本番が終わった翌日土曜日の午後10時過ぎの出発です。私たちは夕方までバンコク市内を散策することにしました。3人でのバンコク訪問も6度目ともなるとそれぞれ行先も違い、別行動です。
終演後にいただいたタイ王国の花のレイです。
何匹か飼われている大型犬と。どの犬もおとなしくてすぐに仲良くなりました。
MRTパホーン・ヨーティック駅前のセントラルプラザ・ラットプラーオ。去年改装してより一層巨大な建物に。日本食レストランの数が増えていて、どこも長蛇の列でした。日本人のみならず、観光客にもまだなじみがない町ですが、今後の発展が見込まれていて周辺では大型ビルの建設ラッシュが続いています。
ピアニストの一人を「湯の森」に案内しました。プロンポン駅を降りてソイ26の入り口のバイクタクシー乗り場で「お、ん、せ、ん」とゆっくり発音すれば行先をわかってくれます。「おんせん」と続けて言うと違う単語に聞こえてしまい、双方困ってしまいます。夕方待ち合わせ場所に集合して、SALA SUDASHIRI SOBHAに戻ります。この日はご友人の結婚式、翌日はジャズコンサートとスケジュールが立て込んでいて皆さんご多忙でしたが、きちんと旅立ちのご挨拶ができました。
Natさんご一家による至れり尽くせりの歓迎ぶりも、これまでのタイ王国訪問で感じていたタイ人の人をもてなす気持ちの強さを感じさせてくれました。外国の方々との接し方のあまり得意ではない日本人としては、見習うべきことがとても多くあります。心より感謝しています。またNatさんご一家は、生徒さんともピアノ連弾、2台ピアノ、2台8手の作品を頻繁に演奏されています。翌日のジャズコンサートでも2台8手を披露されるようでした。Natさんご自身が娘さんがまだ小さい時にソロの曲を連弾に編曲されて演奏されたり、ピアノとハープの作品に編曲したタイ王国の人気音楽を昨年、父娘でテレビ出演して演奏もされています。当然のように私たちの演奏した「White Lotus」の2台ピアノ版も演奏されています。ブラジルでもここタイ王国でも、変わらないのですから、結局世界中でピアノ連弾や2台ピアノのアンサンブルが広く楽しまれている現状を目の当たりにできました。
帰国の飛行機も問題なく日曜日早朝に成田に到着し、私たちの6度目のバンコクでのコンサートもつつがなく終了しました。Natさんのご家族の皆さんから「またコンサートを開いてください」と何度もおっしゃっていただけたのは光栄の至りでした。なによりも、今回のコンサートでナザレーを筆頭に魅力的なブラジル音楽に多大な興味を持っていただけたことが、はるばるタイ王国でナザレーの生誕150年記念のコンサートを開催した意義があるというものです。今回は取り上げませんでしたが、ナザレーと並ぶアブレウという人気作曲家も存在するブラジル音楽界の懐の深さは計り知れません。私たちがこれまでに取り上げてきたブラジル音楽についての問い合わせも、演奏してから時間がたった今でも途切れることなく届きます。いっときのうたかたのようなコンサートではなく、いつまでも聴いた人の心に幸せな気持ちが残るプログラムを組んでいることが、こうして実を結ぶことが嬉しいです。
これから、録音と録画を編集して、youtubeにアップロードしたり、ブラジル在住の方々に送り届ける作業が始まります。この愛すべきブラジル音楽がたくさんの音楽を愛する人の心に届いてほしいものです。
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