ピアノ連弾 2台ピアノの世界

世界中のピアノ連弾、2台ピアノ作品を演奏しています!

第164回 2台のピアノの午後 「イタリアン・ネオクラシックス」を開催しました。

2014-02-26 03:08:08 | 日記

雪と寒さとオリンピックの2月もまもなく終わりです。寒さと雪の中、第164回目となる2台のピアノの午後「イタリアン・ネオクラシックス」を開催しました。

20世紀に活躍した5人の作曲家と21世紀の現在もご健在のアツィオ・コルギの6人のイタリア人作曲家の作品を2台のピアノでお届けしました。いずれも個性あふれる楽しい作品で、バロック時代にさかのぼっても2台の鍵盤楽器の合奏が盛んだったイタリアの音楽界の豊饒さを感じられた演奏会となりました。

前半の3人の作曲家はピアノ作品に限らず、教育者や評論家としても活躍しました。ベティネッリの「2台のピアノのためのソナチネ」が昨今巷を騒がせた「現代音楽」の言葉のイメージに近い響きかもしれません。マンツィーノとヴィオツィの小品はいずれも印象的な愛すべき作品です。ダリウス・ミヨーに献呈されたヴィオツィの「テンポ・ディ・サンバ」は「スカラムーシュ」と同じくアップテンポで聴く人が自然とリズムを取って体を動かしてしまう楽しい音楽です。

後半はコルギの不思議な「イッツ・ビス」で始まります。オペラも手掛けるコルギの力の抜けたユニークな旋律が続きます。ソレシーナの「軍隊ラッパの号令による小ソナタ」はラッパの音色をピアノに置き換えて、2台のピアノで鮮やかに響かせます。何故かピアノが伴奏でラッパの音が浮かび出て来るように聞こえてきます。余談ですが、ラッパといえばフレッド・ジンネマン監督のアメリカ映画「地上より永遠に("ここ"より"とわ"に)」のモンゴメリー・クリフトがトランペットを吹くシーンをいつも思い出します。今回のトリを飾るのは、アンジェロ・ラヴァニーノの「2台のピアノのためのソナチネ」です。「ソナチネ」にしては演奏時間が18分にもなる大作です。2楽章の「夕べの賛歌(主の降誕)」は荘厳で神々しい和音の響きが印象的です。打って変わって3楽章の「PARODIA IN BOOGIE-WOOGIE」はバーンスタインが「ウェストサイド物語」でも書いたリズムと旋律を数年先取りしていることは特筆しておかなければなりません。音楽の終わりまで続くブギウギのリズムがクラシックだけでなく、ジャズのファンまでも虜にしてしまいます。

どの作品も1台のピアノでは表現できない幅広い音楽の世界を構築しています。会場のお客様から「このコンサートだけでメシアンからジャズまで感じられて楽しめました」という嬉しい感想もいただきました。こうしたひとことが今後の活動のエネルギー源になります。これからも2台のピアノのアンサンブルの魅力を皆さんにお届けしたいと思います。

***

ホームページ
http://pccpianoduo.webnode.jp/

ホームペ―ジ(2012年3月まで)
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano
youtube
http://www.youtube.com/pccpianoduo/
cd baby
http://cdbaby.com/all/pccpiano
twitter
https://twitter.com/pccpianoduo
これまでの演奏会を記録したCD-rを販売していますが、現在評判のBASEに移行して行きます。
https://pccpianoduo.thebase.in/

クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

 

ホルスト 惑星 作品32 2台ピアノ版
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明日開催!2台のピアノの午後 「イタリアン・ネオクラシックス」

2014-02-21 14:36:52 | 日記

夕べのソチ五輪の女子フィギュアの最終組は誰もが演技と音楽が良く溶け合っていて素晴らしかったです。レベルの高い戦いでしたが、金メダルのソトニコワ選手の音楽はサン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」でした。この作品のドビュッシーの2台ピアノ編曲版を2002年に演奏しました。ソトニコワ選手は特に音楽をよく聴きこんだ演技のように見えました。滑りながら手を振ったり、聴衆を煽ったり、会場を盛り上げる能力を持っている方ですね。銅メダルのコストナーのショートでの「アヴェ・マリア」はとても美しかったですね。キム選手のピアソラの「アディオス・ノニーノ」も別れの音楽を見事に演じ切っていたように思います。選手個人だけでなく、それぞれの音楽にも注目して演技を楽しみました。

