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『風林火山』ロケ現場を訪れて

2008年02月06日 | 映画レビュー
●山梨県北杜市にある『風林火山館』を訪れました。
       

■この施設は、ご存知昨年のNHK大河ドラマ『風林火山』のロケに使われた施設です。

※ボランティアさんの説明は素晴らしくお上手で感銘しました。そのお話しによると、今回の企画が北杜市に持ち込まれた時に、開口一番「NHKはお金がありません。市と県で建設してNHKに無料で貸してください」この条件ならばドラマ化するとの事だったそうです。
大河ドラマが放映されればその波及効果は莫大な金額になるのですが、この施設の建設費は1億2千万円。NHKさんも商売上手と言うか、えげつない商売と言うか、なかなかやるものだな、と感心したのです。このビジネス感覚が経営陣にあれば、そうそう馬鹿な事態は起きないと思うのですが・・・。

       
■↑は再現された「躑躅ケ崎館」(つつじがさきやかた)です。本物は甲府市内にあり、実際の長さは218mだったのですが、ロケセットは1/3の70mしかありません。
       
■↑は大手門です。安土桃山時代に建設された当時の城は平城であり石垣がありませんでした。門の両側に少しだけある石垣は「石かざり」と言われるものです。

■この施設は県の敷地に建設されている為に、残念な事にあと3年で契約期間が終わり更地にして返さなければならないそうです。
もったいない、契約なんか何とかなるでしょう、と言ったところ、主殿の縁側、天井裏を見てくださいと言われました。
確かに縁側はベニヤ、天井は張りぼて、これではとても3年以上も持ちそうにありません。
       
■監督のこだわりとして面白いエピソードを聞きました。↓は「釘隠し」と言うそうですが柱の下の部分は丸型でも良かったのですが、  
       
鴨居の部分はすべて武田の紋章↓にしろ!との大発令があったそうで、唯一製造できる京都の関係者に頼み込んで不眠不休で間に合わせたそうです。
       
関係者は皆、何故それほどまでにこだわったのかが理解できなかったようですが、出来上がった作品のなかでこの釘隠が、素晴らしい存在感を演出していたようです。映画作りには緻密にして繊細な苦労があるようです。
       

▼参加された新村の皆さんの集合写真です。総勢30名。皆さん素敵な方々でした。


◆私は88年に中井貴一が演じた武田信玄が好きだった。一国一城の主として君臨するには、合理性、バイタリティー、緻密さを持つ信玄が私の理想であった。
しかし、現実は理想とは違い、今の私は信玄とは程遠い存在になっている。

一番の原因はマイボス!彼は愛知県出身で、天才、ワンマン、かぶく、まさに織田信長そのもの。

このボスの下で私は猿になる事にした。豊臣秀吉の良さを真似て生きよう!偉大なるイエスマンにしばらくなりきってみようと考えている。
私はトップになれる器ではない。まずナンバー2としてしっかり仕事をしよう。ボスの言う事を理解し、しっかりとした片腕になろう。それから先の事は分からない。

★戦国武将に自分のタイプを当てはめ、それをイメージして行動すると、非常に動きやすい。

▼おまけ:それにしても市川亀治郎の信玄はコロッケみたいに間抜けでイメージから大はずれ。それに比べてGacktの上杉謙信はかっこ良かった。私の謙信のイメージに近い。
【12月30日:大晦日です】

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