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PARK'S PARK

パクのお庭にようこそ。環境問題、ロハス、バイオ、空手、映画、多言語など情報満載です。少々硬派な内容を目指します。押忍

韓国の原発事情

2008年11月22日 | 環境問題を考える!
●韓国の原子力発電供給量は現在世界で第6位なのですが、さらに拡大させる方針に加速がかかっているようです。
韓国国内での原発によって供給される電力は総発電量の4割を占めています。これは日本をやや上回る程度、断トツ1位のフランスの70%台に続いて世界第2位のレベルです。



◆李明博政権の方針では2030年までに出力150万kw級の大型原発設備を10基建設する計画らしい。これによって原発からの電力供給割合は6割に達します。

■日本では1963年には原発が初めて稼動したのに対して、韓国では導入が15年も遅れ1978に稼動が開始したのです。
この遅れを補う為に、カナダの基本技術を元にイギリス、フランスの技術を取り入れ独自の技術を作ったそうです。

★韓国でも日本と同様に原発事故が起き、国民の不信感を招いている。
使用済み核燃料の貯蔵施設にも反対運動がおきています。
迷惑施設への見返り金は約230億円になるとのこと。
NIMBY=”Not in my back yard"迷惑施設は裏庭には来て欲しくないのです。

NIMBYは非常によく分かるのです。
しかし、安全を担保し、最も電力を使う東京のど真ん中に原発を建設するのが理想であると考えています。
そんな時代が来ることを願っています。



▼韓国の原発事情から、日本の事情に脱線してしまいました。

35秒で飲み頃/これは売れるぞ!

2008年11月21日 | 環境問題を考える!
●20日の日経産業新聞の記事によると、スチール缶入りの飲料を35秒で飲みごろの温度にする装置(IH缶ウォーマー)が開発されたと言う。
つまりコンビニにコーヒー缶などを常温で置いておいて、お客がレジに並んでから弁当と同じように「温めますか?」と聞いて会計をしている間に温めることができる。
地球温暖化対策技術開発事業の新規採択案件に内定しているらしい。

     

■原理はIH技術を使ったコイルによって缶が熱を発生して飲料が温まる仕掛けらしい。
コンビニでは、温かい飲料は専用の棚に保温されているのですが、熱が逃げるから非常にロスが大きい。
しかも棚に陳列してから適温になるまで2時間もかかるために、回転が早い場合にはお客が生ぬるいコーヒーを飲まされることもある。

◆これは自動販売機にも応用できるな、と思った。自販機はエネルギー効率が悪い代表としてやり玉に挙げられる。
これも温めずに入れておき、商品を選択してから、1本ずつ加温して取り出せばいい。

★やはりニーズのあるところには知恵が働くのです。
どうしてこう言う、素晴らしい発想の商品が早く出なかったかと思うくらいです。
人類の英知は馬鹿にしたものでは無いと思っているのです。

リサイクルバブルの崩壊

2008年11月19日 | 環境問題を考える!
●19日の日経産業新聞によると、中国向けのリサイクル物資の買い付け価格が暴落していると言う!
ペットボトルが象徴的なのですが、簡単にまとめれば、私達が燃えるゴミ、燃えないゴミ以外に大きく分別を強いられているペットボトルは今までは有償で中国へ”輸出”されていたのです。
輸出されたPETボトルは主にぬいぐるみの中綿として再利用されていました。

■自治体も、昔はペットボトルは燃やすとダイオキシンと言う猛毒を発生すると脅かされたので、仕方が無いので高い経費をかけて分別し高温の焼却炉で燃やしていたのが、逆にお金になるのですから、当然積極的に分別をすすめた訳です。
日本で不要となった物が中国で有効活用され、再びぬいぐるみとなって返ってくるのですから、長距離への輸送という環境負荷は問題ではあるが、リサイクルの優等生だったのです。



