あれは嘘だ。
モトコ『解せぬ』
ふと、モトコンポに使えるボアアップキットをストックしてある事を思い出し、取り付けました。
このキットは、1978年製ベルギーホンダのカミーノというモペット用なのですが、シリンダーフィンの一部を加工すればモトコンポに取り付けることができると聞き、購入しておいたものです。
カタログスペックは70cc・4.8HP/6,300rpmですが、モトコンポはストローク量が違うので65ccになります。馬力もどれだけ出るのか分かりません 。間違いなくノーマルの2.5HPよりは向上する・・ハズ。
ノーマルシリンダー&ピストン(右)とポリーニ製(左)の比較。
シリンダーフィンは加工済みです。ポリーニ製は全周にポート孔がいっぱい開いていて何だか凄そうです。排気口はノーマルよりも下がります。
シリンダー&ピストン組みつけ完了。もう少しフィンを長めに残しておいても良かったかしらん。
このボアアップキット、ノーマルシリンダーにはない排気系統の穴が開いています。モトコンポのノーマルヘッドだと、ヘッドガスケットの穴がふさがらないので、シリンダーに合わせてガスケットを組むと盛大に排気漏れを起こします。
そのことをすっかり忘れて、排気漏れが止まらねぇとドハマりしてしまいました。
あと、前述しましたが、ポリーニ製のシリンダーは排気口がノーマルよりも下がります。このため、KUMAチャンバーはエキマニが排気口に合わなくなり、取り付けできません。
私としてはKUMAチャンバーを気に入っているので、他のマフラーに替える気も起きず・・3秒悩んだ後、エキパイを力技で曲げて取り付けました。強引スギィ
なんとか取り付けることができてホッとしたのも束の間、今度はサイレンサーとボディシェルのクリアランスが狭くなり、リヤサスが沈んだ時に干渉する可能性が出てきました。
190~200mmの社外サスがあれば良かったのですが、見つけられず、ノーマルサスにアルミ削り出しの汎用ヒップアップアダプターを使用することに。
見た感じ、強度に若干の不安を覚えますが、とりあえず試してみます。こういう時、金属を切った貼ったできる環境だったらなぁと心底思います。オイラ、悲しき転勤族なのねん・・
公道で試運転をする前に、原付二種へのナンバー切り替えと自賠責の変更手続きを済ませました。
役所での手続きは、窓口で用意されている書類に排気量変更の理由を一筆書くだけでよい地域もあれば、排気量を変更したことが分かる資料の提出を求められる地域もあります。
現在の居住地域では、資料を用意しなければならないので、A4用紙3枚の説明書を作成して提出。特に記載事項や書式の指定は見当たらなかったので、下記の内容で簡潔にまとめました。
・排気量を変更した車両の型式、車台番号
・排気量を変更した理由
・交換部品及び作業実施状況の写真
・変更前と変更後の排気量計算式
・作業実施者の氏名、連絡先、押印
別紙として、部品の購入を証明する書類(納品書・領収書)を添付。
資料は区の担当者から本庁に回され、完璧とのお墨付きを頂き、無事受領されました。
何度か試走し、キャブレターのセッティングを探りました。QRキャブ、ノーマルエアクリーナーボックス&ターボフィルター(標準タイプ)、KUMAチャンバーの仕様で、MJ#85・ニードルは標準の2段目が良い感じです。
スムーズで力強い加速に馬力アップを実感しましたよ。フルノーマルの時と違い、発進時に少しのキッカケで簡単にフロントアップするので楽しいです^q^
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早速ですが、ポリーニのシリンダに、ノーマルにはない穴が空いていたとのことですが、これはどうやって塞いだのでしょうか?
僕はアテナのボアアップキットを装備しているのですが、なかなか調子がでなくて困っていたところ、このブログを拝見させていただき
アテナのシリンダにも、同じ個所に穴があいているので、これが原因かもと思ってきました。
もしよろしければ教えてください。
はじめまして。ご質問の件ですが、排気漏れを止めるために、ヘッドとガスケットの隙間に耐熱パテを少量盛っただけで、シリンダー側の穴自体は、特に手を加えていません。
私の車両は一応セッティングは出ていて、問題なく走行できているので、件の穴の有無とエンジンの不調はあまり関係していないような気もします。
ご参考頂ければ幸いです。
僕も液体ガスケットを穴の回りに塗ってみます。
メインジェット#85でセッティングされてるんですね!
大排気量なのに意外と小さい印象を受けました。
参考にさせて戴きます。ありがとうございました!
コメントありがとうございます。後々のメンテの事を考えるとその方法が良いですよね。
当時は只々面倒くs(ゲフン、手間のかからない方法で処置しました。