そもそも予定していた花見をこの雨のために延期。それで釣りにいったのが間違いの元だったのだろう。
天気予報で「真冬の寒さ」と言われていた。それでも真冬に「3℃」とかの釣行を記憶していると暖かく錯覚してしまう。
今回は日曜釣行ということで時間の問題もあり嘉襟之川のみ。水郷より30分以上近いので朝が楽である。
そして現地につくといきなり雨。大丈夫,カッパはゴアテックスではない(高級品なので少しもったいない)が東レエントラント(5000円)のもの。激汚れになるからゴアはもったいないんだ。
やはりというかスピナベには無反応。そこでジカリグ。ジカリグに「ダブルモーション」なるエバグリの新しいワーム。なんか釣れそうだったので購入したのだ。
そして怪しそうなカバーにするりと入れる。と,ラインが動き始める。やった,きたぞ....「よっしゃあ」「ドバババババ」。それは50UP楽勝の雷魚だった。
だったのは当然キャッチできなかったから。なんとフックが伸びている。昨年ベイトフィネスで何本も釣って大丈夫だったのに,なまじラインも竿も強すぎるからフックがおかしくなってしまったのだろうか。
そう,ラインはウルトラGT-R20LB。ロッドはいつものフォースグランディス。そして07メタマグ。このタックルセレクトは軽くて,左手ピッチングを容易にしてくれるので重宝しているのだが。
しかしめぼしいアタリはそれだけ。アップダウンの激しい嘉襟之川の護岸や草むらを歩いているとクタクタになってくる。
かくして5時間ほど歩きまくったころ,やはり根がかり。水郷と異なり水面までかなり距離があるのでラインパワーで回収するしかない。
いつものように十分にラインを引き出し,ラインのみを手袋に巻きつけて回収した...つもりだった。が,しかし,「ボキ」という嫌な音。竿が折れたのか
竿は折れていない。しかし,リールが巻けない。まったく巻けない。
この時点で釣りは終了し,速攻帰宅。近所のベリーに持ち込んでリールを診てもらうと,やはりスプール軸が曲がっていた。そしてピニオンギアまでもが破損。
いままで,タックルの取り扱い,とくに根がかり回収には気をつけてきたが,寒さで手がかじかんでいたのか,感触が少しおかしいことに気が付かなかったのか,はじめてスプール軸をひんまげてしまった。
おそらく部品交換などでしばらくメタマグの出動はないだろう。
代わりのスコーピオンXT,赤メタを,いままで以上に丁寧に扱おう。そして,もしかすると,ウルトラGT-R20LBという破壊的に強いラインについては,ランクを落として16LBにするのもありかもしれない。糸が切れる方がマシですよ。
なお,写真は釣り場近くの蕎麦屋でヘルシーな「野菜そば」をやっと見つけたのでその写真。他の写真を撮影する余裕がないぐらい集中していたというか,バカだったというか。
次回,天候悪化の際はいさぎよく出撃停止だ。単なる雨というより,本当に手がかじかんだものなあ。カッパのおかげで濡れはしなかったけどね...。