****

明日は現代イタリア音楽をお届けします。

2014年 2月22日(土)開催

第164回 2台のピアノの午


イタリアン・ネオクラシックス
ITALIAN NEOCLASSICAL MASTERPIECES
      

イタリアでは、バロックの時代から2台の鍵盤楽器を使った合奏が
さかんに行われてきました。この伝統は現代に受けつがれています。
今回は、20世紀と21世紀の名作を集めました。映画音楽の巨匠
ラヴァニーノ、多くの弟子を育てたベッティネッリ、現役で活躍中の
オペラ作曲家コルギなど、それぞれの個性が発揮されています。
  
  
演奏曲
  
ブルーノ・ベッティネッリ Bruno Bettinelli [1913-2004]
  2台のピアノのためのソナチネ [1955]
  
ジュゼッペ・マンツィーノ Giuseppe Manzino [1929-92]
  「タランテラ」 「ディベルティメント」
  
ジュリオ・ヴィオッツィ Giulio Viozzi [1912-84]
  「挽歌」[1955]  「テンポ・ディ・サンバ」[1949]
  
アツィオ・コルギ Azio Corghi [1937- ]
  イッツ・ビス [2004]
  
アルベルト・ソレシーナ Alberto Soresina [1911-2007]
  軍隊ラッパの号令による小ソナタ [1956]
  
アンジェロ・ラヴァニーノ Angelo Lavagnino [1909-87]
  2台のピアノのためのソナチネ [1949]

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

是非、会場に足をお運びください。

****

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これまでの演奏会を記録したCD-rを販売していますが、現在評判のBASEに移行して行きます。
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クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

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チェルニー 2台のピアノのための速度練習曲(40番練習曲) Op.299b (Prhythm piano scores)
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プリズム

2台ピアノ版「ドレミの歌」楽譜発売開始しました。

2014-02-20 00:21:00 | 日記

私たちが2002年に東京で、2012年にバンコクで演奏したリチャード・ロジャースの「ドレミの歌」の2台ピアノ版の楽譜がインターネットでダウンロードできるようになりました。編曲者の宮尾氏から連絡をいただいたのでご紹介します。「同人音楽の森」というサイトです。この機会に是非実際に演奏してください。

「同人音楽の森」サイトはこちらです。
http://www.dojinongaku.com/contents/goods_detail.php?goid=21222

バンコクでの演奏です。

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ラフマニノフ 前奏曲嬰ハ短調 作品3-2「鐘」 [ピアノソロ/2台ピアノ(作曲家自身によるアレンジ版)] (Prhythm piano scores)
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プリズム

来週のコンサートのポスターを作りました。

2014-02-12 02:49:17 | 日記

東京は先週土曜日の大雪がまだ溶けずに残っています。来週土曜日はもう次のコンサートです。ポスターを作ってみました。うまくスキャンできなかったのでスマホのカメラで撮ってみました。

ちょっと題字が薄くなったので次回は修正したいです。それにしても、某音楽家の騒ぎはかまびすしいですね。音楽情報誌での大々的なコンサートの広告に辟易していた人間からすると今更ですが、コンサートの曲と楽譜に関して私たちを困惑させたAさんとどうしても重なります。身近に涼しい顔で事実でない言動を取れる人がいたわけですから、この騒ぎもむべなるかな。けれど、この騒ぎのおかげで、いつかAさんに不意に会ったときの呼びかけ方がわかりました。せめてきちんと謝罪をしてくれれば良かったのですが。Aさんの自業自得ですから仕方がないです。

*****

来週のコンサートは19世紀のパリのオペラの世界から時間を超えて現代のイタリアへと皆さんをお誘いします。ニーノ・ロータ, エンニオ・モリコーネ などの有名な映画音楽作曲者に連なるイタリア音楽の世界を2台ピアノ作品でご紹介します。どうぞお楽しみください。

2014年 2月22日(土)開催

第164回 2台のピアノの午


イタリアン・ネオクラシックス
ITALIAN NEOCLASSICAL MASTERPIECES
      
イタリアでは、バロックの時代から2台の鍵盤楽器を使った合奏が
さかんに行われてきました。この伝統は現代に受けつがれています。
今回は、20世紀と21世紀の名作を集めました。映画音楽の巨匠
ラヴァニーノ、多くの弟子を育てたベッティネッリ、現役で活躍中の
オペラ作曲家コルギなど、それぞれの個性が発揮されています。
  
  
演奏曲
  
ブルーノ・ベッティネッリ Bruno Bettinelli [1913-2004]
  2台のピアノのためのソナチネ [1955]
  
ジュゼッペ・マンツィーノ Giuseppe Manzino [1929-92]
  「タランテラ」 「ディベルティメント」
  
ジュリオ・ヴィオッツィ Giulio Viozzi [1912-84]
  「挽歌」[1955]  「テンポ・ディ・サンバ」[1949]
  
