語呂合わせの『いい夫婦の日』を34回も過ごしてますが、
いい夫婦であったかは疑問の残すところです。
でも、紆余曲折の中で34年も過ごせたということは、
やはり何か惹かれあうことがあるからなのかなーと
このごろ深く考えてしまいます。
私達夫婦は共に暮らした日数を積算すると実績15年にも満たないかもしれません。
千葉で生活するようになってから、その実績の穴埋めのように密な生活に戸惑いを感じてます。
だから一緒にいることが苦痛の時もありましたが、この頃少し慣れてきたみたいです。
職場でいやなことがあっても、彼に詳細まで言わなくてもそばにいるだけで癒されてるのでしょうね。
そして、それを察っしたかのように茶碗を洗ってくれた、夫の後ろ姿に涙が出そうになりました。
そうなんです、いい夫婦とは少し愛しただけでいいのです。
そんな少しの愛がきっと長続きする秘訣なのでしょうね~
今朝、散歩中に銀杏の木を見て、同じ一本の木で朝日があったったとこと当たらないところ、
角度を変えて撮ってみると、まるで違う木みたいです。
陰と陽が隣合わせで、私の人生を見せてくれているようでした。
そして同じ場所なのに、違う景色で、そこにはいろんな生き方が見えました。
長年こうして時を過ごしてきたのでしょうね。
もうすぐ終わる秋の澄んだ空気ののなかで、
「陰と陽の隣合わせでいいのよ。」と静かに語りくれた銀杏の木でした。