チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「チャイコフスキー『1812年』ソナタ部から結尾部へ」

2012年07月01日 20時47分22秒 | 戦勝&大聖堂奉献式祝いに(イワイニ)1812年

チャイコフスキー 1812年


東京じゅうが「金環日蝕」で浮かれてたのも、もう
先々月の話になってしまった。
騒ぐこと自体は悪いとも思わないが、
なぜ「金環日蝕」は起きるのか、
なぜある特定の地点では何百年に一度しか見れないのか、
ということを学ぶことのほうが重要なはずである。が、
教えもしない教師、伝えもしないマスコミ、知ろうともしない7割の国民、
というアホのトライアングルはジョン・ケイジの愚にもつかない
「4分33秒」のように何の音も発しなかった。反対に、
妄言を吐いたのがIMFである。
"日本が安定的な歳入を得るには消費税率を少なくとも
15パーセントに引き上げることが望ましい"
のだと。現在の日本の消費税率は5パーセントである。いっぽう、
地球・太陽・月という三つの星の関係は絶妙である。
「ある特定の地点では数十年に一度だけ日蝕になる」のではなく、
それぞれの大きさ、距離、そして、
地球から見た太陽の"見かけ上の"軌道である黄道と
月の軌道である白道が5度の傾きでずれているために、
「日蝕は通常は生じない」だけのことなのである。

民主党は、自民党と官僚と財界のトライアングルの癒着によって
予算の無駄づかいがなされてるからそれらを削れば
増税なくして新たな予算が組めると豪語し、
その子供手当に目がくらんだ愚かな選挙民が騙されて
民主党を大勝させたのが3年前である。
原発が善いか悪いかなんて議論するのは不毛である。
大飯原発再稼働に反対する、おそらく3年前に民主党に投票した人民が
金曜夜、総理官邸前に大勢集まったらしい。
デモ隊の連中はネットで連携してデモる人員を増やしたようだが、
PCもスマホも電気で動くものである。
電気の無駄遣いに他ならない。
電気を大切にね! でんこちゃん、岸ユキ女史である。
総理官邸前に集まっても何の利もない。
そんな金と暇があるんだったら、
もっと益のあることをしたらいい。
サヨクはご立派なことは言うがてめえは金儲けに余念がない、
というのがほとんどである。つまり、ただの支配欲旺盛者なのである。
サヨクにはオペラとかクラシック音楽の鑑賞がシュミ、なんていう手合いも多い。
つまり、文化人気取りなのである。
こいつらにオペラやクラ音の何が解るものか。
オスプレイの事故率は他の航空機類の平均事故率より低いにもかかわらず、
売国売琉球仲井真は何でも反対するポウズをとるサヨクの常で
森本防衛大臣の前で拒否ってみせた。
識名トンネル建設工事補助金不正受給問題では、
東大工学部時代のオトモダチの大成建設社長と、
その子請け・孫請けをしてる愛人の建設会社との
灰色トライアングルが鳴動してたと週刊文春が書いてた。

200年前、ナポレオンによるロシア遠征は大失敗に終わった。その故事に因んだのが
チャイコフスキーの「1812年」である。
トライアングルの「ター●●・●●タタ・・ター●●・ター●●」という律動が消え、
コントラバスが変ロ音のppに鎮まるとともにオクターヴ上のティンパニがトレモロを刻んで
……この変ロ音はこの箇所をずっと通奏する……、
再現部が終わると同時に、A部B部が再現される結尾部への橋渡し部となる。
チャイコフスキーの「1812年」は、
A=ラルゴ、3/4、3♭、「ロシア正教聖歌」
B=アンダーンテ、4/4、3♭、「進軍ラッパ」
C=アッレーグロ・ジュストのソナータ、4/4、6♭
 第1主題
 推移部挿入=「ラ・マルセイエーズ」
 第2主題=破棄したオペラ「地方長官」の二重唱
 第3主題=ロシア民謡「門の前で」

A´=ラールゴ、3/4、3♭、「ロシア正教聖歌」
B´=アッレーグロ・ヴィヴァーチェ、4/4、3♭、
   「進軍ラッパ」「ロシア帝国国家」
という構成になってる。その
■の箇所である。
ホルン3管によって、「ラ・マルセイエーズ」の冒頭の断片が
変ホ長調で吹かれる。それを受けた高中弦が
ロシア民謡「門の前で」の断片で調を変じる。
ホルン3管が今度は「ラ・マルセイエーズ」の冒頭の断片を
ヘ短調で吹奏する。高中弦がまた
ロシア民謡「門の前で」の断片で調を転換する。
→ト短調→ハ長調→ヘ短調→変ト短調→変イ長調
→変ロ長調→ト短調→変ニ長調→変ホ長調、
と高揚させて、
コルネット2管とトランペット2管がそれぞれオクターヴ・ユニゾンで
「ラ・マルセイエーズ」の冒頭の断片をマルカティッスィモで強奏する。
♪ソソ・ソーソー│<ドーーー・ーーーー・・ドーーー・ーーーー│
<レーーー・ーーーー・・レーーー・ーーーー│
<ソーーー・ーーーー・・ーーーー・>ミーーー│
>ドーーー・ドーーー・・<ミーーー・>ドーーー♪
以降はvnの刻みが引き継いで、
<レーーー・>♯ドーーー・・<レーーー・<ミーーー│
<ファーーー・<♯ファーーー・・<ソーーー・<ラーーー│
<シーーー・<ドーーー・・<レーーー・<ミーーー│
<ファーーー・<♯ファーーー・・<ソソ
(以降、木管群と弦楽五部が)
>Nファファ・・>ミミ>レレ│
<ミミ>レレ・>ドド>シシ、・・<レレ>ドド・>シシ>ララ│
<ドド>シシ・>ララ>ソソ、……♪
という長いスケイルを続ける。
→[Poco a poco rallentando(ポーコ・アポーコ・ラレンタンド=徐々にテンポを減じて)]
→[3/4拍子]
→3拍子に変じて3小節めから
[senmpre rallentando al ……(次の指定のLargoまで常に速度を減じつつ)]
終いの3小節めでバス・チューバが、最後の1小節でバス・トロンボーンが
スケイルによるゼクヴェンツに加わって結尾部を導く、のである。
曲の始めではヴィオーラ2、チェロ4という弦楽6重奏で奏でられた
ロシア正教聖歌=
"Спаси(スパスィー:救い給え),
Господи(ゴースパヂ:神よ),
люди(リューヂ:民を) Твоя(トヴァヤー:汝の)"
が、バンダも加えた勝利の大音響となって再現される前の、
しつこい"溜め"である。

ロシアの大統領選規定の脆弱性を突いたプーチンの企てによって
ワンポイントの大統領からまた首相へと転じたいわゆる
メドヴェージェフが択捉島にやってくるらしい。
鳩山が身、既に屑鉄なり。菅が心、既に虚空なり。
野田がマニフェスト違約、既に三匹めの泥鰌なり。
天魔覆滅!
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