パそぼのあれこれフリーク:Part2

2022年5月にAutopageブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」から引っ越し、同じ内容で書き続けます。

◎12/7 尊厳の芸術展へ

2012-12-07 20:14:00 | カルチャー・フリーク
尊厳の芸術展 -The Art of Gaman-

会期: 2012年11月3日(土•祝)- 12月9日(日) 月曜休館
午前10時 - 午後5時 (入館は午後4時30分まで)
会場: 東京藝術大学大学美術館 観覧料:無料

平成24年は日系人の強制収容から70年の節目を迎えます。
この機会に、太平洋戦争中アメリカ西部で強制収容された日系人が制作した美術工芸品を集めた展覧会を開催します。
困難の中でも人間の尊厳を失わなかった日系人の作品を通じて、震災から復興する日本と日本人を見つめる機会としたいと考えます。
 
展覧会が終わらないうちにと、12/7 午後から行きました。



天気もよく暖かな日、会場は大勢の人で賑わっています。
年配の方が多く、共感、感動の声が聞こえます。



展覧会は「生活に必要なもの」「生活を彩るもの」「生活の記録」「故国の文化」の4部構成。

一度全部じっくり目を通して、ビデオの上映を見た後、
もう一度、あらためて 作品を見ました。

写真撮影OKだったので、写してきました。

どの作品も、素材に まず 驚きです。
身近な物の再利用や 廃物・自然の中から持ってきたものなど、厳しい環境に応じて工夫されています。
そして、明るく前向きに生きる姿が、強く伝わってきて、感動しました。


「生活に必要なもの」

椅子やテーブル


葦・玉ねぎを入れる袋で作った紐を、丹念に編んた蓋付き籠


引き出しのついた収納ボックス


ハサミやナイフ、そろばん(子供の手作り)など


女性に人気の手芸。 
取っ手には収容所のイラストが描かれている。


大勢の人から送られた杖


収容された人は、番号で呼ばれたが、いち早く表札を掲げた人がいた!
左は、収容所の模型。



「生活の記録」

収容所の写真は、殆ど無く、スケッチなどが記帳な記録です。


封筒に書かれた水彩画。



「生活を彩るもの」

いろんな鳥のブローチ。 細い足には苦心して調達した針金。


貝殻などで作ったコサージュは、すごくおしゃれ。



コップを洗うワイヤーブラシで作った花を 瓶に入れて飾る。


チェス。 ゲームをして楽しむ顔が浮かびます。



「故国の文化」

小さめの仏壇。 中には丁寧に細工された品々がたくさん供えられている。


パズル。 デザインが日本的。 二度と帰れない祖国を思う。


花札、機関車。 
その他、日本人形や飾り刀など、
日本人ならではの作品がたくさんありました。


めも:2012/12/07 CX2 で撮影


・ NHK アーカイブストップ » NHKクロニクル » 過去の番組表 » 番組詳細 より
 → NHK 日曜美術館 2012年11月18日 GAMANの芸術 戦時下に刻まれた不屈の魂
 
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