◆しかし世界的に景気が減速し、中国ではオリンピックの特需も終わり、さらに円高の影響を受けてペットボトル荷動きが完全に止まってしまったのです。
1kgが30円だった引取り価格が3円にまで落ち込み、ゼロ円になる可能性すらあるらしい。
またお金を払って処理してもらう時代が来そうなのです。
ペットボトルに限らず、古紙、鉄くずなども軒並み値崩れしている。
中国は、世界の生産工場としての役割では無く、大きな消費国=お客さんだったことを改めて実感する流れです。

★さて、リサイクルの輪が切れたらどう対処すればいいのでしょうか?
現在でも”売れなかった”ペットボトルは一般の燃えるゴミと一緒に燃やされている。特に生ゴミは水分が多く燃えにくいので、ペットボトルは恰好の熱源として高温を保つ為に混ぜて燃やされています。



そうなると”ゴミは燃やせ”の復活になるのです。
私の自論ですが、ゴミは自宅で燃やすのがもっとも環境に負荷をかけないのです。
できれば風呂でも沸かせば、最高の有効活用であると思っています。

逆に、消費者と業者の人手をかけて、車の燃料を使ってCO2を排出して回収し、船に載せて中国まで運び、水で洗い、粉砕し、化学処理し、ぬいぐるみに入れて、また日本まで運ぶLCAは異常に高い環境負荷になります。
それに対して各家庭の庭先で燃やせばそれで終わりです。
どちらが環境への負荷が高いかは論ずるまでも無いと思うのです。

▼やはり、ダイオキシンが出ませんと言う謳い文句で高い焼却炉を買わせようとする業者の圧力が一番強いのでしょう。

PET=ポリエチレンテレフタレートは塩素を含みませんから燃やしてもダイオキシンを発生しませんよ!
ダイオキシンは最高の猛毒です!、などと言う嘘も下火になってきましたが。

首都を北海道に!

2008年11月16日 | 環境問題を考える!
●兵庫県知事が「震災はチャンス」と発言し、ヘラヘラ笑いながら、やっと発言を撤回した。
我が国の首長には知性と品性に欠ける人物が多く、情けなくなる。
関係ないが、閣議の前の映像などいつもみなニコニコして笑顔が耐えない。
企業ではみな顔が引きつっていると言う時期なのになんとも緊張感が無い。



■この発言はともかく、首都機能が東京に一極集中していることは、非常に問題であると思っている。
地震などの災害に対するリスク回避は次回に置くとして、首都が持つべき必須条件について述べてみたい。

東京都の食料自給率は1%!
都の外から持ち込み、廃棄物も他の地区に排出している。
まさに政治とビジネスと快楽だけの人工都市と言っても過言ではない。
江戸時代には最高のリサイクル都市、持続可能な社会の見本であったのに・・・。



◆さて、対して北海道の食料自給率は200%!
栽培好適地が北に移動して、今や米の収穫量は北海道が日本一になっている。
もともと熱帯作物の水稲が、ついに北海道で栽培されるようになっている。

しかも、北海道には広大な敷地が手付かずで広がっている。
東京の施設を改築するより、ゼロから理想的な新都市を建設した方がすべてにおいて良いことは明白でしょう!

IPCCの予測では(大きな疑問符つきだが?)100年後には平均気温が最悪6.4℃上昇するという。
東京と札幌の気温の差は約7℃であるから、ちょうど住みやすい環境と言えるでしょう。

★もちろん、100年後には石油も無くなっているだろうからナンセンスな予測であることは言うまでも無いのですが。
一応これを前提とすれば、これから暑くなる関西に移転するよりは、北海道の方が適していることは論ずるまでも無いと思うのですが。

温暖化すると食料が減る?

2008年11月15日 | 環境問題を考える!
●先ごろのライブではこんな発言も飛び出した。
「CO2濃度が上がり、温暖化した影響で作物が育たず、十分な食料が確保できなくなりました」?!

