはこちら
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/