アツィオ・コルギ Azio Corghi [1937- ]
  イッツ・ビス [2004]
  
アルベルト・ソレシーナ Alberto Soresina [1911-2007]
  軍隊ラッパの号令による小ソナタ [1956]
  
アンジェロ・ラヴァニーノ Angelo Lavagnino [1909-87]
  2台のピアノのためのソナチネ [1949]

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

是非、会場に足をお運びください。

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フローラン・シュミット ユモレスク 作品43/ディオニソスの祭り 作品62 【連弾】 (Piano Score)
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2月のコンサートのご案内 第164回 2台のピアノの午後

2014-01-28 14:31:29 | 日記

来月のコンサートは19世紀のパリのオペラの世界から時間を超えて現代のイタリアへと皆さんをお誘いします。

ニーノ・ロータ, エンニオ・モリコーネ などの有名な映画音楽作曲者に連なるイタリア音楽の世界を2台ピアノ作品でご紹介します。どうぞお楽しみください。

2014年 2月22日(土)開催

第164回 2台のピアノの午


イタリアン・ネオクラシックス
ITALIAN NEOCLASSICAL MASTERPIECES
      
イタリアでは、バロックの時代から2台の鍵盤楽器を使った合奏が
さかんに行われてきました。この伝統は現代に受けつがれています。
今回は、20世紀と21世紀の名作を集めました。映画音楽の巨匠
ラヴァニーノ、多くの弟子を育てたベッティネッリ、現役で活躍中の
オペラ作曲家コルギなど、それぞれの個性が発揮されています。
  
  
演奏曲
  
ブルーノ・ベッティネッリ Bruno Bettinelli [1913-2004]
  2台のピアノのためのソナチネ [1955]
  
ジュゼッペ・マンツィーノ Giuseppe Manzino [1929-92]
  「タランテラ」 「ディベルティメント」
  
ジュリオ・ヴィオッツィ Giulio Viozzi [1912-84]
  「挽歌」[1955]  「テンポ・ディ・サンバ」[1949]
  
アツィオ・コルギ Azio Corghi [1937- ]
  イッツ・ビス [2004]
  
アルベルト・ソレシーナ Alberto Soresina [1911-2007]
  軍隊ラッパの号令による小ソナタ [1956]
  
アンジェロ・ラヴァニーノ Angelo Lavagnino [1909-87]
  2台のピアノのためのソナチネ [1949]

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

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益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

是非、会場に足をお運びください。

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レスピーギ ピアノ連弾作品集

 

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第163回 2台のピアノの午後 「メモワール・ド・パリ」を開催しました。

2014-01-27 13:25:18 | 日記

今年最初のコンサート、第163回目となる2台のピアノの午後「メモワール・ド・パリ」を昨日無事に開催いたしました。

19世紀のパリの街のあちこちで歌われていた当時のオペラの名曲の数々をR. N. C. ボクサの編曲作品でお届けしました。会場にいらしたお客様も「知らない曲ばかりです」と仰っていましたが、既知の曲でなくてもすぐに音楽に心をゆだねることができる甘美な旋律と、2台のピアノの掛け合いの楽しさにそんな不安も飛んで行ってしまったようです。

コンサートの前半はエロール、マイヤベーア、オーベールの3人の作曲家のオペラの作品から小品をお届けしました。どの旋律もオペラの場面が目に浮かんできます。ヒロインが好きな相手に想いを込めて愛を歌いあげていく様子すらピアノの音色だけで表現しているボクサの編曲が見事です。

後半は19世紀のパリのオペラ界を席巻していたボワエルデューのヒット作の1つ、「パリのジャン」全編を網羅したメランジです。ボワエルデューの作品はピアノ界ではあまり取り上げられませんが、「ポプリ・アン・デュオ」にも編み込まれている「バクダットの太守」はマンドリンの演奏会では現在も頻繁に取り上げられますし、各オペラの全編の楽譜も数多く入手可能です。このメランジを当時のオペラを見た人が聴いたら間違いなく感激してしまうことでしょう。記憶に残る親しみやすいメロディーが次から次へと紡ぎだされてきます。そして、当時のパリの7つの流行歌を1つの作品にまとめ上げた「ポプリ・アン・デュオ」の壮麗な音楽がコンサートを締めくくります。特筆すべきはナポレオン王妃ジョセフィーヌの連れ子でナポレオン三世の母親でもあるオルタンス・ド・ボアルネの作曲した「シリアに向かって」です。ボクサのどの編曲作品にも言えるのですが、広く世相を見渡した視野の確かさが後世の私たちにも伝わってきます。ボクサの「ポプリ・アン・デュオ」をこうして取り上げることによって、2台ピアノの作品群に「オルタンス・ド・ボアルネ」の名前を書き加えることができたことを光栄に思います。演奏時間の長いこの2つの作品もボクサの編曲は聴く人を飽きさせることはありません。「全然時間を感じませんでした。終わり方も恰好良かった」との感想をいただきました。