■植物はCO2を吸収して光合成を行うことは、小学生でも知っていますよね。
大気中のCO2濃度が高くなることは植物にとっては、生育の条件が良くなることなのです。

◆しかも温度が上がれば生育が良くなって、植物にとってまさに、最高の条件なのです。
熱帯雨林の植物の繁殖力を見れば分かるように、温暖化は植物にとっては好ましいのです。



★作物の栽培適地が北に移動していることは、間違いが無い。
しかし温暖化によって作物の生産力が落ちているなどと言う話しも、科学的な裏づけも聞いたことが無い。

▼文系の消費者やマスメディアは「科学的な裏づけ」にアレルギーがあるらしい。
自分たちは最初から勉強しようとしない。勉強しても理解できないと、理屈でなく感情的につぶそうとしてくる。
論理的な組み立てができないことに問題がある。

原子力発電所建設推進

2008年11月12日 | 環境問題を考える!
●先日のライブで『地球温暖化防止と原発反対の願いを込めて歌います』と言われてひっくり返りそうになった。

現在国内での昼間の電力の大部分を供給している火力発電は、石油または石炭を燃やして蒸気を出してタービンを回して電気を作っているのだから、当然大量のCO2が発生する。
CO2濃度の上昇が地球温暖化を促進しているとは、一概に言えないとは思うが、CO2を発生していることは間違いない。



■それに対して、原子力発電は、核分裂で発生する熱で蒸気を発生させてタービンを回すのですから、CO2の発生量は火力発電に比べて非常に少ない。いわば原発はクリーンなエネルギーなのです。
国際的に見ても、一時期は原発建設凍結路線であったが、最近急速に建設が促進されてきた。
先の洞爺湖サミットでも、原発建設を促進して行こうとの宣言文が発表されたばかりです。



◆しかも石油の埋蔵量は「現在の掘削技術・能力で現在の価格を前提」とすれば40年程度しか持たない。
しかし原発の原料のウランは千年は埋蔵されている。しかも、各国にまんべんなく採れるので、持てる国と待たざる国の差も無い。
発電効率もいいからコスト的にも、火力発電の40分の1程度です。



★このような知識を得ていれば、冒頭の様な発想や歌は出てこないと思うのです。
どうも環境問題は、観念的、イメージ的に捉えられ、正確な情報が伝わっていないように思うのです。
これでは昔の主婦連の”おしゃもじ様”と同じです。

▼こうこうと明るい照明の下で、アンプで増幅された大音量のギターとマイクを通して、電気を使いながら「原発反対と唱える」ナンセンスさもたまらない!
原発が無くなったら電気が十分に供給できず、音も出せない。
本当に理解できていて、腹をくくるなら、昼間に野外でアコースティックで訴えて欲しいものです。

ラブアースライブ2008@四賀 

2008年11月10日 | 環境問題を考える!
●9日に松本市四賀地区ピナスホールにおいて「ラブアースライブ2008」が行なわれました。
環境問題に関心を持ってもらおうと1998年に30人ほどの観客を前に始まった活動です。途中休んだ時期もあり今回6回目になるそうです。



■主旨に賛同して参加したアーティストは、雅音人(ガネット)、MAI&Double Fantasy、幸也、布野えいじwithMA☆VO、Eternal Angelsさんたちです。実力派がそろった素晴らしいライブでした。



◆しかし残念なのは、「自然農法」のパネルデスカッションです。
誰でも見られるブログの場で強くは言いませんが、内容はデタラメ!
まったく科学的でも理論的でもありません。
地球上に起こっている現象を何とかしようと言う気持ちだけは伝わるのですが、勉強不足は明らかです。



★昔、有吉佐和子さんが「複合汚染」と言うでたらめな本を販売した時と似ている。内容は間違っていても、国民に刺激を与える効果だけはあった。

酵素と酵母とバクテリアの違いも分かっていない。中学校の教科書レベルが分かっていない。
原子力発電所建設反対とか、温暖化の影響で食料が減っているとか、ビックリする間違った発言が飛び出す。
何かをするのは素晴らしいのですが、イメージだけでなく、もっと本を読んでほしいですね。
ライブは素晴らしかっただけに、残念です。

JAまつり@やまびこドーム

2008年11月08日 | 環境問題を考える!
●今週もイベントが続きます。今週は「JAまつり」がやまびこドームで行なわれました。
「JAまつり」は昔の言い方で言えば、「農協まつり」です。


