京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の失敗休日!

2010-12-08 15:49:06 | 日記


今日は千本釈迦堂の大根たき(だいこたき)に行って来ました。
最終日らしくすごい人。列の長さを見て挫折。

嫁さんを残してひとり、平野神社へ!
少し早いけど今年のお礼参り。
深閑として穏やかな気分になりました。

西大路通を渡り立命館大学平和ミュージアムに進みます。
入り口で400円を支払い一階の特別展に入ります。

まず、この時期、修学旅行生が多い時期なのに少ないことに驚いた。
政治色を抑えて事実を淡々と伝えている事に安心感があるのに残念。

中学生・高校生には是非周遊コースの中に入れて欲しい場所だ。
(そういえば、京都大学の博物館も少ない。)
ひそかな京都の名所。素通りはもったいない。

世界で一番平和な京都の地で、戦争と暴力のミュージアムがあるのです。
3時間ほどで疲れます。ぐったり!

飲み物の準備。ハンカチ。展示物の字が小さいのでメガネなどを用意してください。

凶弾に倒れた長崎市の市長。
ウオルサムの時計と一緒だった。
私もなんちゃって長崎県人だ。
父の転勤先・長崎市内の学校ではよくいじめられました!

「頭の横をかすった石がガラスに当たって割れた。」
あとは、赤い血で眼が見えなくなった。

この記憶から私の人生の始まり。「なんとも悲しい」

長崎県高島炭鉱・光町住宅。
不思議に明るい思い出が多い町。

「パステーちゃん!ご飯食べたとね?」
朝鮮人の家庭に上がりこんで夕食だ。日本人の私に対して差別が無い。
友達のオムニはやさしい人でした。

アポジ(父親)が夜勤明けで帰ってきたときは一目散に逃げ出す。
やかましいと、「眠れない!と暴れます」
交代制のシフトなので、子供のはしゃぎ声で眠れないのです。

子供のころから暴力にはなれっこになる。
ヒロポン中毒・精神疾患者など、うろついていて決して快適な子供時代とは言えないのですが、懐かしい。

写真の「明日の風」お勧め!リアルです。

セックスと暴力のエネルギーを正確に描写している。
懐かしい、思い出をたどるような暖かい気分になります。
「ああ!そうだったのか!」と納得するところもあります。

以前、私が40歳代になって韓国料理屋でマッコリを飲んだ。

味覚は覚えていました。不思議と子供時代の懐かしい気分になった。
風邪をひいたときに飲まされたのがマッコリだったのです。
そんな気分にさせる本です。

京都に初めて来たとき、静かで、穏やかで毎日がお正月のようでした。

国際平和ミュージアム。
自分が平和な土地にいることの幸せの再確認でもあります。

それにしても、立命館の学生はおしゃれになったものだ!
私たちの学生時代とはまったく違う。すれ違う学生を見るたびに驚く。

一応私は先輩なのですが、失敗・残念な先輩だ!
「び・び・びのねずみ男と、小沢征次と子泣きジジイ」を3で割ったような見かけだ。
わたし。おしゃれな学生町には不似合いなのだ。

今後、ウオルサムの時計を見たら長崎市長を思い出す。時計師の黙祷!
明日から仕事。年末に向かって励みましょう!










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