京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京のコロリンピック時間」

2021-07-24 07:58:41 | 時計修理

7月24日土曜日。快晴!

オリンピック開会式だったそうで、島原半島にいる私は遠くの出来事のようでテレビも見ていない。競技よりこの猛暑の中、時計の中に入っている電池が心配です。時計の電池が高熱で破裂することもあるのでご注意ください、といっても爆弾のようになるのではない、静かに酸化銀が染み出してくるだけです。これが怖い!カルティエなど一漏れ5万円!セイコー、マクセルのように液漏れ防止の信頼性がある時計でも高熱で液漏れすることがあります。日中、車の中に放置しないようにしましょう。

「御恩は 忘れませんと ちかよらず」人の持っている本質をあらわす川柳。

今回、工房を移転するまで先祖の位牌を近所のお寺さんに預かってもらっていました。母親の介護生活が続いていたころはさまざまの人にお世話になりました。「恩は石に刻め」とも言う。

特に左腕を見ると思い出すことがある。介護通いのある日のこと夜行高速「長崎オランダ号」で帰路のトイレ休憩、15分の休憩「貴重品をお持ちください」というので袋に財布を入れて持っていく。時計を見ながらぎりぎり頑張る。あわててトイレの中に財布を忘れてバスに乗ってしまった。出発直前に気がつく、あわてて運転手さんに告げトイレへ再び猛ダッシュ!財布が入った袋はそのままのところで見つかりました。「貴重品はお手元にありますか?」のアナウンスがなかったらと思うと背筋が凍るような一瞬でした。長崎名物「はとし」には気をつけたい。

また、国内線の旅出発手続きでゲートをくぐろうとしたとき係りの人がトレイに財布を載せていたました。なんだこりゃ~びっくり私の財布だ~!あわててお礼を言う暇もなく機上へ。誰かが見つけてくれて手配してくれたのだ。数十年前の親切さんに感謝!

なぜかトイレの失敗が多い夏。ホテルのトイレに財布を忘れたこともたびたびある。またアレルギー持ちの私なので利用回数が多い、ヨーロッパでは生水、生野菜。アジアではスープがご法度!これをつい忘れてトイレの引きこもり事件をおこしていまいます。

京都から南島原市へ来て20日過ぎた。まだ生水どころか市販の天然水を利用しています。かなり慎重なのだ。

「御恩は 忘れませんと 近寄らず」生涯一番お世話になったのは京都御所などの清潔なトイレより三条大橋やら丸太町などの普通の公衆トイレ。御所のトイレは清潔で無料はありがたいが近くに来たときにはおなかは大丈夫なのだ。5分間の奇跡!京都観光にお越しの際は御所のトイレをご利用くださいね~。

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