2月1日は、映画「駅馬車」の名監督、ジョン・フォードが生まれた日(1894年)だが、実業家、石橋正二郎の誕生日でもある。タイヤ・メーカー「ブリヂストン」の創業者である。
石橋正二郎は、1889年、福岡県の久留米で生まれた。家は仕立屋で、正二郎は次男だった。
17歳のとき、商業学校を卒業し、兄とともに家業を継いだ。
18歳のとき、家業の仕立屋を足袋(たび)製造専業に変更し、29歳のとき、徒弟制だったのを会社組織に変更。社長となった。
32歳で、足袋の裏にゴムを付けた地下足袋の製造を開始。
40歳のとき、タイヤの試作をはじめた。
46歳でブリヂストンタイヤ株式会社を設立。取締役社長となり、自転車用タイヤ、ゴルフボールの生産をはじめた。
ブリヂストンタイヤを巨大な企業に育てた後、1976年9月に没した。
仕立て屋から足袋屋、ゴムのついた足袋、ゴムのタイヤと、時代の流れを読んで事業を発展させていった事業家だった。
石橋正二郎の長女は、創業者である父親からブリヂストンタイヤの株式を相続し、大蔵省事務次官をへて政治家になった鳩山威一郎と結婚した。そして後に首相になる鳩山由紀夫を産んだ。鳩山由紀夫と邦夫の政治家兄弟が資産家なのは、もちろん祖父が首相という父方の資産もあったろうが、そういう脈絡による。
「私は朝早くから夜遅くまで、日曜も祭日もなく一生懸命に働いた。タイム・イズ・マネーを実行したので人の3倍くらいは仕事したろう。」(名言DB|リーダーたちの名言集: http://systemincome.com/main/kakugen/tag/石橋正二郎)
と言う石橋正二郎は、モーレツ型の仕事人間だったようだ。
ご存じの方も多いと思うけれど、社長の「石橋」の名を英語にすると、「ストーン・ブリッヂ」。そこから「ブリヂストン」の社名を付けた。なぜ「ストンブリッヂ」でないかというと、そのココロは、タイヤだけに、よく転がるようにひっくり返した、ということらしい。
もちろん、米国の「ファイアストーン」にあやかるところもあったろうが、この洒落心は、見習うべきである。
(2016年2月1日)
●おすすめの電子書籍!
『ビッグショッツ』(ぱぴろう)
伝記読み物。ビジネス界の大物たち「ビッグショッツ」の人生から、生き方や成功のヒントを学ぶ。フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ、ソフトバンクの孫正義から、デュポン財閥のエルテール・デュポン、ファッション・ブランドのココ・シャネル、金融のJ・P・モルガンまで、古今東西のビッグショッツ30人を収録。大物たちのドラマティックな生きざまが躍動する。
●電子書籍は明鏡舎。
http://www.meikyosha.com
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17歳のとき、商業学校を卒業し、兄とともに家業を継いだ。
18歳のとき、家業の仕立屋を足袋(たび)製造専業に変更し、29歳のとき、徒弟制だったのを会社組織に変更。社長となった。
32歳で、足袋の裏にゴムを付けた地下足袋の製造を開始。
40歳のとき、タイヤの試作をはじめた。
46歳でブリヂストンタイヤ株式会社を設立。取締役社長となり、自転車用タイヤ、ゴルフボールの生産をはじめた。
ブリヂストンタイヤを巨大な企業に育てた後、1976年9月に没した。
仕立て屋から足袋屋、ゴムのついた足袋、ゴムのタイヤと、時代の流れを読んで事業を発展させていった事業家だった。
石橋正二郎の長女は、創業者である父親からブリヂストンタイヤの株式を相続し、大蔵省事務次官をへて政治家になった鳩山威一郎と結婚した。そして後に首相になる鳩山由紀夫を産んだ。鳩山由紀夫と邦夫の政治家兄弟が資産家なのは、もちろん祖父が首相という父方の資産もあったろうが、そういう脈絡による。
「私は朝早くから夜遅くまで、日曜も祭日もなく一生懸命に働いた。タイム・イズ・マネーを実行したので人の3倍くらいは仕事したろう。」(名言DB|リーダーたちの名言集: http://systemincome.com/main/kakugen/tag/石橋正二郎)
と言う石橋正二郎は、モーレツ型の仕事人間だったようだ。
ご存じの方も多いと思うけれど、社長の「石橋」の名を英語にすると、「ストーン・ブリッヂ」。そこから「ブリヂストン」の社名を付けた。なぜ「ストンブリッヂ」でないかというと、そのココロは、タイヤだけに、よく転がるようにひっくり返した、ということらしい。
もちろん、米国の「ファイアストーン」にあやかるところもあったろうが、この洒落心は、見習うべきである。
(2016年2月1日)
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