京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「責任の時間」

2024-06-20 20:15:19 | 時計修理

写真はIWC.自動巻ingenieur,スクリューバックモデル。IWCは地味なメーカーで品質の割りに販売数は伸びない。バイヤー時代私の好みの時計は呪われたように売れない。店舗の店長さんからは「売れるモデルを広告チラシに掲載してくれ❗」当たり前の要求がありました。IWC.ロンジンなどロレックス、オメガに押されて売れない。ましてリトモラティーノ、オブレなど個性的なブランドを仕入ても小規模代理店がコロコロ変わるのでユーザーは修理先が見つからないので電池交換すら断られる。そんな正直責任を感じます。リトモラティーノもオブレも電池交換の作業にコツが必要なので私の手元にたどりまでに巻き芯が折れていることもありました。

最近バイヤーの時代は終わりを感じます。いまはスウォッチグループ、リシュモンなどグループ化したモデルを並べるだけ「目利き」不要の時代です。フランクミュラーのような独立時計師のサクセスストーリーは昔のはなし、発表する機会も少なくなりました。そんなときに懐かしいモデルの修理がくるとほっとします。

今日はワンコ用の歯磨きセットが届きました。診察で歯周病が進んでいるので歯磨きが必要!前オーナーは高齢化認知症が進んでいたため育児放棄?7才のあずきちゃんは年齢より老化が進んでいるそうです。

時計もしっかりメンテナンスを受けていないモデルは可哀想、シェルティあずきちゃんもこれからしっかり長生きしたい。タニタ体重計で現在11.4キロ、シェルティの平均体重7キロだそうです。びっくりつらいダイエット生活が始まりました。

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