いい日旅立ち

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配給以外を拒否して餓死した裁判官

2019-06-16 16:54:13 | 政治

第2次世界大戦後、軍人として高位であった者が、
コネを利用して、旧軍需会社等に籍を置き、
裕福に暮らしたという例は枚挙にいとまがない。
しかし、
海軍大将米内光政、井上成美等は、そうした行為を拒否し、貧しい生活をした。

さらに恐るべき法令遵守の人もいる。

第2次世界大戦直後、食糧管理法という法律があった。
乏しい米等の食料を国民に配分するため、
国が「配給制度」という法律を作って公平を期したのである。
しかし、配給の量はわずかであったため、ほとんどすべての国民は、「闇市」という場で食料を買っていた。

そんな中、自らも食糧管理法を適用する裁判を担当していたある裁判官が、
食糧管理法による配給だけで生活し、
栄養失調のため、餓死してしまった。
1913年に生まれ、1947年に亡くなった、
小山良忠である。

ほかにも、同様に餓死した人がいた。

東京高校ドイツ語教授 亀尾英四郎
青森地裁裁判官 保科徳太郎

現代の人たちは、このような人の話に、どんな感想を持たれれるだろう?













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