夫と『剱岳 点の記』を見てきました。
夏休みに入ってたので、映画館はもの凄く混んでて、
あまり良い席は取れませんでした。
それでも久々に映画の映像に魅了されてしまいました。
夫も同じ事を言ってました。
装備などおぼつかない時代に、
果敢に挑んだ先人に、頭が下がる思いでした。
そして剱岳に行ってみたくなりました。
映画を見ながら、自分のしていることの意味を考えてみたり、
無意味だろうと思われることでも、遂行しなければいけない、
そんな時代背景にも憤慨したり、
自然の無常さを感じました。
私は歴史に残るような人生を歩んできたわけでは在りませんが、
自分の人生を重ね合せてしまいました。
そんな思いを詩にしてみました。
(どうせのろけと思ってる方は、ここでお帰り下さいませ~)
・・・・・頂のむこう ・・・・・・・・・・・・・
はちきれそうな若さの時
朝もやにけむる 頂きになにがあるのだろう
不安を胸に 二人で登り始めたの
息切れで苦しかった
歩けないと涙した
雪に足をとられ 後悔したあの日
雨に冷えるからだを 投げ出したくなったとき
雲海に 感動したとき
息づいている自然に 勇気つけられたあの日
いくつも いくつも 苦楽を共にしながら
あなたに 守られながら
時には 叱咤されながら
あなたの側で 私をさらけだしながら
それでも登ってきたの
登る意味を問うてみたとき
緑の風に 埋もれたとき
過ちの道を たどったあの日
突風にふらついたとき
朝焼けに心奪われたとき
愛に包まれながら 登ってきたあの日
あー頂は 何と遠いのだろう・・・・・・
まだ見えていない あの頂の向こう
苦しく 悲しく せつなく
頂の向こうには 幸ありと信じて
登り続けるの 頂の向こう目指して
もう はちきれそうな若さは無いの
ゆっくり ゆっくり 登ろう
もやの晴れ間を縫って
まだ見えない頂の向こう目指して
夕日のぬくもりに包まれながら
愛ある限り・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おまけの映像
新婚の頃の二人です。
初心を忘れぬように、免許証入れに忍ばしています。
ちなみに、夫が着てるベストは私が編んであげたものです。フフフ
あ~ら、のろけと知りつつ、また最後まで見たんですね
お粗末様でございました~