演奏終了後のピアニストとお客様の対話の時間にもいろいろな質問や感想をいただきました。「知らない曲でも楽しめることがわかって良かった」という感想が嬉しかったです。今現在有名な曲、話題になっている曲だけを演奏すると、毎回同じ作品ばかり取り上げなくてはなりません。しかし、私たちのように新作や、有名でなくても優れた作品を紹介する演奏家はいつの時代にも存在したはずです。これからも1曲でも多くの作品を演奏して、2台ピアノ作品の奥深さや楽しさを後世に伝えていこうと思います。

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ワーグナー=レーガー オペラ名曲集 [2台ピアノ版]
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明日開催のコンサートのご案内 第163回 2台のピアノの午後 「メモワール・ド・パリ」

2014-01-25 14:37:39 | 日記

早いもので1月も終わりに近づいています。今年最初のコンサートを明日開催します。ハーピストで作曲家、編曲家であるR. N. C. ボクサの手によるオペラの作品を2台のピアノでお届けします。当時の市井の人々が口ずさんでいたであろうメロディーをピアノとハープ、または2台のピアノでの演奏で楽しめる編曲で後世に残したボクサの手腕は、ピアノの世界でも再評価が進んでいるはずです。

フランスのパリ在住のハーピストでボクサの研究家ミシェル・フォールさんも東京での久しぶりのボクサ三昧のプログラムをとても喜んでくださっています。私たちもボクサの編曲作品に出会えたおかげで、モーツァルト以前のオペラからロッシーニ、ベルリーニ、ドニゼッティ、ベルディに至るイタリアオペラやウェーバーやマイヤベーアなどのあらゆる作品も網羅できました。ベルディの作品を取り上げた演奏会でお客様が「ボクサはプッチーニを書いてないんですか?」と残念そうに質問されたことが忘れられません。オペラで有名な作曲家の個性あふれる音楽を2台のピアノの響きで再現します。歌い手がいないのに歌が聞こえてくるような、2台のピアノのアンサンブルの妙技をお楽しみください。

2014年1月26日(日)開催

第163回 2台のピアノの午後

メモワール・ド・パリ
MEMOIRE DE PARIS
   
19世紀、パリこそが世界の音楽の発信地でした。あらゆる富と才能が
ここに集まり、新しい流行と幾多の魅力的な名曲が生み出されたのです。
グランド・オペラの熱狂、小粋なオペラ・コミック、勇ましい革命歌・・・・
パリの人々が折にふれ口ずさんだ名旋律をよりすぐってお届けします。
   
   
演奏曲
  
F. エロール
「聖職者の牧場」より「それはあなたに」(R. N. C. ボクサ編曲)
  
G. マイヤベーア
「悪魔のロベール」より「私の好きなロベール」(R. N. C. ボクサ編曲)
   
D. F. E. オーベール
「ポルティシの唖娘」より「市場の合唱」「舟歌」(R. N. C. ボクサ編曲)
   
D. F. E. オーベール
「グスタフ三世」より「船乗りの歌」「星占いの歌」(R. N. C. ボクサ編曲)
   
R. N. C. ボクサ
ボワエルデューの「パリのジャン」によるメランジ
   
R. N. C. ボクサ
ポプリ・アン・デュオ
(ケルビーニ、ボワエルデュー、モーツァルトのオペラと革命歌の旋律による)

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

是非、会場に足をお運びください。

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これまでの演奏会を記録したCD-rを販売していますが、現在評判のBASEに移行して行きます。
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サン=サーンス 動物の謝肉祭 デュエッティーノ 作品11 死の舞踏 作品40 子守歌作品105 連弾版 サンサーンス
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東大話法について

2014-01-11 15:14:25 | 日記

新年明けましておめでとうございます。本年もどうそよろしくお願いいたします。

成人の日を間近にした週末は何処も冷え込んでいます。東京も毎日寒いです。そろそろお正月気分を払拭して動き出さないといけません。

昨年秋、園遊会である議員が物議をかもした時にも書こうと思ったことを、書いてみます。何度も書いてきた私たちのコンサートのプログラムの知的財産権の侵害と貴重な楽譜の無断使用を指摘したら、謝罪もない慇懃無礼な返答を送ってきたAさんのことです。もう数年も経っていますが、私たちのような被害者を新たに出さないためにも、そして、知的財産権の法律の正しい整備のきっかけにするためにも書き続けなければいけません。