     【長浜ドームに負けてませんね】

■当社もブースでの展示を行い、商品説明を行ないました。
会場では名産物の販売、様々なパフォーマンスが行なわれて、来場者を楽しませています。



◆農業の将来は決して楽観的ではありません。
経営的に安定で無い為に後継者は多くは育っていません。



★多くの農薬、化学肥料メーカーの出展もありました。
農薬や化学肥料の害が取り上げられますが、私は一概に否定しません。
農薬の使用で農家の負担がどれだけ軽減されたかは、農家で無ければ分かりません。安全性も非常に高くなっています。
乱用、多用は当然マズイのですが、適量を使用することは、問題ないと思います。
それと合わせて有機物を投入して土壌微生物を豊かにすることが必要なのです。

農業は”国家の礎”です。これからは国際的な競争が激化していくでしょう。
食料争奪問題もあります。グローバルな観点での農政を望むところです。

びわ湖環境メッセ@長浜ドーム

2008年11月07日 | 環境問題を考える!
●滋賀県長浜ドームで行なわれた「びわ湖環境ビジネスメッセ」に参加してきました。
「びわ湖」は琵琶湖でなくてひらがなで記載するんですね。
漢字検定2級くらいかな、ちょっと書けない人が多いかも。


            【長浜ドーム:こりゃUFOだな!】

■京都大学農学部出身の嘉田由紀子氏が滋賀県知事になってから大きく流れが変わってきました。
琵琶湖は環境問題に関して象徴的な問題を抱えています。
この地での展示会は11回目になります。

◆地球温暖化への対応は緊急を要しています。「持続可能な社会」を作るための具体的な行動が求められています。
旗を振り、声を上げることはもちろん大切ですが、安定して発展していく為には、ビジネスとのマッチングが求められています。



★地球と人類の寿命を少しでも延ばす為にはコンセプトが市民と社会に受け入れられ、かつそれに対しての支出が受け入れられる必要があります。
それにはビジネスとして成り立つコスト計算、見返りなどシビアなタクティクスが不可欠ですね。

▼琵琶湖って結構近いんですね。松本から250km、3時間で着きます。
のはずだったのに、恵那山トンネルで事故があり、南木曽廻りで5時間かかってしまった。今日は10時間運転したので少しお疲れです。

農機具まつり

2008年10月26日 | 環境問題を考える!
●毎週イベントが続いています。今日はJA(農協)主催の「農機具まつり」です。
ところ狭しと並べられる農機具!
私、働く自動車と特殊車両が大好きなのです!
救急車、消防車、ハシゴ車、トラクター、バキューム車?などが大好きな子どもいますよね。
個性的で機能的な働く車は格好良いですよね。



■今日の目玉はマッセイ・ファーガソン↑水冷4気筒、4400cc、なんと1千200万円。
最近のトラクターは冷暖房、カーエアコン付きはもちろん、重量配分機能やトルク何とか機能が着いていて快適らしいです。
最近はクボタ、ヰセキ、ヤンマー、芝浦などの国内のメーカーも頑張ってきたけど昔は大型農業機械は海外メーカーが強かった。
ジョン・ディア、フィアット、ホーランドなど。
昔、スーパーカーが流行った頃、俺はフィアットに乗っているぞ!と威張っていた友達がいたな~。

◆でも最近は、燃料高騰、消費の落ち込みで農機具メーカーは元気はありません。
ヰ●キの社員のぼやきによると、トラクターが売れない理由は、景気が悪いせいもあるけど、性能が良くて丈夫に作りすぎたためとのこと。
10年たっても壊れない。
もちろん農家にとってはいいことなんだけど、買い替え需要が無いそうです。

★それにしても高いよね。元を取るのは大変だろうな~。
日本の農地は構造改善で大規模集約化され、大型農機具が動ける広さにはなったが、1年に稼動するのは数日。

対コストパフォーマンスを考えると、簡単には買える価格設定ではないと思うのですが・・・。

漁業衰退の原因と対策

2008年10月21日 | 環境問題を考える!
●昔、三重県で水産加工場の廃水処理プラントを建設した時に、漁師の方と飲む機会があった。
「農林水産業ってひとくくりで言うけど、水産業は他の一次産業とは全然違う!何故かと言うと、農業や林業は生き物を育てるんだけど、漁師は育てることはしないで、ただ海に行って魚を拾ってくるだけなんだ。だけど命を懸けているんだ!」

