ふと、FIATパンダに乗ってた頃に車上荒らしにあい、シューズとデジカメを盗まれた事を思い出しました。シューズはエアクキニ、デジカメはミノルタのディマージュVだったなぁ。
ディマージュVは個性的なデザインとギミックで気に入ってたんですよね。まぁ、使いこなす前に盗られてしまいましたが(゜∀。)
また触れたくなりネットを探したところ、箱・付属品ありジャンク品が7,980円で見つかりました。
27年前のデジカメなら1,000円くらいかと思いきや意外と高価でした。どうやら昔のコンデジが流行っているらしく、需要があるみたいです。何が流行るか分かりませんね。
ディマージュVは御覧の通り、レンズ部を本体から分離して撮影できるユニークな機能があります。
当時このギミックに惹かれて購入したのですが、いざ使ってみるとケーブルが太くて長さが中途半端だったため、あまり活用することはなかったです^^;
手始めに屋内でフィギュアを撮影してみましたが、マニュアルフォーカス・手ぶれ補正なしだったことを思い出しました。
ズームレバーで焦点距離が変わるので、いかに被写体との距離に合わせてレバーを上手く調整できるかがカギですね。ちなみに、本体液晶は小さいうえに画質が悪く、ピントが合っているのか全くわかりません。
屋外の風景撮影はそれほど気を使わなくても大丈夫です。
うーむ、言語化するのは難しいのですが、色合いといい、ボケ具合がなんとも味わい深い画ですね。
FINEモードで撮影すると2MBのスマートメディアは17枚で満杯になりました。そうそう、出始めのデジカメと言えば、すぐに撮影上限に達してファイルを取捨選択しながら撮影していたものです(記録メディアも高価でしたからね)。
今回入手した個体は、液晶表面の浮き(ビネガーシンドローム)とフラッシュ発光不可の症状があったので、部品取り用にジャンクを2台購入しました。それぞれ付属品なしで1,500円と2,000円でした。
ディマージュ変態もとい編隊。奥2台が部品取り用です。
液晶画面が綺麗なジャンクをバラして移植しました。レンズ部が別になっているので、気兼ねなく分解できますね。
フラッシュ発光不可については、フラッシュマークの点滅が終わらず、チャージできてない感じで、部品取り用2台も同じ症状が出ていました。
調べたところ、どうやらフラッシュ用電解コンデンサーの容量抜けが疑わしいようです。下手したら20年以上放置されていた可能性もあるので、原因として十分ありえますね。
ただ、このコンデンサーは販売しているところが見つからず入手は難しそうです。尼でフラッシュ用の330V・245μFがありましたが、このカメラに収まるサイズではありませんでした。
完璧に整備できないのは残念ですが、そのままにしておきます。
先ほど昔のコンデジが流行っていると書きましたが、このディマージュVは安易に手を出さないほうが良いかもしれません。
というのも記録メディアが5V駆動のスマートメディアで、対応するリーダーも限られています。特にスマートメディアは早々に3.3V駆動へ移行したこともあり中古品の数も少ないため、カメラ本体よりもはるかに高価です。
私は部品取りに購入したジャンクに2MBのスマートメディアが挿さっていたので、それを使用しています。
ちなみにリーダーは富士フィルムのSM-R1とSM-R2が対応しているとの情報があり、運よく見つけたSM-R2を3,000円で入手しました。
SM-R2はメインPCのWindows10 Homeでドライバなしで認識しました。
今思えば、フリマサイトに出品されていた付属品あり完動品・メディア・リーダー揃って1万円はお得だったんだなぁ。
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