ある議員の行動はあちこちで取沙汰されました。その中でAさんを連想したのが「その議員がコンビニエンスストアでジュースを買って並んでいた時に、お金を払う前にジュースを飲み干してしまった。議員の言い分はすぐにお金を払うのだから、どこにも問題はない」というエピソードでした。私たちのコンサートと関わらなければ組めないプログラムを私たちに知らせずにHPに掲載したAさんの返事がこのエピソードの議員の言い分と似ていました。何をか況やです。「素晴らしい楽曲を紹介してくださってありがとうございます。是非自分の企画したコンサートでも取り上げたいと思います」と一言連絡すれば問題にならないことです。連絡をしなかったAさんの無礼な態度を指摘したやりとりの後に、謝罪もしないまま、私たちとの関わりも一切触れていない当日のプログラムの文章に落胆させられたことは忘れられません。

このエピソードの「自分は正しいのだから、矛盾した言動も問題ないし、謝罪はしなくても構わない」という思考をAさんから送られてきた自己保身の羅列だけの返信から感じ、また「東大話法」との類似点をここに記録しておきます。

東大話法についての是非はここでは取り上げませんが、20の法則をWIKIよりご紹介しておきます。

東大話法規則一覧

1.自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する。
2.自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する。
3.都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする。
4.都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す。
5.どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す。
6.自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人を、力いっぱい批判する。
7.その場で自分が立派な人だと思われることを言う。
8.自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する。
9.「誤解を恐れずに言えば」と言って、嘘をつく。
10.スケープゴートを侮蔑することで、読者・聞き手を恫喝し、迎合的な態度を取らせる。
11.相手の知識が自分より低いと見たら、なりふり構わず、自信満々で難しそうな概念を持ち出す。
12.自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する。
13.自分の立場に沿って、都合のよい話を集める。
14.羊頭狗肉。
15.わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する。
16.わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する。
17.ああでもない、こうでもない、と自分がいろいろ知っていることを並べて、賢いところを見せる。
18.ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、自分の言いたいところに突然落とす。
19.全体のバランスを常に考えて発言せよ。
20.「もし◯◯◯であるとしたら、お詫びします」と言って、謝罪したフリで切り抜ける。

Aさんの文章では特に3、5、7、15、17が際立っていました。最後は20ではなく、「人の性格をいろいろと!あなたは本当に素晴らしい方なんですね!」と逆切れの言葉で締めくくっていました。なぜ、このようなことをわざわざここに書くかというと、Aさんがこのブログを読んでいる可能性があるからです。「残念な出来事」の表題でAさんとの関わりを紹介してから、AさんのHPの文章の表現や写真が変わり、指摘した発言の記事の削除などが見受けられたからです。ブログの文章まで真似されるとは。常識で考えると、そんなことをするよりもきちんと心からの謝罪をしたほうが気持ちよくなると思うのですが、「思い出せません」「お忘れください」を繰り返すだけの人ですから、こちらも追及ができません。

しかし、これらの議員の行動や「東大話法」のおかげで状況のわからない第三者に、私たちがどのくらい困惑したかを、かみ砕いて説明できるようになりました。それはとても助かります。口先だけ、文章だけの謝罪ではなく、どのくらい失礼で非常識なことをしたのかを認識した反省の言葉を聞ける日が来ることを願っています。「自分には常識がない」とブログに書いておけばすべての失敗の免罪符になると思っていたら間違いです。「常識がない」のなら、常識を身に着けるよう精進するのが当たり前のことだと思います。誰にでも失敗はあるわけですし、すぐに謝罪してもらえるものと思っていたこちらが悪いのでしょうか?いつの日か知的財産権の法律が整備されたときには、Aさんの実名とメールのやりとりを公開したいと思います。今の段階では公開したほうが悪人になってしまいますから、理不尽なこと、この上ありません。

2週間後には今年最初のコンサートが控えています。今年もたくさんの名曲を皆さんにお届けしたいと思います。

****

クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

ホルスト 惑星 作品32 2台ピアノ版
クリエーター情報なし
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来年1月のコンサートのご案内

2013-12-26 02:20:06 | 日記

クリスマスも過ぎました。いよいよ今年も残りわずかです。新しい年も演奏活動は続きます。

来年1月のコンサートの詳細をお知らせします。

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2014年1月26日(日)開催

第163回 2台のピアノの午後

メモワール・ド・パリ
MEMOIRE DE PARIS
   
19世紀、パリこそが世界の音楽の発信地でした。あらゆる富と才能が
ここに集まり、新しい流行と幾多の魅力的な名曲が生み出されたのです。
グランド・オペラの熱狂、小粋なオペラ・コミック、勇ましい革命歌・・・・
パリの人々が折にふれ口ずさんだ名旋律をよりすぐってお届けします。
   
