去年Bloomingtonに来たのが8月16日。それから一年が過ぎ、今年の新入生が入ってくる時期になりました。私も言語学科に入ってくるある院生のmenter(面倒見役)を引き受けて、多少の世話をしました。
水曜日には入学の2か月前に一度Bloomingtonを訪れていた私と違って、地理に全く不案内なその学生と一緒に初日のオリエンテーションのセッションに出ました。去年も聞いたはずの留学生センター(Office of International Service)の副センター長が冒頭の挨拶、2年目となって英語を聞くのにも慣れ、新入生がもらうさまざまな資料に気をとられることもないので落ち着いて話を聞きました。
「皆さんは今日、ここにたどり着いて入学の機会を迎えました。祖国から遠くこのBloomingtonにたどり着くまで、どれほどの苦労を重ね、さまざまな人からどれほどの支援を受けて来たか、思いを馳せてみてください。そのことを考えると今日は特別な日だとは思いませんか」という話。その朝のセッションは人数が少なめで30人ほどの参加でした。私が一番感銘を受けていたかも。自分を送り出してくれた人たちへの感謝を新たにして、精一杯頑張らないと、という思いを新たにしました。同じことをもう一度経験するのも、当時は夢中で気づかなかったことに気づいたりして、悪くないものです。
そこでも説明があったのですが、留学生の人数についてここで報告します。さらに興味がある方は、以下の留学生センターのデータページで詳細をごらん下さい。
http://www.indiana.edu/~intlserv/
私が入学した2005-2006年度の留学生はBloomingtonキャンパス全学生の8.78%にあたる3,318人。圧倒的に多いのがアジアからの留学生で、これまた圧倒的なのがその1/4強の868人いる韓国人。日本人は全体の5位の159人。これは大学院も学部も合わせての数字のはず。言語学科には現在日本人の院生が4人ですから、まあ多いほうでしょうか。
写真はBloomingtonの市バスの車内の表示。非常口などの情報が英語とスペイン語で書いてあります。このように2言語で書いてあるものはけっこう珍しく、多くは英語だけです。バスも半数は英語だけ。英語が分かるのが前提の留学生のために別言語の案内表示を用意するはずもなく、日本語はもちろん、韓国語の案内を見ることはありません。
menterとしての私は細かい失敗がいろいろあって、去年受けた恩を十分返せていないかも。たとえば「生活を始めるにあたってかなりお金がかかるので、安全のためにトラベラーズチェックで持ってくるべし」ということを伝えていなかったとか。今日も「学校のメールアカウントが開通しない間はKinko'sが使える」と伝え忘れたことを思い出しました。自分の経験では、いちおうふつうに生活できる体制を整えるだけでもかなりのエネルギーと時間がかかりました。その段階を切り抜けるのも「留学」の一部ではないかと思います。明日からは自分の仕事も始まるし、今後は頼まれたら手を差し伸べる程度にして、様子を見守ろうと考えています。
水曜日には入学の2か月前に一度Bloomingtonを訪れていた私と違って、地理に全く不案内なその学生と一緒に初日のオリエンテーションのセッションに出ました。去年も聞いたはずの留学生センター(Office of International Service)の副センター長が冒頭の挨拶、2年目となって英語を聞くのにも慣れ、新入生がもらうさまざまな資料に気をとられることもないので落ち着いて話を聞きました。
「皆さんは今日、ここにたどり着いて入学の機会を迎えました。祖国から遠くこのBloomingtonにたどり着くまで、どれほどの苦労を重ね、さまざまな人からどれほどの支援を受けて来たか、思いを馳せてみてください。そのことを考えると今日は特別な日だとは思いませんか」という話。その朝のセッションは人数が少なめで30人ほどの参加でした。私が一番感銘を受けていたかも。自分を送り出してくれた人たちへの感謝を新たにして、精一杯頑張らないと、という思いを新たにしました。同じことをもう一度経験するのも、当時は夢中で気づかなかったことに気づいたりして、悪くないものです。
そこでも説明があったのですが、留学生の人数についてここで報告します。さらに興味がある方は、以下の留学生センターのデータページで詳細をごらん下さい。
http://www.indiana.edu/~intlserv/
私が入学した2005-2006年度の留学生はBloomingtonキャンパス全学生の8.78%にあたる3,318人。圧倒的に多いのがアジアからの留学生で、これまた圧倒的なのがその1/4強の868人いる韓国人。日本人は全体の5位の159人。これは大学院も学部も合わせての数字のはず。言語学科には現在日本人の院生が4人ですから、まあ多いほうでしょうか。
写真はBloomingtonの市バスの車内の表示。非常口などの情報が英語とスペイン語で書いてあります。このように2言語で書いてあるものはけっこう珍しく、多くは英語だけです。バスも半数は英語だけ。英語が分かるのが前提の留学生のために別言語の案内表示を用意するはずもなく、日本語はもちろん、韓国語の案内を見ることはありません。
menterとしての私は細かい失敗がいろいろあって、去年受けた恩を十分返せていないかも。たとえば「生活を始めるにあたってかなりお金がかかるので、安全のためにトラベラーズチェックで持ってくるべし」ということを伝えていなかったとか。今日も「学校のメールアカウントが開通しない間はKinko'sが使える」と伝え忘れたことを思い出しました。自分の経験では、いちおうふつうに生活できる体制を整えるだけでもかなりのエネルギーと時間がかかりました。その段階を切り抜けるのも「留学」の一部ではないかと思います。明日からは自分の仕事も始まるし、今後は頼まれたら手を差し伸べる程度にして、様子を見守ろうと考えています。