■なるほどな~。と思ったものです。
当時、その漁師さんはコオナゴ漁をしていたのですが、一日の水揚げはなんと2~300万円になる。
年間に10日くらい採れるらしいけど、かなりの儲けですね。

             

◆さて、その漁業が燃料代の高騰によって壊滅的な状況に陥っている。
1980年と比較すると、漁業就業者は46%、生産額は57%に減少している。
世界で6番目に大きな海洋を持つ国で何故このような状態になっているのか?
大きく分けて原因は3つ。
①漁場汚染、埋め立てによって産卵場や漁場が縮小している。
②安い輸入水産物に負けてしまった。
③”乱獲”が進み資源が枯渇して漁業が後退した。

③については、漁業は資源共有であるため、幼稚魚・小型魚の漁獲、過剰な設備、特定漁場への漁船集中、過剰水揚げによる価格下落、さらに密漁・違反漁業などが原因なのです。
これらにより高コスト体制になっているところに、近年の燃料高騰が追い討ちをかけた。

★本質的な問題は資源先取り競争のためにエンジンを毎年大きくして、燃料を喰う産業構造にしてきたことにあるようだ。
世界でも有数の漁場を持ち、最高の漁労技術を持つ我が国の漁業は、先取り競争の結果、不合理漁獲が一般的になり、資源に対して高コストの漁業になり採算が合わなくなり減少したのです。

※漁場での乱獲を防ぎ、育てる漁業が求められています。
さらに従来の養殖、陸上養殖の技術の向上とコスト面での採算性を研究開発していかなければならない。
中国人を始めとして、魚を食べる人口が増えてきた。
食料不足にならないためにも、これからは持続可能な育てる漁業が必要ですね。

『環ウソ3』が出たけれど・・・

2008年10月08日 | 環境問題を考える!
●『環境問題は何故ウソがまかり通るのか』(以下環ウソ)の3弾が上梓された。
1、2を読んで、どうもおかしい??つじつまが合わない?
そして『”環境問題のウソ”のウソ』を読んで、その理由がが明快に理解できたのです。

『環ウソ3』を立ち読みしたが、厚顔無恥と言うのか、相変わらず無茶苦茶な論理が延々と書かれています。
筆者の武田邦彦氏は環境問題が地球を滅ぼすとヒステリックに叫んでいるプロ市民よりヒステリックに環境問題は無いのだと叫んでいるのです。

■環境に関しては様々な問題点が争点となっています。大きく分ければ
①地球温暖化は本当に起こっているのか?海水面は上昇するのか?
②ペットボトルのリサイクルは環境の為になっていないのか?
③ダイオキシンは有害なのか?などなどです。

◆東大名誉教授の安井至教授が述べているように、絶対的な正解は無いのでしょう。
それぞれの考えをぶつけ合い、議論することは非常に望ましいことなのです。

しかし武田氏のように、数字を自分の都合の良いように改ざんしたり、データーを捏造するなどと言うことは、科学者の端くれとして、絶対にしてはならないのです。
ところが『環ウソ』にはそのような点が随所に見られるのです。

 ★実際に人間が環境に負荷をかけて、地球と人類の寿命を短くしているのですが、少しの我慢と英知で回避できる例があります。
一方、環境問題の御旗の元に、企業が自らの利益を誘導している、または学者が保身のためにバイアスのかかった理論を展開している例もあります。

これからじっくりと文献と調べられる範囲のデーターを読み込んで、私見を述べて行きたいと考えています。


環境に悪いこと

2008年06月26日 | 環境問題を考える!
●今日は環境に悪い恥ずかしい話。
廊下の隅にうず高く積まれた、Amazonの箱。
私は週刊誌、コミック以外に毎週2冊程度の単行本を読むのですが、そのほとんどを通販に頼っている。
            