   
演奏曲
  
F. エロール
「聖職者の牧場」より「それはあなたに」(R. N. C. ボクサ編曲)
  
G. マイヤベーア
「悪魔のロベール」より「私の好きなロベール」(R. N. C. ボクサ編曲)
   
D. F. E. オーベール
「ポルティシの唖娘」より「市場の合唱」「舟歌」(R. N. C. ボクサ編曲)
   
D. F. E. オーベール
「グスタフ三世」より「船乗りの歌」「星占いの歌」(R. N. C. ボクサ編曲)
   
R. N. C. ボクサ
ボワエルデューの「パリのジャン」によるメランジ
   
R. N. C. ボクサ
ポプリ・アン・デュオ
(ケルビーニ、ボワエルデュー、モーツァルトのオペラと革命歌の旋律による)

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

是非、会場に足をお運びください。

ホームページ
http://pccpianoduo.webnode.jp/

ホームペ―ジ(2012年3月まで)
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano
youtube
http://www.youtube.com/pccpianoduo/
cd baby
http://cdbaby.com/all/pccpiano
twitter
https://twitter.com/pccpianoduo
これまでの演奏会を記録したCD-rを販売していますが、現在評判のBASEに移行して行きます。
https://pccpianoduo.thebase.in/

****

クレメンティ=リーデル 2台のピアノのためのソナチネ ピティナのミュッセより発売中!

http://www.musse.jp/scores/detail/PTNA-010228

チェルニー 2台のピアノのための速度練習曲(40番練習曲) Op.299b (Prhythm piano scores)
クリエーター情報なし
プリズム

第162回 2台のピアノの午後 「トンベルとサン=サーンス」を開催しました。

2013-12-25 15:46:13 | 日記

12月23日の天皇誕生日に今年最後のコンサート、第162回 2台のピアノの午後「トンベルとサン=サーンス」を開催しました。

今年最後のコンサートはサン=サーンスに深く関わる作品をお届けしました。いずれも前奏曲とフーガの形式でどの曲も荘厳で壮大な曲想を持っています。フェルナン・ド・ラ・トンベル作曲の「2台のピアノのための前奏曲とフーガ」はサン=サーンスに献呈されました。サン=サーンス作品とはまた一味違う親しみやすい旋律が随所に見受けられますが、厳かな雰囲気も終始続きます。2台のピアノの掛け合い、呼び合い、音色が溶け合うさまはトンベル独特のものです。

後半の6つの作品はサン=サーンスのオルガン作品をシャルル・マレーブとガストン・ショワネルが2台のピアノ作品へと編曲したものです。サン=サーンスらしい感情的ではないのに心に訴えかける旋律が教会で響きわたるオルガンの音色を見事に2台のピアノで再現されています。どの作品にも言えるのですが、オリジナルの独奏作品をただ2つの楽器に割り振るのではなく、音の響き方や旋律が生かされた素晴らしい編曲の作品が百花繚乱です。

年の瀬に相応しい壮大な曲想の作品でこのコンサートを締めくくることができたことを光栄に感じます。これからも優れた作品を演奏していきたいと思います。

****

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ラフマニノフ 前奏曲嬰ハ短調 作品3-2「鐘」 [ピアノソロ/2台ピアノ(作曲家自身によるアレンジ版)] (Prhythm piano scores)
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プリズム

あす開催!第162回 2台のピアノの午後 「トンベルとサン=サーンス」

2013-12-22 15:44:27 | 日記

今年も残すところあと僅かとなりました。東京はこの連休も冷え込んでいます。今年もたくさんの名曲を皆さんにお届けできました。いよいよ明日は本年最後のコンサート開催となります。

第162回 2台のピアノの午後

トンベルとサン=サーンス
LA TOMBELLE et SAINT-SAENS


    
サン=サーンス後期の名作に数えられるオルガン作品を
中心に、オルガンの名手ラ・トンベルがサン=サーンスの
ために書いた作品を併せてとりあげます。近代フランスの
洗練された音楽は、現代の耳にも新鮮に響きます。
   
    
フェルナン・ド・ラ・トンベル [1854-1928]  
  2台のピアノのための前奏曲とフーガ イ短調 [1887]
    (サン=サーンスに献呈)
    
サン=サーンス [1835-1921]
  3つの前奏曲とフーガ 作品99 [1894]
    (シャルル・マレーブ編曲 2台ピアノ版)
   
サン=サーンス
  3つの前奏曲とフーガ 作品109 [1898]
    (ガストン・ショワネル編曲 2台ピアノ版)

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

ピアニスト

益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

是非、会場に足をお運びください。

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フローラン・シュミット

ユモレスク 作品43/ディオニソスの祭り 作品62 【連弾】 (Piano Score)

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第162回 2台のピアノの午後 「トンベルとサン=サーンス」開催!

