オズ美容室オーナーのコーヒータイム

オズ美容室オーナーの日常日記

忘れもの

2009-11-25 00:02:32 | 

11月23日は勤労感謝の日でしたね。

だからと言うわけでもないですが、忙しく働いてる夫の労をねぎらう為に
福島県の高湯温泉に行ってきました。
前日の予約ですし三連休のさなかと言うこともあり、本命の宿は満室でした。
やっと取れたのは、今回はじめての旅館「高原荘」でした。
宿泊料が低価格なので、多くは望まないつもりで、
ただ大好きな硫黄泉と乳白色の湯につかりたい思いで出かけました。

「高原荘」は、一言に昭和を思い起す様なローカルな宿でした。
シャワーはないし、洗面所はお湯が出ないと、当初は驚きましたが、
白濁の湯に身をゆだねていましたら、このローカルさに忘れてしまっていた
子供の頃の情景が脳裏によぎり、じわじわとローカルな時間に心地よく
浸っていく自分がありました。

最近TVにて『日本人の忘れもの』と題し特集していましたが、
私も遠くに忘れて来た物を思い起こさせてくれました。
何でも便利になっている現代ですが、子供の頃の不自由な生活を
不自由とは感じることもなく、何かと工夫をして生活したものでした。

「高元荘」の風呂場で桶にお湯を汲んで体を洗いながら、
子供の頃はシャワーなどなく、たらいに洗い湯をあらかじめ汲んで
そのたらいの湯を、こぼさないように大切に使った事を思い出しました。
そして、もし私の子供達がこの状況を感じたら、
文句たらたらだろうな~とか、
私がこうした状況をここちよく受け入れられるのは、
加齢になったからかな?などと一人湯船の中で苦笑いしてしまいました。

。。。。部屋には炬燵が。。。。。。

 
炬燵に入って夫はゆったりしてました。

アットホームな雰囲気に、自宅でくつろいでるような気分になりましたよ。
施設は手入れが行き届いていたし、廊下の段差にはつまずかないように
蛍光シールがはってあるなど、細かな気配りがあちらこちらにありました。
そして、食事も山菜を中心とした料理でお酒も進み美味しくいただきました。
家族ぐるみで経営されていて、皆さん気さくな方でとても居心地が良かったです。

次の日も夕方まで部屋を借りて、二人で静かな雰囲気の中
忘れてしまっていたスローな時間に浸りマッタリと過ごしてきました。