■月に7~10冊、金額にして7千円前後は購入するので、プライム契約をしている。
文庫本1冊でも翌日に送料なしで届く。
一時期、プチプチが内装された封筒で届いた時もあったが、またこの箱になってしまった。
この写真は、約1ケ月に送られてきた箱なのです。

◆それですぐに箱がたまってしまう。たかだか1冊の本をトラックに載せて大きな箱に入れて運んで来る。
TUTAYAレンタルシステムもDVD2枚をトラックで運んでくる。

★環境に優しくをモットーとする私としてはなんとも申し訳ない。
自分で本屋やレンタル屋に行っても車に乗るしCO2出すよな~なんて、自己弁護しても、どうもやりきれない。
なるべく本の注文はためてから注文する以外に無いかな。

『マイ箸』について考える

2008年05月09日 | 環境問題を考える!
●私はバッグの中にいつも『マイ箸』を入れている。
会社で残業した時にカップラーメンを食べるのだが、その時に最も活躍する。

            

■たまに外食した時にも使いたいのだが、↓のマンガのようになかなか勇気が必要だ。
恥ずかしくは無いが、知り合いの前でおもむろに取り出すと、なんだか嫌味、と言うか市民権を得ていない。

                
                   【ビッグコミック オリジナルより】
                【エコロジーいるよ勇気のエネルギー】

◆もちろん、割り箸を使い捨てるのは「もったいない」と言う意識が元となっている。
一方、割り箸は間伐材を使用しているから、実は森林の育成に寄与しているとの反論も承知している。

※以前、有機農業研修会の食事の時には、ほとんどの方がマイ箸、マイボトル持参なのにびっくりしたし、私も気後れ無く使うことができた。
さすが有機農業をやる人は勇気があるなと感心したものです。

コンビニに行く時は必ずマイバッグ持参でレジ袋は断っている。
これは市民権を得ている。

★使い捨てるのは、感覚的にまずいな、直感的にいやだな、と思うからマイ箸を使いたいのですが、いまひとつ積極的にはなれないでいるのが現状です。

皆さんはいかがですか?

温暖化する地球との交際術

2008年01月13日 | 環境問題を考える!
●松本市教育部梓川支所教育課主催による『地球温暖化対策のウソ・ホント』と題した環境セミナーに参加した。
 副題は『温暖化する地球との交際術』。交際術:実にうまいキーワードだと感心した。
講師は色素太陽電池、マイクロ燃料電池の研究で有名な信州大学繊維学部の鈴木栄二教授でした。
       

■内容は地球温暖化を抑制する方策についてでしたが、結論は「温暖化の防止は非常に難しく小さな努力の積み重ねしかない」とまとめています。
 さらに今回初めて知った概念に、『後悔しない対策=ノンリグレッタブル対策』『後悔するかも知れない対策=リグレッタブル対策』があった。
 前者は、省エネ、低炭素燃料への転換、植林、自然エネルギー利用などの現在知られている常識的なリスクの少ない技術、観念である。
 後者は原子力発電、炭酸ガス地中貯留・海底投棄、宇宙日傘などの不確定要素の多いリスキーな対策です。
 私の自論でもありますが、温暖化を抑制する為には原子力発電の開発は避けて通れない道です。
 宇宙日傘は比較的容易で、スペースシャトルからアルミ箔をばら撒けば済むのですが、そのマイナス面は想定を超える可能性があります。

◆今回の講演では、環境対策の建前に対して本音も多く語られました。
例えば『燃料電池』はCO2を発生しないから環境に優しいと言われているのですが、実は水素燃料を製造する時にCO2を発生しているのでまったく温暖化対策になっていないのです。
 砂漠緑化も温暖化にとってマイナスです。
       
★このような間違った情報が流される原因は、マスコミ記者の勉強不足、国民への受けを狙った偏った報道。さらにもっとも問題であるメーカー、国家からのバイアスなどがあげられる。

★★私のブログでは今まで、環境問題・対策について建前で書いてきました。それはまず、現状を知って欲しいと言う刺激・啓蒙を目的とするためです。
今後は少し裏から見た本音を書いていきたいと考えています。
判断するのは、読者の皆さんです。