いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

大雪が積もった

2018-01-24 12:12:28 | 日記
一昨日は、全国的な大雪であった。
わたしの住む地域にも、3年ぶりに雪が積もり、積雪20センチとなった。
雪に慣れぬ土地柄なので、大混乱になった。
多くの店が休業となり、どの店に行っても、閉まっているかもしれない、との不安が募った。
夜になり、備蓄のないわたしは、それでも店で食べ物を買わなければならなかった。
カッパを被り、長靴をはいて、出かけた。
20センチの雪!!
歩道には、足跡などなく、わたしが踏みしめるのが初めてであった。
「八甲田山死の彷徨」という映画を思い出しながら、一歩一歩を踏みしめた。
雪を踏みしめると、自分が最初に通る、ということが、実感された。
そこで、次のような、高村光太郎の詩を思い出した。

僕の前に道はない
僕の後ろに道はできる

ほとんどの店は、閉まっていた。
しかし、長く歩くと、コンビニが1軒だけ営業していた。
とてもうれしかった。
喜んで、食物をたくさん買いこんだ。
帰り道、「自分はパイオニアだ」
と思い、誇らしさでいっぱいであった。

そのとき、雪の塊が、どっと落ちてきて、わたしの頭を直撃した。
思わず、次の言葉が口をついて出てきた。

Ouchi!!

お後がよろしいようで。

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