エアパスタ號!!

旧・日替わり神姫ランチ・エアパスタはじめました 乗り物関係のブログと統合しました。フィギュアとバイク・クルマの事とか。

おもらし後の処置

2017-02-28 21:46:07 | クルマ

マイカー1号のエンジンに残ったオイルを抜きました。全量で4.5L入っていたのですが、2L程度しか残っていませんでした。



オイルポンプの吐出量ぱねぇ。ガスケット替わりに使ったNBRのOリングではダメだったか。やはりちゃんとガスケットを作らねばダメね。

マイカーに取り付けられているオイルクーラーキットは、タイミングチェーンカバーの一部を切削・加工し、オイルポンプを固定しているボルトを長いもの交換して、取出口のブロックを取り付けるタイプです。



このキットは、タイミングチェーンカバーの切削加工がうまくできていないとオイル漏れの原因になりますし、ブロックを締め付けすぎるとタイミングチェーンカバーに歪みが出てしまうという、他のタイプに比べて取り付けが難しいものなんです。

車両が売りに出ていた時点ですでに装着されていたので、いつだれが取り付けたのかわからないんですよね。ガスケットが朽ちた耐油ゴム1枚というのは少なくともプロショップの仕事じゃないわなー

ガスケットの型紙を作るためブロックを取り外そうとした際、ふとタイミングチェーンカバーとブロックの隙間に偏りがあることに気づきました。



切削面が傾斜しているのか、それともボルトが曲がっているのか・・ともかく、タイミングチェーンカバーを外してチェックしてみることに。

ブロックを取り付けるボルトは長さ80mmのものが4本、これを抜こうとすると内2本がオイルポンプのプレッシャーリリーフバルブに当たってボルトが回せません。ノーマルのボルト長だと大丈夫らしいのですが。

プレッシャーリリーフバルブを外すには、バルブを押し下げてCリングを抜きます。へインズ本には親指一本で押し下げている写真が載っていますが、はっきり言ってムリ。太いスプリングが入っているので、両手でめいっぱい押さないと下がりません。

誰がCリング抜くんや・・(´・ω・`)


しばらく両指でヘコヘコ押し下げて悩んでいましたが、スクーターのクラッチを分解するスプリングコンプレッサーとナットレンチを組み合わせることをひらめき、無事Cリングを抜くことが出来ました。



なお、カバーとレンチの間に少し硬めのゴムか木材を噛まさないと、カバーが凹んで使い物にならなくなる可能性があるので注意です。

ボルトを抜いてみると、隙間が大きい方のボルト2本が曲がっていました。

隙間が偏る原因と思われる曲がったボルトを新品に交換することにしたのですが、オイルポンプをカバーに装着した状態でボルトを締めこんでいくと、2~3本のボルトにかなりの抵抗が出ます。

おそらくボルト穴の位置が合致していないのだろうと推測し、オイルポンプ側のボルト穴をワッシャが止まる程度に拡大したところ、締め込みの抵抗もなくなり、取出口ブロックもほぼ隙間なくカバーに接するようになりました。

切削面はブロックが均一に接触するので、切削加工は問題ないようです。ただ、表面は深いキズが目立ち、オイル滲みが心配だったので研磨しました。



隙間が偏っていた原因としては、オイルポンプのボルト穴とカバー側のボルト穴の微妙なズレによる影響、過去に取出口ブロックがなんらかの理由でリアマウントパネルにヒットしてボルトが曲がった可能性ありといったところでしょうか。

原因もある程度分かったことだし、ささっと0.5mm厚のガスケットを作成し、組み上げました。今のところオイルの滲みも滴りも見られません。これでもうオイルをぶちまけることはない・・ハズ。

タイミングチェーンカバーを外したついでに、タイミングチェーンのスプロケットをチェック。



新品と比べると右側のスプロケットはそれほどでもないですが、左側のスプロケットは結構尖ってました。
今のところ異音は出ていないので、次回オイルを抜くときにでも交換することにします。




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