2013-12-17 02:19:42 | 日記

今週半ばには東京でも雪になるかもしれません。寒さに負けずに来週月曜日天皇誕生日に今年最後のコンサートを開催します。

****

世界中のピアノ連弾、2台ピアノ作品を演奏している私たちの12月2度目のコンサートです。

第162回目のコンサートは12月23日(月・祝)の開催です。


トンベルとサン=サーンス
LA TOMBELLE et SAINT-SAENS


    
サン=サーンス後期の名作に数えられるオルガン作品を
中心に、オルガンの名手ラ・トンベルがサン=サーンスの
ために書いた作品を併せてとりあげます。近代フランスの
洗練された音楽は、現代の耳にも新鮮に響きます。
   
    
フェルナン・ド・ラ・トンベル [1854-1928]  
  2台のピアノのための前奏曲とフーガ イ短調 [1887]
    (サン=サーンスに献呈)
    
サン=サーンス [1835-1921]
  3つの前奏曲とフーガ 作品99 [1894]
    (シャルル・マレーブ編曲 2台ピアノ版)
   
サン=サーンス
  3つの前奏曲とフーガ 作品109 [1898]
    (ガストン・ショワネル編曲 2台ピアノ版)

開場 14:15 開演 14:30
会場 ピアノアートサロン(東京都中央区月島)
地図http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html#QR

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益子 徹 ・ 西原 昌樹. Tetsu Mashiko ・ Masaki Nishihara 

入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

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レスピーギ ピアノ連弾作品集
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第161回 2台のピアノの午後 「フランク 名曲の午後 ~出版百年によせて~」を開催しました。

2013-12-16 13:34:42 | 日記

早いもので今年も残り半月となりました。寒さの厳しい冬のようです。

去る12月1日にセザール・フランクのオルガン作品を2台のピアノで演奏いたしました。

これまでにセザール・フランクの作品はアンリ・デュパルクの編曲による作品を2009年にも取り上げました。今回はジュール・グリゼの手による2台ピアノ用に編曲されたオルガン音楽です。

フランクは「前奏曲 フーガと変奏曲」でクラシック音楽を聴かない人にもとても有名です。ポップスの世界やビスコンティの映画でも使われていたので、重厚なイメージがフランクにはあります。しかし、今回取り上げた作品はどれもその前奏曲のイメージとはかけ離れたものでした。今回の5曲を聴くと、教会で演奏されるにふさわしい重厚さはもちろんですが、人生の指針を照らす神の光が見えてくるような旋律が聴く人の心をとらえます。非常に力強く、生きる気持ちを鼓舞させる旋律が随所に刻まれています。フランクが暖かいまなざしでくじけた心を励ましてくれるのです。オルガンで演奏されると教会中に生命の喜びが響き渡る音楽です。その作品をオルガンのないところでも味わえるように、先人の優れた音楽家たちはピアノで演奏できるように編曲してくれました。オルガンの音量や教会音楽の意義を損ねることもなく、その上、2台の楽器によるアンサンブルとしての楽しさも熟考され尽くした編曲です。

残念ながら現在の2台ピアノのコンサートではこのような優れた作品を取り上げる機会が非常に少ないことを憂慮していることは繰り返しここでも述べています。最近は楽譜の入手もかなり手軽になっているにも関わらずです。私たちが以前苦労に苦労を重ねて入手し、演奏した作品の楽譜が無料でダウンロードできる時代です。しかも、日々作品数は増えています。この状況が変わることを強く願います。

いずれにしても、今後も精進して、1曲でも多くの作品を演奏し皆さんに紹介していきたいと思います。

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ワーグナー=レーガー オペラ名曲集 [2台ピアノ版]
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明日12月1日開催! 第161回 2台のピアノの午後 「フランク 名曲の午後~出版百年によせて~」

2013-11-30 14:44:38 | 日記

早いもので11月も最終日。明日から師走です。今年もたくさんの素晴らしい音楽と出会えました。

第161回目のコンサートは12月1日日曜日の開催です。

2013年12月1日(日)開催

第161回 2台のピアノの午後

フランク 名曲の午後
―出版百年によせて―
  
ORGAN MASTERPIECES OF CESAR FRANCK
- THE CENTENARY OF J. GRISET'S TRANSCRIPTION -
  
セザール・フランクの主だったオルガン曲は、すべて2台ピアノ用に
編曲されています。アンリ・デュパルクとジュール・グリゼの二人が
半数ずつ分担して編曲にあたり、デュラン社から刊行されました。
   
私たちがデュパルク版をとりあげたのは2009年のことです。
今年は、ちょうど刊行百年となるグリゼ版にとりくむこととしました。
心をなごませる暖かな響きをお届けできれば幸いです。
   
   
演奏曲
  
セザール・フランク  [1822-90]
  オルガン作品集 より
    英雄的小品 ロ短調
    交響的大曲 嬰ヘ短調  作品17
    パストラール ホ長調  作品19
    祈り 嬰ハ短調  作品20
    終曲 変ロ長調  作品21
    (2台ピアノ版 全曲編曲 ジュール・グリゼ)

開場 13:45 開演 14:00
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サン=サーンス 動物の謝肉祭 デュエッティーノ 作品11 死の舞踏 作品40 子守歌作品105 連弾版 サンサーンス
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6度目のバンコクでのコンサート エルネスト・ナザレー生誕150年によせて (4) 本番を終えて

2013-11-01 14:44:19 | 日記

本番が終わった翌日土曜日の午後10時過ぎの出発です。私たちは夕方までバンコク市内を散策することにしました。3人でのバンコク訪問も6度目ともなるとそれぞれ行先も違い、別行動です。

終演後にいただいたタイ王国の花のレイです。

何匹か飼われている大型犬と。どの犬もおとなしくてすぐに仲良くなりました。

MRTパホーン・ヨーティック駅前のセントラルプラザ・ラットプラーオ。去年改装してより一層巨大な建物に。日本食レストランの数が増えていて、どこも長蛇の列でした。日本人のみならず、観光客にもまだなじみがない町ですが、今後の発展が見込まれていて周辺では大型ビルの建設ラッシュが続いています。

ピアニストの一人を「湯の森」に案内しました。プロンポン駅を降りてソイ26の入り口のバイクタクシー乗り場で「お、ん、せ、ん」とゆっくり発音すれば行先をわかってくれます。「おんせん」と続けて言うと違う単語に聞こえてしまい、双方困ってしまいます。夕方待ち合わせ場所に集合して、SALA SUDASHIRI SOBHAに戻ります。この日はご友人の結婚式、翌日はジャズコンサートとスケジュールが立て込んでいて皆さんご多忙でしたが、きちんと旅立ちのご挨拶ができました。

Natさんご一家による至れり尽くせりの歓迎ぶりも、これまでのタイ王国訪問で感じていたタイ人の人をもてなす気持ちの強さを感じさせてくれました。外国の方々との接し方のあまり得意ではない日本人としては、見習うべきことがとても多くあります。心より感謝しています。またNatさんご一家は、生徒さんともピアノ連弾、2台ピアノ、2台8手の作品を頻繁に演奏されています。翌日のジャズコンサートでも2台8手を披露されるようでした。Natさんご自身が娘さんがまだ小さい時にソロの曲を連弾に編曲されて演奏されたり、ピアノとハープの作品に編曲したタイ王国の人気音楽を昨年、父娘でテレビ出演して演奏もされています。当然のように私たちの演奏した「White Lotus」の2台ピアノ版も演奏されています。ブラジルでもここタイ王国でも、変わらないのですから、結局世界中でピアノ連弾や2台ピアノのアンサンブルが広く楽しまれている現状を目の当たりにできました。

帰国の飛行機も問題なく日曜日早朝に成田に到着し、私たちの6度目のバンコクでのコンサートもつつがなく終了しました。Natさんのご家族の皆さんから「またコンサートを開いてください」と何度もおっしゃっていただけたのは光栄の至りでした。なによりも、今回のコンサートでナザレーを筆頭に魅力的なブラジル音楽に多大な興味を持っていただけたことが、はるばるタイ王国でナザレーの生誕150年記念のコンサートを開催した意義があるというものです。今回は取り上げませんでしたが、ナザレーと並ぶアブレウという人気作曲家も存在するブラジル音楽界の懐の深さは計り知れません。私たちがこれまでに取り上げてきたブラジル音楽についての問い合わせも、演奏してから時間がたった今でも途切れることなく届きます。いっときのうたかたのようなコンサートではなく、いつまでも聴いた人の心に幸せな気持ちが残るプログラムを組んでいることが、こうして実を結ぶことが嬉しいです。

これから、録音と録画を編集して、youtubeにアップロードしたり、ブラジル在住の方々に送り届ける作業が始まります。この愛すべきブラジル音楽がたくさんの音楽を愛する人の心に届いてほしいものです。

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ホルスト 惑星 作品32 2台ピアノ版
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